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青ヶ島での滞在の記憶をホカホカなうちに言語化したい

2023年12月13日〜21日の9日間、東京都青ヶ島村にお試し移住をさせていただいておりました。

前の投稿で10日ぐらいのお試し移住のススメみたいなことを言っていましたが、今回はいい意味で価値観が崩壊するぐらいの刺激を受けたので今のこのホカホカなうちに少し言語化しておこうと思います。
細かい部分は改めて映像やnoteでまとめることにして今回は所感だけ

まず今回参加させてもらったのがAogaIjyuという移住体験プログラム

僕はオブザーブ参加?というか便乗組だったので先入りして先に帰るという日程で計画をしていました。

なので13日〜15日はひとり行動、16日〜21日は移住体験に来ている他のメンバー3人と一緒に行動するという日程でした。

青ヶ島での暮らし前半戦

まずは青ヶ島入りの前日12日のお話。

この日は八丈島に前泊予定でしたので福島から朝一に出て、お昼過ぎには八丈島に着くように計画を立てていました。
しかし、まさかまさかの朝からの強風で第1便第2便の飛行機が欠航、
第3便の最終便は空席待ち状態になりました。
次の日の八丈島→青ヶ島のヘリコプターに乗り継ぐには

  1. 最終便に乗る

  2. 今夜の竹芝→八丈島のフェリーに乗る

  3. 明日の第1便に乗る

※2の船は欠航になっていました。
もしかしたら3パターン全部欠航するかもしれない、
そんな不安もある中、なんとか最終便は条件付きでフライト決行
空席も無事生まれて八丈島の前泊地であるゲストハウス「sasaosou
に宿泊することができました。

八丈島でも青ヶ島の情報収集、居酒屋では「sasaosou」の女将さんと
青ヶ島チャンネルのかえさんが繋がっているという話や、
飛行機が2本欠航になり、ゲストハウスなのにゲスト一人の貸切になったり
伊豆諸島全体の自然の厳しさ、観光地であるのに
アンコントローラブルなことがたくさんある
と感じました。

そして、なんとか青ヶ島にたどり着くことが出来ました。

青ヶ島についてからは
たどり着けないかもの不安と、羽田での長時間待ちの疲れで
少し部屋に引きこもっていました。


ちなみに今回宿泊(滞在)させてもらった場所は、アジサイ荘という場所で
旧館と新館があり、寝泊まりは新館、仕事や自炊は旧館を使っていいということになりました。

最初は何からやろうかな?といろいろ考えていましたが、
まあせっかく1週間も時間をもらって来たのだからゆっくり本を読んだり散歩したり、自然体で青ヶ島の暮らしを感じようと特に予定は入れずにダラダラと暮らしました。
けど、夜はちょうど双子座流星群の極大日ということもあり
2日間流れ星を見に行きました。

雲の流れが早く星の見える場所がすぐに変わる。灯りは遠くの八丈島だけ

そして、最後に船が来てから4日ぐらい経っていたこともあり、
商店にはあまり野菜などの生鮮食品がなく、一人ということもあって
カップ麺を最初は食べていました。

しかし料理をしないと居ても経ってもいられない人間なので
そこらへんに生えている「明日葉(アシタバ)」という葉っぱを取って
食べ始めるようになりました。

山菜の調理などは出雲崎の古民家暮らしでかなりいろんなことをやっていたので割とお手のもので、アク抜きなどの必要がない明日葉はそのままでも食べられるのではないかと思いました。

明日葉のペペロンチーノ
明日葉とウインナーのアラビアータ

パスタばっかり、明日葉ばっかりでも意外と飽きることなく数日間過ごすことが出来ました。

青ヶ島での暮らし後半戦

後半戦はフリーランスの移住体験者3名が島にやって来ました。
僕はリモートワークできる仕事ではないし、どんな関わり方ができるのかなと
最初は心配していたのですが、ライターの方たちやソーシャルな領域でやられている方たちで、多様な価値観を受け入れてくださるようなメンバーでした。

ただ生活力という点では普段東京や都市圏を拠点に生活されている方々で、
青ヶ島の暮らしに少し驚いている様子で、
僕がその間の架け橋になれればなと張り切ってしまいました。

まず3人ともがペーパードライバーということで車を運転できない!ということになり
僕がレンタカーを借りて運転することになりました。
田舎だと車がなければ、生活が難しいのでここはおまかせください!ということで
滞在中2回レンタカーを借りました。

ただ僕でも青ヶ島での運転は驚きの連続で、車の鍵をかけないだけじゃなく、
鍵を差しっぱなしでいいよというなんとも適当な…笑

道は狭くてトンネルでのすれ違いはもはや恐怖!

青ヶ島独特な運転技術がいると思いました。
あと坂道多いので人が多いとアクセルが重くて重くて笑

青ヶ島での運転はぜひ経験してみてほしいです!!

お次は、自炊というテーマ!

飲食店などほとんどない青ヶ島では自炊をしなければ、生きていくのは難しい…
3名の方はあまり自炊しないということでここでも
僕の出番を与えていただき、
なんだかんだ生活力、暮らす力って役に立つのだと感じました。

と言いながらも実際はみんなかなり料理もできるし
気も遣える方々でなんか理想的なシェアハウス状態
になり
ああ、僕が地方でシェアハウスやりたいのって
こんな環境を地方でも作りたいからなんだよな、なんて考えたり。


あとみんなより少し経験値が高かったのは島の人たちの暮らしに少し入り込み情報収集をする力、これはただコミュニケーション力が高いだけというより、暮らしに共感してから少しプライベートなところに踏み込むことで島ならではの情報が返ってくるというもの。

田舎暮らし歴の長さから地域の人がこういった聞き方をしたら喜んで教えてくれるというワードを肌感覚で心得ているのかもしれないです。
ここを言語化するのはまだ少しかかりそうですが、
地域で可愛がられる力って本当に大切なんですよね。

キャラクター的に何もしなくてもおじいちゃんおばあちゃんに好かれる才能を持っている方もいますが、憧れます。

島の暮らしのまとめ

なかなか見れない夕日と天使の梯子

簡単にまとめようと思いながらもまあまあな文字数になってしまいました。
青ヶ島での暮らし。

他の島で暮らした経験がないので一概には言えませんが
船の就航率が極端に悪いという過酷な条件はありますが、
意外と普通の暮らしが広がっているのかも?

なんなら人口が少ないので他の島よりも島民の方たちは忙しくて
とてもじゃないけど、ゆったり島暮らしって感じではない。

内地のサラリーマンほどではないけど、みんなテキパキ動いて
お仕事をたくさんしている印象がありました。

あと、とにかく島の方はお酒をたくさん飲む方が多く、夜になるといろんなところで家飲みが行われ、わいわいガヤガヤしているのがいいところだなと感じました。


というわけで、青ヶ島での暮らしもまあ一般的な暮らしと変わらないと言われれば変わらない。
一人になりたい時は部屋にいればゆっくりできるし、
でも人口が160人ぐらいしかいないので、外に出れば
みんな顔見知りで、物理的な距離も近く
孤独になることはないのかなと思います。

どちらにせよ向き不向きはありつつも、
自分でいろいろチャレンジしたり、人と関わるのが好きであれば青ヶ島暮らしとてもいいのではないでしょうか。

また機会があれば青ヶ島行きたいです!!

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