血糖値が高くなることは生きるために必要なこと。
血糖値が高いのは悪いことなの?
血糖値とは何か、血糖値が高いとどうなるのか、というのは
このままだと危険だぞというメッセージと共に
様々な場所で紹介されていますのでそちらをご覧いただくとして…。
このnoteでは、
皆さんがご自身の身体との対話を深めるお役に立てていただけたらと思い、私の血糖値がいかなる時にどう変わったのかをお伝えしていきます。
まず血糖値が高いのは悪いこと、と思っている方が多いと感じるのですが、
私は、血糖値が高まること自体は生きるために必要なことだと思っています。
そして適切な血糖値は一般的な基準ではなく、
ひとりひとりに適切な基準があるのだと思っています。
血糖値が高い→まるで世界の終りのよう。
検査結果で血糖値の値が高いと
「命の危険があります」とか
「あなたの生活習慣はダメです」
とか言われているような気持ちになりますよね。
健康診断でこの数値に一喜一憂される方もいるかもしれません。
私は血糖値が高いと言われることは恥のように感じていました。
そして、特にHba1cの数字に怯えておりました。
日々の生活習慣、積み重ねを評価されると感じたからです。
「否定的なメッセージ」が人を現実から遠ざける
「あなたのこれまでの生活習慣と在り方が駄目だった」
「このままでは病気で酷い人生を送ることになる」から
「病院で教育する」
と言われてたらとても悲しいですよね。
じゃあ、やってみようと思えるでしょうか。
思えないですよね。
私は「痩せてください。痩せれば良くなります。」と言われ続け、
受診を継続する気持ちが折れてしまいました。
前の受診の時より体重は落ちていないし、
改善していないと病院で何を言われるだろうかと思ったら
ストレスに感じたのです。
家族から「血糖値が悪化したら足を切断することになり、失明することになるんだぞ、それでもいいのか」と日々脅されましたが
そう言われれば言われるほど、今の自分の血糖値の高さが家族に知られたら「心配をかける、責められる、大変だ」と思うようになりました。
恐怖や不安を植え付けることでは人を変えられないし動かすことはできません。
そして人に間違えたイメージを植えるけることになってしまいます。
血糖値を下げるために必要なことは生き方を変えること??
必ず言われるのは、
生活習慣を改めて、糖質を控えて、運動して、痩せてください
ということです。
血糖値が高すぎる場合には
健康的な食事について学び、インスリン注射を打ち、薬の調整ができるよう教育入院してください
と言われます。
でも、血糖値が上がるのは暴飲暴食しているからじゃないと私は思います。
血糖値が高くなるのは、
「身体が目の前の状況に対応するための準備を整えてくれているから」で
血糖値が高い状態が続いているのは
自分の状態を顧みず、誰かのために、何かのために、目の前のことに懸命に向き合っているからだと思っています。
血糖値を知ることは、自分の身体が頑張っていることを知る一歩
24時間、毎分センサーで血糖値をモニタリングして把握できたことは、
朝起きると血糖値が上がり、動き出す準備をしてくれていること
食事の前には血糖値が上がり、食事を食べる準備を始めること
消化吸収が始まると最初に糖質の吸収が始まり、1時間後くらいで血糖値が最高値になること。
その後脂質の吸収が始まって、いずれ元に戻ること。
ストレスを感じることに取りくんでいる時にも血糖値があがり、目の前のことに一緒に対応してくれていること
です。
だから血糖値が高くなること自体は必要なことであり、
血糖値が「適切に高くなり、いずれ落ち着いて下がる」
この波がバランスよくあることが大事なのであって
ずっと高いまま、命の危険になるほど低くなることが心配なのです。
必要なことは、やみくもに血糖値が上がらないようにすることや血糖値を下げることではなく、
自分にとってどのようなモノや出来事が血糖値を上げるのか
どのようなことで血糖値が下がるのかを把握して、
自分の身体がいかに頑張り続けてくれてるかを知ることです。
私は、同じものを食べたり、同じようなストレス場面に遭遇しても
仲間と楽しく過ごせている時
ストレス場面に向き合うことを私自身が納得できている時
には、血糖値が上がりすぎずに推移しましたし、
70~100くらいまでに戻りました。
逆に
誰かにやらされていると思った時、
脅されていると思った時
心の準備ができていないのに受け入れざるを得ないことがあった時
自分は尊重されていないと感じた時
(価値観を押し付けられていると捉えた時)
血糖値が300に近くまで上がりました。
ということは、自分自身の安全をどう守るかを把握できていたら、
また、自分が目の前のことにどう向き合うかのスタンスを選ぶことができれば血糖値は正常に推移するということです。
血糖値を下げようとたたかっている方々へ
血糖値が高くなることは悪いことではないです。
血糖値が高い人はダメな人なんかじゃないです。
あなたは誰かのため、何かのために命を使っている人です。
だからあなたに必要なことは
自分の身体が寄り添ってくれていることを知ること
安全を守る方法を知ること
困難に立ち向かう時に心の準備をし、身体に相談すること
自分の身体へ、頑張った分と同じくらいのの感謝と労いと癒しを届けることです。
誰かのために頑張っている人は、この世界に必要な存在です。
だから、誰よりも安心して過ごしてほしいです。
自分のこと、身体のことにも目を向けて
いっぱい大事にしてほしいと思います。
一緒にこの世界を生きていきましょう!
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