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bandshijin 音楽ブログ

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音楽ブログ『∴bandshijin∵』の記事を紹介する記事集。
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#童謡

童謡 『サッちゃん』の喪失

童謡 『サッちゃん』の喪失

主人公の関心事はサッちゃんの転居か。1・2番はサッちゃんの人柄の前フリ。3番で漏れ出た哀愁の秘密が判明。ペンタトニック・スケールにはそもそも哀愁を感じさせる不完全さがあります。ずっとつらつらと夢(おとぎ話)を見ているみたいな音階。

最近ふれた音楽の話 #30&31 浜口庫之助『涙くんさよなら』、山口百恵『いい日旅立ち』、北原白秋の童謡など

最近ふれた音楽の話 #30&31 浜口庫之助『涙くんさよなら』、山口百恵『いい日旅立ち』、北原白秋の童謡など

涙のキッス 恋の終わりは、やさしい耳触り。

小林武史・サザンオールスターズ編曲なんですよね。ン、パーパッパーパー……というキーボード類で出してるっぽい音をはじめ全体的な耳心地の良さなんかをきいていると小林武史の編曲の手腕が出てるのかと思いますが、各パートのどこのどの部分はメンバーの能動でどこのどの部分が小林武史のアイディアで……という具体的なすみわけはわかりません。歌の最後のほうに、エレキギター

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砂山 北原白秋・中山晋平 大正の寄居浜

砂山 北原白秋・中山晋平 大正の寄居浜

大正時代の新潟県寄居浜の姿、熱烈な歓迎に包まれた北原白秋と子供たちの音楽会の1日に思いをはせつつ、ポピュラー音楽史や日本語の読み・発音についても学びの多い1曲。

童謡 赤とんぼ 子守奉公の姐やと三木露風

童謡 赤とんぼ 子守奉公の姐やと三木露風

子守奉公もよく知らずに『赤とんぼ』を聴いたり歌ったりしていた。『竹田の子守唄』を鑑賞した流れでそれが見えてきた。『竹田の子守唄』は子守奉公目線。『赤とんぼ』はその子守を受けた側の目線。私の祖父も丁稚奉公で婿養子になった人だったと聞く。歌が残す記憶がある。


『友だちはいいもんだ』音楽のバトン 劇団四季のミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』ほか

『友だちはいいもんだ』音楽のバトン 劇団四季のミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』ほか

『友だちはいいもんだ』と出会い直したことで、その分野(ミュージカル)にも急に関心が湧いてきた。思えばいるいる、ミュージカルが大好きな人。そうした友人、知人らにわんさか出会ってきた。今なら彼らとの話もよりいっそう弾むに違いない。

世界中のこどもたちが 空と海をつなぐ歌

世界中のこどもたちが 空と海をつなぐ歌

トリプレットのマーチ調が元気な印象。「せかいじゅうー」が順次進行なのに対して「そらも」「ラララ」は同音連打。この「ラララ」は重要。「そら」と「うみ」をつなぐ「歌」である。

あわてんぼうのサンタクロース 音楽はことばのように 小林亜星

あわてんぼうのサンタクロース 音楽はことばのように 小林亜星

小林亜星の「歌詞のおかしみに着目させる音楽の力」はすごい。音楽を、ことばのように機能させているのではないか。その能力において、魔術師なのではないか。小林亜星は実際、コマーシャル、放送、歌謡、童謡等において超一級のはたらきをしてきた職人だと思う。

ピンポンパン体操の衝撃

ピンポンパン体操の衝撃

ザ・ドリフターズ版のブンブンベースがファンキー。加藤茶らの声、そのキャラクターは宝。“トイレはちかいぞ がんばろう”など、シモのキワどい笑いに彼らほど相応しい者はいない。阿久悠、小林亜星に私の関心が高まった。同番組から世に出た曲も、まだまだある。

なんてことについて書きました。

『おもいでのアルバム』について書きました

『おもいでのアルバム』について書きました

フルコーラスの長さは思い出の蓄積の表現。ぐっときます。『おもいでのアルバム』は私の持つ新旧の歌本に掲載されている。長く歌われているんだろうな。紙もの(本)とネットでは流動の粘りっ気が違うなと実感。