株式会社板橋 東京中央支店

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銀行員転職ガイド「https://note.com/bank_of_itabashi/n/n0b378975f96e」の公開の為に始めましたが、なんか筆が乗ってきたので色々書いています。まずはトップから主な記事の紹介をご覧いただければ幸いです。

最近の記事

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主な記事の紹介

2023年11月1日、記事数67、有料記事10まで来たのでこちら内容を一度更新したいと思います。  2023年1月21日現在、記事数が42まで来たのでダッシュボードで全部見ていただくのも不親切ではないかと思い、主な記事のまとめをしたく一つの記事として作成しておきます。 1:有料記事について  有料記事として作成したものについて紹介します。有料にするかの判断は「自分が読者の立場だったとして、金を出しても読んでみたいか」という観点にて、定しております 私がnoteをやりた

    • 「内部留保活用」の何が間違っているか可能な限り考えてみた

      度々盛り上がる「内部留保活用」議論  自民党総裁候補の高市早苗氏が「内部留保の使途明示」なることを主張したことでインターネットにちょっとした論争が巻き起こりました。これは左派政党なども良く主張する議論で、そもそも何が「内部留保」であるのかが難しいのですが、企業の利益が吐き出されずに企業内に滞留しており、そのまま配当、投資、賃上げ等に回らずに死蔵されているからこれを活用しよう、というポジティブな話にも聞こえます。しかしこの話が出る度に詳しい人達からは大体袋叩きにされてこれまで

      • 「決算書を読める」とは具体的に何ができれば良いのか2(融資審査vs投資審査)

         前回の記事(https://note.com/bank_of_itabashi/n/n3d389f44616b)が思いの他反響をいただき、折角なので前回カバーしきれなかった方向を手を伸ばしてみたいと思う。具体的には融資の場合と投資の場合を例に挙げて着眼点の違い等について見ていきたいと思う。  それぞれの見方の比較に入っていく前に、前提となる話を。例えば「在庫が多い」という時、何に対して多い・少ないを言えばいいだろうか。例として、在庫1億円のA社と10億円のB社とがあった時

        • 「決算書を読める」とは具体的に何ができれば良いのか

          「最近の若いのは決算書も読めない奴が多くてさ~」 というツイートが流れてくるのを見たのですが、今から10年以上前にも現場で同じことを言われているのを聞いたことがあり、霊感によれば20年前にも言われてたんじゃないかという気がしてきました。 「読める」とは何なのか  ところで、そもそも「決算書が読める」とは何なのでしょうか? そら「けっさんしょ」という漢字は読めるでしょうし、数字を読み上げる事でもないでしょう。黒字ですね!とかも、まぁそら見ればわかるでしょう。多分そういうこと

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          令和6年新卒が本当にコスパ定時退社戦略を実践した時、何が起きるのか

          字数が勿体ないので早速始めていきます。さぁ、上司や先輩にブチかましましょう。 「そんなコスパ悪いことやってられません!定時なので帰ります!飲み会?残業代出るんですか?資格は時間外出ないのでやりません!!!」 さて、どんな詰められがあり怒号が、あるいは物が飛ぶでしょうか … 多分ですが、何も起こりません。 「そっか〜今風だね!お疲れ!」 何ならちょっと優しくされます。凄い。これでコスパ悪い仕事は避けつつ職場で楽までできますね。  何故こうなるか。仮に令和の世で「叱

          令和6年新卒が本当にコスパ定時退社戦略を実践した時、何が起きるのか

          何故大企業の新規事業は失敗するのか

           大企業の弱点は事業の硬直性、ベンチャーの弱点は資金力のなさであるとするなら、その双方の弱点を補い合う座組として大企業の新規事業というものがあります。事業領域を自由に設定しつつベンチャーの欠点である金や人を強力に投入可能なのです。表面的には極めて強力に見えませんか?  一方で結果だけを見ると大企業の新規事業はあまり筋が良くないことが多いのは皆さんも感覚的にご存じではないでしょうか。その通り、実際にその様な結果になっています。 この表面上とても優れた取り合わせが実際には上手

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          何故大企業の新規事業は失敗するのか

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          企画職で昇進する為の7つの条件

           サラリーマンにおいては生涯年収を大きく左右するだけでなく、例えば大きな成果を得たり権限を持って仕事をする為にも前提条件となるのが人事評価、そして昇進。この条件は職種によって様々ですが、例えば営業職であれば圧倒的に数字ができること、事務職であれば事務が正確で全体を俯瞰できること、専門部署であれば当該分野の資格を取得すること等様々です。  そんな中で所謂「企画」部門においては外部から一見した所ではその要件は謎に包まれています。というのも、企画部門では営業の様な成績の数字も、特

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          企画職で昇進する為の7つの条件

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          何故新卒採用が廃れつつあるのか

          新卒採用の終わりの始まり  最近話題になったのが3メガバンクの中途採用比率が5割に迫り、特に三菱は6割、との記事。金融機関と言えば、伝統的に内向きの文化の中、中途採用には及び腰なイメージがあり、IT等一部部門を除いては新卒信仰が強かった所が、ここまで来たかという印象がある。私の知る幾つかの業種ではこの数年前くらいから先行して、この程度のこの新卒/中途採用比率が一般化しつつあったこともあり、日本の労働慣行上伝統であった新卒採用について全体とは縮小しつつある様に思う。この背景と

