感想
4章 スラブ人
4-4. ロシア帝国
外国人
現在、日本は中国の経済成長を手助けしたことを悔やむ時期に来ているが、同じことをアメリカが経験していたことは知らなかった…人間は本当に歴史に学ばないものである…
別の見方をすれば、上で挙げられているような、技術が確立されており、所謂「装置産業」というものは、社会主義・共産主義国でも比較的導入が容易であることも伺える。これまた、70年代以降の改革・開放時代の中国における日本企業との類似性を思い起こさせる。
ウクライナ
今も昔もロシア人がやってることは変わらん(笑)
現代的な関心としては、特にソ連統治下のウクライナでの政策に興味があるが、ポロドモール以外は簡単に済まされている。詳細が知りたければ、ウクライナの専門書にあたるべきなのだろう。
中央アジア人
世界史の広がりを感じさせる事例。
汚れ仕事をマイノリティにさせる例。ただ、こうした慣行が現在まで続いているなら、アジア系の兵員を、同じアジア系の人間に管理させることはありえるのかもしれない。
現在のウクライナ戦争との違いが興味深い。問題は反乱だけではなく、それこそ中央アジア人に「人的資本」が圧倒的に不足していたということもあったようで、それが流石に現代だと大分改善した、ということもあるようだ。
4-5. スラブ人移民
当たり前の話だが、「移民」といっても永久に新しい国にとどまるとは限らない。出稼ぎ感覚で最初からある程度稼いだら母国に戻る計画の人もいる。