竜の道(30-50)
covid-19の影響で、4月スタートのTVドラマのほとんどが撮影の延期により放映できなくなっていますね。
昨日読み終えた作品も4月スタートのドラマの原作で、著者の白川道氏の急逝により未完となった作品です。
義父母をはじめとした世間から虐げられてきた双子の兄弟、竜一と竜二。クソのような人生とオサラバするために嵐の夜、完全犯罪を決行する。胸に秘めた復讐を果たすべく、弟はエリート官僚の道を選び、兄は裏社会の力を味方につけた。双頭の竜が修羅の幕を開ける。(「BOOKデータベース」より)
巨額詐欺事件を首謀した竜一は50億の金を残し、ブラジルに潜伏した後、整形手術を施し東京に舞い戻った。一方、官僚となった竜二は、その金を150億もの資産にし、兄を待つ。狙いは、少年期の二人を地獄に陥れた巨大企業を叩き潰すこと。バブル前夜のその夏、金と才覚を生かす兄弟の熾烈な復讐が始まる。著者の絶筆作にして、極上エンターテイメント。(「BOOK」データベースより)
TVドラマになるということ、主役の兄弟が玉木宏さん、高橋一生さんが演じられるということで読み進めました。
ドラマ的にはWキャストですが、第1作飛翔編は物語の大半が兄竜一の活躍が際立っています。金融や裏社会に疎い私ですが、竜一の頭の切れには本当に目を見張ります。
未完になった昇竜編は極みに到達しようかというところで、頼みの綱に異変があり、兄弟の今後がどうなるのかと気になるところで終わっています。
ドラマではどこまで描かれるのかわかりませんが、玉木さんが憎いくらいの役どころをいかに演じるかが鍵になるものと思われます。
ページ数で言うとかなりの長編でしたので、もう少し時間がかかるかと思いましたが、やはり読み進めると先が気になって、休憩するところを決意(笑)するのに困るほどでした。
手持ちの本がなくなりましたので、また予約している本の順番待ちの日が続きそうです。
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