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秋田県の企業をDXしてみたら…#1

皆様、お世話になっております。
自称秋田観光大使と申します。

本業はCTOをやっておりまして、
その傍ら自称秋田観光大使としての活動を行なっております。
ので、今回は少し本業の方の話をお届けできたらと思っております。

今日、世間一般的なマーケティング用語として活用しております、
「DX」という言葉がございますが、まず日本市場においては、
この用語定義がバラバラになってますので、そこから少しチューニングさせていただければと思います。
と言うのも、あくまで持論ですが、DXとは本来であれば、

<DXとは>
事業の目的に対して、データを軸にしたoutputでどのような定量的な変化がみられたかを観測し、その結果を向上させるためにさらにoutputを調整できる仕組み作りのこと。

自称秋田観光大使の持論

だと経験的には感じております。
ただし、今の日本市場では、

DX = データを貯めること

自称秋田観光大使の持論

なため、非常に個人的な違和感を感じております。
そして、ただでさえ上場企業等が議論している「DX」が、
本来のあるべき姿と日本市場の姿との乖離が発生しているのにも関わらず、
地方の場合、よりハードコアなプレイが要求されます。
ので、いくつか地方においてのDXとは何かを現段階で感じたことや思ったことを率直にシェアさせていただければと思います。
※現在進行形なので、
学びがあれば都度#2, #3という形で発信できたら良いかと思います。

地方企業をDXしようとした場合の地方ルールについて

<前提>
「とある地元の老舗企業」ぐらいまでファジーにさせていただいたうえで、
述べさせていただければと思います。
また、
DXについての具体的詳細説明は、別の機会に記事化させていただきます。
ので、一旦、地方での状況について、述べさせていただきます。


まず、地方においてまじめにDXしようとすると、
当然ですが該当する会社のコーポレートサイトを見ますが、
今回、DXを進めている会社さんについては、そもそもありませんでした。

色々、他社についても見たのですが、
地方の企業ではコーポレートサイトがあったりなかったりするので、
仮に地方の老舗DXは、そこからのスタートになるかと思います。

ちなみに余談ですが、コーポレートサイトの云々について、地方の場合、
正直ツーカーで仕事が回っているため必要ないという社長さんがほとんどな気がします。

ので、地方のDX第一歩としてサイトの作成から始まります。
ここからは善意でのアドバイスですが、
決して地方の老舗企業のコーポレートサイトを自ら営業して作成しようとはしない方が良いかと思います。

というのも、
地方の老舗企業は○代目が多く特に事業ではなく家業の方々が多いです。

ので、会社についての資料等は、
ご実家に伺っていただく等しなければならないです。
経験則的には、資料がない場合が多い気がします。
また、資料の補填として、
社長にヒアリングするのはめちゃくちゃ仲良くないと難しいかと思います。

本筋に戻りますが、サイトを作成していると、
当然老舗企業なので、ベンチャー企業が一番欲しい実績が沢山でてきます。
ので、老舗であればあるほど実績の宝庫で、
認知が増えれば増えるほどより多くの利益が生まれるイメージですが、
ここに地方ルールの罠が仕掛けてあります。

というのも、
先ほど記載させていただきました、
「地方の場合、正直ツーカーで仕事が回っている」というのが、
この老舗の武器である実績がサイトに記載できないのです。

簡単に説明すると、地方の会社では、
ある程度人間付き合いなどの好みの問題で、お仕事をいただけている現状があります。よって、実績を記載してしまうと、A社とB社が不仲だった場合、
関係値が悪くなる可能性が発生するのです。

よって、
実績が記載できない面白い老舗コーポレートサイトが完成します。
これが、地方DXの第一歩です。

次回は、
「既存事業のDX化はあまり求めていない」
について記事化できたらと思います。



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