むかしむかし(8-50)
4月半ばに発表される「本屋大賞」候補作品が発表され、未読で図書館所蔵のものを順次読んでいこうと思います。
昨日読み終えたのは、青柳碧人氏の作品です。
鬼退治。桃太郎って…えっ、そうなの?大きくなあれ。一寸法師が…ヤバすぎる!ここ掘れワンワン埋まっているのは…ええ!?昔ばなし×ミステリ。読めば必ず誰かに話したくなる、驚き連続の作品集!(「BOOK」データベースより)
雑誌「小説推理」に掲載された「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編が収録されています。
表紙からもわかるように、どの作品も皆がよく知っている昔話をベースにしています。今だと某携帯会社が主人公として使っている人物も登場です。
著者の作品は初読みです。昔話をミステリー仕立てにしたところは、やはり今風の作家さんなのでしょう。軽く読める作品集です。
私としてはもう少し重厚なものが好きですね。
最後に本屋大賞候補作品を挙げておきますね。(発表順)
『線は、僕を描く』砥上裕將(著)講談社
『店長がバカすぎて』早見和真(著) 角川春樹事務所
『夏物語』川上未映子(著)文藝春秋
『熱源』川越宗一(著)文藝春秋
『ノースライト』横山秀夫(著)新潮社
『むかしむかしあるところに、死体がありました。』青柳碧人(著)双葉社
『ムゲンのi』知念実希人(著)双葉社
『medium霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼(著)講談社
『ライオンのおやつ』小川糸(著)ポプラ社
『流浪の月』凪良ゆう(著)東京創元社
この記事が参加している募集
いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。