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早期・希望退職制度が様変わりしている?!業績良い会社での前向きな希望退職制度とは・・

早期・希望退職制度と聞くと、「業績悪化に伴う一斉リストラ」を私はイメージします。

しかし近年では、業績堅調な企業であっても、これらのプログラムを発動する、あるいは「常設」する企業が増えているとのこと。


制度として

業績に関わらず、「社員が選択できる制度を設ける」という事のようです。

実際に制度利用者を募集する企業が増え、働き手に新たな選択肢を示す形での募集に踏み切る企業がもあるようです。

制度の趣旨

近い将来、リストラ対象となり得る40代後半以降の社員に対し、パナソニックも語っているように、早い時期から「選択肢を提示する」。

「会社を出てセカンドキャリアに踏み出すなら、早いほうが可能性が広いだろう」と、退職金を割り増しして新しい道へ送り出す。それを会社側の「親心」とも考えられるとのこと。

会社視点での目的は「中長期視点での人材戦略」のようです。

退職を考えていた人にとっては・・・

普通に退職すると、勤続年数に応じて退職金が支払われます。

(一部、退職金を月額給与に上乗せして支払っている企業もあり、その場合は退職するときには退職金はなし)

当然ですが、退職金が上乗せされることはありません。

制度を利用すると、「セカンドキャリアを考えて・・」と退職すれば、退職金が割り増すということになるようです。

元々退職しようと思っていた方にとっては、ラッキーですね。

裏を返すと

退職金を割り増しして支払ってでも、対象年齢以上の方には退職を促したいのが本音なのかもしれませんね。

給与水準は高く、融通の利かない年代になってきます。

残ってもらいたい方にはこっそりやり取りし、年収交渉に応じたりしてしっかり裏で引き留める。

そして不要な人材を減らしていく・・、とか?(これは私の想像です)

けど制度は希望者のみであり、希望しなければ残ることもできるので、意に反する早期退職はないのかな。

終身雇用崩壊

いずれにしても1社で退職まで会社が面倒みてくれるという時代ではなくなってきている気がします。

会社から一歩出た時に、どんなことを活かして職につくことができるのか。

大きな会社独特の、他社では扱わない独自システムと社内特有の業務フローの業務だけではなく、他社にいっても生かせるスキルを意識して習得していきたいですね。

転職を考えている方も、現時点で転職を考えていない方も、自分の業務と今後のキャリアについて、しっかり考えていきたいものですね。

退職しなくても

転職しなくても、社内で人事異動するだけで、全く異なる業務は習得できます。(異動希望を出し、異動できればですが)

合わなければ、また異動を希望する。

これだけ社員のセカンドキャリアやキャリア構築を考えている会社であれば、異動についても前向きに考えてくれるはずです。

退職しなくても、在籍しながらしっかり活用できてしまいます。

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