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bandshijin 音楽ブログ

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音楽ブログ『∴bandshijin∵』の記事を紹介する記事集。
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2021年1月の記事一覧

ザ・スパイダース『なんとなくなんとなく』幸せと好意はやけどのもと?

ザ・スパイダース『なんとなくなんとなく』幸せと好意はやけどのもと?

ザ・スパイダース『なんとなくなんとなく』(1966)。earth music&ecologyのCMでたどり着く。シンプルなのになんとなく素敵な歌。跳躍と順次を組み合わせたメロディの音形がいい感じ。作詞・作曲のムッシュかまやつに大宮エリー司会の音楽番組『アーティスト』を思い出す。

最近ふれた音楽の話 #20 井上陽水の歌詞の魔法、ヒゲとボイン、THE BLUE HEARTSほか

2021/1/30/22:50頃〜ツイキャスライブ配信

冒頭〜 ウクレレ弾き語り 『銭がなけりゃ』(高田渡)カバー

音楽ブログ『∴bandshijin∵ 』https://bandshijin.com
bandshijin Web https://bandshijin.jimdofree.com
楽曲配信(YouTube) https://www.youtube.com/channel/UC
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最近ふれた音楽の話 #20 くるり『コトコトことでん』、THE BLUE HEARTS、井上陽水ほか

最近ふれた音楽の話 #20 くるり『コトコトことでん』、THE BLUE HEARTS、井上陽水ほか

UNICORN『ヒゲとボイン』深遠な三角、二辺の道

PUFFYのアジアの純真を聴いていたら、ボコーダーを使った歌詞の反唱がありました。PUFFYメンバーが歌った後に、同じ歌詞をボコーダード・ボイスが追うのです。作曲者の奥田民生氏によるものと思います。ボコーダーは未来っぽさを感じさせる、人間の生声を機械みたいに変えるシステム…シンセの一種?らしいです。

奥田民生氏がそうやってPUFFYのプロデュ

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THE BLUE HEARTS『1000のバイオリン』4桁の道標

THE BLUE HEARTS『1000のバイオリン』4桁の道標

『1000のバイオリン』、そのカップリングで異バージョンの『1001のバイオリン』、1000のバイオリンのギターサウンドから思い出すVan halenの『Panama』フロム・アルバム『1984』もあればTHE BLUE HEARTS『1985』もあり、さらに思い出すのは私の心を揺さぶって仕方ないandymori『1984』。1000代の数字や年号でずるずるといろいろ思い出す。このあたりの数字は私

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くるり『コトコトことでん』次元にまたがる音楽の鉄旅

くるり『コトコトことでん』次元にまたがる音楽の鉄旅

2020年のクリスマスに発売したくるりのシングル『コトコトことでん』。

「ことでん」が愛称の高松琴平電気鉄道(香川県)が歌の主題。私は未訪の土地なのだけど、歌が連れて行ってくれる情景からどんな場所なのか想像。

プログラミングの電子音風がかわいい。間奏はまるでクラシック音楽。特定できないが名曲のメロディが潜んでいそう。何かの暗示や意図をたっぷり込めて作曲しているのか。なんだろな。知識がないのだけ

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THE BLUE HEARTS『人にやさしく』認めの「ガンバレ」

THE BLUE HEARTS『人にやさしく』認めの「ガンバレ」

THE BLUE HEARTSのシングル曲『人にやさしく』(1987)

同名のテレビドラマ(2002)の挿入歌になる。私はこれで知った。香取慎吾、加藤浩次、松岡充が出演。

久しぶりに聴いたり詞を読んだりしたらぐっときた。THE BLUE HEARTSは詞だけ読むのもすごく楽しい。『人にやさしく』にふれつつ、『皆殺しのメロディ』とかも一緒に鑑賞した。歌の内容の幅がまたすごくいいなと思った。歌詞の

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THE BAND HAS NO NAME『Mistake』

THE BAND HAS NO NAME『Mistake』

ボケッとしながら深夜テレビの前に居たら、ちょっと気だるいセンスの猛烈にいいバンドの音。ボーカルの声にはなんか聴き覚えがある。それは2005年、アニメ『ハチミツとクローバー』のエンドロールだった。

1番私が好きなところはサビの出口。Ⅳメジャーセブンスの音をボーカルのメロディに与えている。これを私はもどかしくてちょっとけだるい響きと感じた。ロックバンドのサウンドでこういうオシャレな和音を用いたものが

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井上陽水『リバーサイドホテル』不敵な濡れ場

井上陽水『リバーサイドホテル』不敵な濡れ場

井上陽水『リバーサイドホテル』。各地に同名ホテルがある。モデルがあるとも。歌詞のことばの意味の重複にクラつく。水にまつわる表現は性的な活動を思わせる。奇しい艶めきを放つ曲調、音楽と言葉をタイトルがよく表現している。

UNICORN『ボルボレロ』寓話のようになる

UNICORN『ボルボレロ』寓話のようになる

UNICORN再始動後1発目のアルバム『シャンブル』より『ボルボレロ』。ベース・EBI氏のソングライティングセンスの虜に。ARBに由来して名前がEBIになった堀内氏。私も好きなものの名前を語るとそのもの自体の名前で呼ばれるようになる?

UNICORN『ヒゲとボイン』深遠な三角、二辺の道

UNICORN『ヒゲとボイン』深遠な三角、二辺の道

奥田民生ボーカルは勇ましく、まるで「向かうところ敵なし」。この力強さと「ひとりの男の煩悩」という題材の矮小さ(あるいは深遠さ)の対比が、この曲の際立ったオリジナリティでもある。

最近触れた音楽の話#19 SUPER BUTTER DOG〜ゆらゆら帝国〜PUFFYほか

最近触れた音楽の話#19 SUPER BUTTER DOG〜ゆらゆら帝国〜PUFFYほか

SUPER BUTTER DOG『サヨナラCOLOR』意志と望郷の眺め

最近、SUPER BUTTER DOG『サヨナラCOLOR』の忌野清志郎とのコラボ動画・音源が配信された。それをみつけた友達が私に知らせをくれた。サヨナラCOLORは知っていたけれど、ちゃんと曲の全容を鑑賞したことはまだなかった。映画のほうもまだ見ていない。

そう、映画化されているのです! 竹中直人がメガ

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PUFFY『アジアの純真』めまいの韻律、変声のロック・オーケストラ

PUFFY『アジアの純真』めまいの韻律、変声のロック・オーケストラ

井上陽水の歌詞は幻惑の魔法。奥田民生の音楽でモリモリに、PUFFYの歌でヌケたパワー(脱力力?)を。Vocoderのこと、歌詞に出てくる名詞や地名のこと、PUFFYのアニバーサリーイヤー関連の映像のことなどいろいろ知りました。大陸をつなぐ傑作。