#17 音楽のシンギュラリティ

音楽というものが生まれて、人間が数多の音楽を作ってきた。

最近はAIが開発されて自動生成されるものが増えてきている。

今、音楽を自作してオリジナル曲としてLIVEで発信していく事は人間がやってきた当たり前にあった文化だったが、あと数十年くらいでそれが変わろうとしてきている気がする。

想定できるシナリオとしては。。。

もう、DTMとかボーカロイドなど人間が演奏や歌わなくても音楽を作れる事が周知の事実としてなって久しいが、次は曲そのものもAIが作ってくれる時代が来る。(実際作れる技術はあるがまだ一般化されてはいない)

すると作るスピードが飛躍的に上がり、既存曲がどんどん増えて、それをコピーして演奏する人間が増えていき、自分で音楽を作る人間が減っていく。

いつか、パソコンのように自作するものから既製品を買うような感覚で音楽は取り入れられていく。

もちろん文化として音楽創作は残ってはいくが、ヒットチャートで作詞作曲はAIです!なんて日が来るかもしれない。

そこまでいくと技術的特異点(シンギュラリティ)が起きて、音楽の見方がまた変わりそうな気がする。

面白さや新しい刺激もある一方、それを良しとしない人たちが論争を繰り広げる光景が目に浮かぶが、音楽は自由だからこそ、その位置づけが難しくなりそうだ。

形として残るAIイラストですら色々と波紋を呼んでいるように、音という形のないものに「人が作ったのか、AIが作ったのか」を判別するのは非常に難しい。

人間が自分で音楽を作る時代に終わりが来るのか、何をもってオリジナルと定義するのか、音楽が文化としてどう残っていくのか、興味は止まない。

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