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          何故マネージャーにならないと給与が上がらないのか

          マネージャーにならなくても高い報酬を受けるべきではないか  日本では偉くなって給与を上げる方法が管理側に行くことしかないから、スペシャリストが冷遇されている…  近時やや見直しは入りつつあるものの、これは実態としてはその通りで、昔営業だった自分もこれはどうにかならないかなと思っていました。と、いうのも、営業というのは業績の個人差が大きいので、平均の倍やる営業というのは結構ザラにいますし、凄くなると3倍とか5倍みたいな人材もいる訳で、じゃあ必ずしもマネージャーにならなくても

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          テレワークの蜜と毒

           テレワーク、家で仕事をすること。コロナウィルスの出現前から概念は存在した物の、それが自分事になるとは思われていなかった節がある様に思われますが、未曽有のウィルス危機と共にそれは一気に顕現することとなりました。それから3年の時が流れ、まさかのテレワーク最先鋒と思われていたgoogleやapple等の所謂テック最大手やゴールドマンサックス、テスラ等のトップランナー企業がテレワークを縮小/廃止したのを皮切りに、JTCもこの流れに追従して出社率は再び増加。社会全体でも出社率は上昇に

          銀行業務検定は本当に役に立たない資格なのか

          「銀行から一歩外に出たら全く役に立たない銀行業務検定を取らされ…」 これは銀行員時代、必須資格試験として受験させられる「銀行業務検定」について仲間内で良く出た話。というのも、資格としての同検定はTOEICや簿記の様に資格単体として認知されてはいない為、もっとその手合の資格を必修にしてくれ…という趣旨で言われることであった。 あれからX年、今にして思えば銀行業務検定に関する当時の思いは一面では正しいが、一面では誤っていた。またその切り口から学習ということについて少し見えてき

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          30代の読書について

           「まず今日は自由に発言して議論を発散させましょう。一旦収束の事は気にせず、それは明日やればいいんです」 何かブレストをする際、大体こんな風に始ることが多い。まずはなるべく自由に発言して出てきた内容をまとめ、一旦出し切った所からまとめの作業を始める、議論の一つのやり方で一般的な光景かもしれない。  これはブレスト・会議のやり方の一つであると同時に実は人生の過程、最近は特に読書に関しても同じではないかと思う。即ち年齢毎の読書の内容ややり方においても発散させる場面と、その後に

          中年男性の趣味が喫茶店になった日

           「いらっしゃいませ」 早朝、客も疎らな時間、開店したばかりの喫茶店内は心地よい静寂に包まれており、食器やカップの重なる音、時たまコーヒーを注ぐ音やパン焼き機の完了サインが響いている。  「お待たせしました。クロワッサンとホットコーヒーになります」 朝一のパンは焼立て。温めでも十分美味いのだが、どうしても焼立てにしか出せない味というのはあり、噛みしめた時のパリっとした質感と共に歯が生地に沈んでいく感触はえも言われぬものがある。特に冷え込んだ朝、ホットコーヒーが喉を下りていく

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          コンサルはどうやってクソPJをねじ込んで会社を滅茶苦茶にするのか

           以前、noteにて「コンサルに潰されない為の正しい付き合い方」という記事を書いたのですが、その際に冒頭で  https://note.com/bank_of_itabashi/n/n938ff6b0a0c8 「御社をつぶしたのは私です。 ~コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする」という本を紹介しました。 これも非常に示唆のある内容で良いのですが、作者は米国人のカレン・フェラン氏で、紹介される事例はほぼ米国の物です。近時、日本でも起きている類似の事例としては某地

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          「飲み会に行かない奴は仕事ができない」は本当か

          飲み会に行かない「から」仕事ができないなんてことはない  「最近の若い奴は~」で出る老害トークの筆頭。飲み会にも来ない可愛げのない若い奴らはいざって時に助けて貰えなくて云々かんぬん~というのがある。突然だが反例を挙げたい。私の初任店にいたNさんは飲み会に全然来ないのに滅茶苦茶な数字を叩き出して一足飛びで上に登って行った伝説の先輩だった。彼には飲み会なんて必要なかったし、なので私個人としては飲み会に行かないと仕事ができない~なんて言うつもりはない。  が、一方で、職場で飲み

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          何故フレームワーク分析は役に立たないどころか害になるのか

          「このSWOT分析、Tが空欄じゃないか。ちゃんと何か考えて埋めないと。」 これは当時銀行員だった私が稟議の添付書類について上司からお𠮟りをいただいていた一コマ。SWOT分析というのはStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの要素の頭文字を取っており、これら4つの視点から事業環境を整理する分析の方法の1つ。こういうのは沢山あって「3C」とか「STP」とか「PEST」だの「5F」だとか「PPM」だとか。もう山ほ

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