人参の必要性

人参の必要性について問いたい。

本当に必要なのだろうか?

思い返してみると、料理に人参が入っていて嬉しいと思った事は一度もない。カレーを作る際、玉ねぎは必須であると言えるが人参はどうだろうか?入っていなくても気にもならない。というか、入っていない事に気づかない事すらあるだろう。そもそも、カレーの起源とされるインドカレーではレシピにもよるが人参は基本的に使用されていない。

味も特有の風味や食感がある訳でもなく、数多ある食材の中で没個性的に混ざり込んでいるだけだ。強いて言えば甘味があるが、これも特筆する程のものでは無いだろう。オレンジ色を活かして付け合せとして彩りを華やかに、なんて使い方もあるがそんなの食材として本末転倒だろう。色素で飯が食えるか?本質を見極めろ。学生時代、同じグループに属してはいるが特に目立つ訳でもなく面白い発言をする訳でもないがなんかいつも居る奴ってどこにでも居たと思うが、まさにそいつと同様の存在だと言えるだろう(それが悪いって事では無い)。

野菜の中で人参が一番好きな人って居ないんじゃないだろうか?しかし、それを言い出すとズッキーニが一番好きな人も居ないだろうし、ブロッコリースプラウトが無いと生きられない、なんて人も居ないかもしれない。ただ、あくまで一般的な、言い換えれば高頻度で食卓に上がる様な野菜の中で言えば断トツで重要度が低いだろう。端役のような存在だ。なんたってメインで使用される料理で一番有名なものが「人参しりしり」だ。「しりしり」って…。おケツかよ。恥ずかしいと思えよ。

β-カロチンが豊富って言われるが…、まあ、そういう栄養的な事を言われると勿論大切な事だし口を噤んでしまう感も否めない。ただ、ここまで書いたが別に俺は人参が嫌いな訳では無い。無論、好きな訳でも無い。ただ単に「人参は本当に必要なのか?」と思っただけだ。思考が停止したままでこのまま人参を食べ続けるのか?ここで大切なのは減収増益の考え方だ。無駄なコストを排して利益を増やす。人参は不必要な物なのかもしれない。人参が入っていない方がもしかしたら美味しいのかもしれない。人参の代わりに別の食材を使った方が美味しいのかもしれない。そうやって旧態依然の固定観念に疑問を持つ事が大切なのだと思う。人参とは、哲学だ。

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