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読書備忘録

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2023年9月の記事一覧

望月麻衣「満月珈琲店の星詠み」シリーズを読む

こんにちは。夫はゴルフで早々と出かけたので、のんびりとしていたらあっという間に時間が過ぎていきます。出かける用事もあるのにと、慌ててこのnoteを書いています。 今日はここ数日読んだ望月麻衣さんの「満月珈琲店の星詠み」シリーズを紹介します。 この本を読んだ理由 私がInstagramでフォローしている方が、最近読んで良かったと投稿されていました。私が通う図書館ではシリーズのうち3冊があったので、4冊目はリクエストして、まず3冊借りてみました。 読んだ本の紹介 出版社

じわり、たゆたうように心に届く物語

こんばんは。今日は色々と用事をしていたらこんな時間になってしまいました。 昨日なかなか読めなかった川上弘美さんの作品を読み終えました。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 講談社 発売日 ‏ : ‎ 2023/8/24  単行本 ‏ : ‎ 296ページ この本を選んだ理由 以前から著者の作品が好きで、発売されると手に取っています。 あらすじ 感想 著者の「センセイの鞄」「水声」「3度目の恋」などが好きな私。 この作品も嫌いではなかったけれど、コロナを背景

恐ろしくも暖かい百物語

少しずつ秋を感じるようになって、私の身体も反応しているようです。今朝はいつものようには起き上がられず、ジムに行こうと思っていたのですが、午後の予定をこなすため、午前中は家で過ごしました。 昨日までなんとか積読となっていた図書館本をこなしてきました。 今日紹介するのは宮部みゆきさんのライフワークとなった百物語シリーズ第9作です。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : KADOKAWA  発売日 ‏ : ‎ 2023/7/28 単行本 ‏ : ‎ 464ページ あらすじ 感

米澤穂信氏新シリーズ「群馬県警葛警部」

こんにちは。敬老の日、いかがお過ごしですか?私はいつもと変わりませんが、早朝からラグビーW杯対イングランド戦に負けたのは残念でした。 さて今日は直木賞も受賞された米澤穂信さんの新刊を紹介します。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 発売日 ‏ : ‎ 2023/7/25 単行本 ‏ : ‎ 280ページ この本を選んだ理由 出版社のメールで強くプッシュされた作品でした。 あらすじ 感想 著者の「古典部」シリーズからのファンなので、『黒牢城』で直木賞

トンデモ精神科医・伊良部、復活!

おはようございます。昨夜は夜更かしして夜中の2時に寝たのですが、元々ショートスリーパーなので、8時には起きて洗濯を済ませ、軽くお茶を飲みPCに向かっています。 昨日この本を読み終えました。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 発売日 ‏ : ‎ 2023/5/11  単行本 ‏ : ‎ 272ページ この本を選んだ理由 奥田英朗氏の人気シリーズもはや17年ぶりとあって、これは読まねばと図書館に予約、やっと読むことができました。 あらすじ 感想 相変

「本好き」たちの無知な傲慢さを憎む著者

おはようございます。昨日はかなり雨が降りましたが、やっと今の時間になって止み、今日の午後は雨に遭わずに済みそうです。 さて昨日主治医にも話しましたが、ここのところ読書が快調に進んでいます。そんな中この作品を読んで、自分の読書を考えさせられました。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 発売日 ‏ : ‎ 2023/6/22  単行本 ‏ : ‎ 96ページ この本を選んだ理由 芥川賞を受賞した作品であること、著者が重度の障害を持っておられることが決め手とな

沢村ヒトミ40歳、14コ下の後輩に恋をした

こんにちは。今日は診察等もあって記事の更新がこの時間になりました。 今日も読み終えた作品を紹介します。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 発売日 ‏ : ‎ 2023/8/28  単行本 ‏ : ‎ 160ページ この本を選んだ理由 以前から益田ミリさんの作品が好きで、目に付くと読むようにしていました。今回の作品は文藝春秋社からのメールで、発売前から知り、大人のラブストーリーということで、韓国ドラマを観るように興味津々でした。 あらすじ 感想 考

愛って、教育って、子どもためって

こんにちは。久しぶりに朝から太陽の日差しが降り注いでいます。予報も夏に逆戻りのような最高気温。体調管理が難しいですね。 さて順調に本を読んでいる毎日、昨日はこの作品を読み終えました。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 双葉社 発売日 ‏ : ‎ 2023/7/26  単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 352ページ この本を選んだ理由 私たち夫婦にも2人の息子がおり、一応受験という大きなイベント(?)を親子で経験しました。作品の帯で登場人物の一人が東大合格を目指

コンビニ経営、その光と影

おはようございます。今朝は朝読書を1時間半してスッキリした私。 積読本が1冊1冊と減っていくと気持ちが良くなり、読書熱が戻ってきた気がします。 今日はそんな中フォレスト出版が手がける日記シリーズの1つを読んだので紹介します。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ フォレスト出版 発売日 ‏ : ‎ 2023/8/9  単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 208ページ この本を選んだ理由 郊外型の大型スーパーが出現し、過疎化により個人商店が次々と閉店に追い込まれ、い

物語の種

おはようございます。急に涼しくなって、また頭痛に悩む日々がやってきました。気圧の変化が原因と思います。 さて、今週はBL文庫「わたしの幸せな結婚」読み終え、さらにこの作品を読みました。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 発売日 ‏ : ‎ 2023/5/24 単行本 ‏ : ‎ 272ページ この本を選んだ理由 コロナ禍で、作家さん達も苦しい時期にいろんな工夫をして物語を綴ってこられました。私たち読者はその恩恵を今こうむっています。 あらすじ 感想

読んで旅する海外文学

こんにちは。台風がいくつも発生し大雨のところも出てきました。どうかお気をつけください。 さて昨日の午後、この本を読みました。 コロナ蔓延以降、旅行に行けていない私たち夫婦。こんな作品でも読んで、旅の気分を味わえたらと図書館から借りてきました。 この紹介どおり、著者が実際に訪れた国にまつわる本は、分野にとらわれず、また翻訳の関係でその国と関わりのある外国の方の作品だったりと、私としては初のものばかりでした。 こう著者に語らせる作品が数多くあるというのも寂しい限り、地方で

私たちはこの世界に生きている

こんにちは。今週も始まりました。私は9月に入って、わずかな時間ですが、朝読書ができています。 今日読み終えた作品を紹介します。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 発売日 ‏ : ‎ 2023/5/29 単行本 ‏ : ‎ 288ページ この本を選んだ理由 直木賞作家の著者の作品をしばらく読んでいませんでした。本作を図書館で見つけ、帯に惹かれて読むことにしました。 あらすじ 感想 パラレルワールドというものに、なかなか入り込むことができず、中盤

語り草となった大事件、その真相は?

おはようございます。土曜日の朝、いかがお過ごしですか? 私は久しぶりに早起きして、本を1冊読みました。以前書きましたが、なかなか読み進めることのできない2作品は置き、新たに読み始めたら、この作品はすんなり読むことができました。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 発売日 ‏ : ‎ 2023/1/18 単行本 ‏ : ‎ 272ページ この本を選んだ理由 著者がこのところ多くの賞を受賞し、さらにこの作品で第169回直木三十五賞・第36回山本周五郎賞を受賞し