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人生日記〜雨と太陽が出会う時〜

"僕は無色だ"

数年前のある日僕は落ち込んでいました。

活躍する周りの人達
自分より技術のあるセラピスト達
才能を開花させる友達、知り合い達

"みんなと比べると自分は無色、透明だな。"

そんな僕にある人が言いました。
「えっ!? 無色、透明!? それ今自分がなりたいやつなんだけど!! 羨ましい。」

"えっ…!?"

そこで世界は1つだけど世界は1つでない事を
知りました。

"あぁ、自分が悪いモノと感じてる事でも、誰かにとっては良いモノなんだな"


そんな経験からまた数年経ち、時は2024年。

2024年、僕は沢山の学びを得て
次のステップを踏み出します。

この1〜3月は心の精神の旅をしていたので
自分の心の整理としてまとめてみます。


旅の始まり〜自然を感じろ〜

2024年1月。新年。
とても久しぶりな先輩から連絡が来た。

「時間ができたから、会いたい人に今のうちに会いたい。」

僕がバンドしてた時からとても尊敬していた
先輩がそんなことを言ってくれるなんて。

偶然スケジュールが合う日が1日だけあったので、先輩のリクエスト、
"お城やお寺系の開運系を連れ回してほしい"
という旅をしました。


旅の始まり、そして僕の心の旅の始まりは
藤ケ崎龍神社。

そこは龍と関係しているようでした。

そこで先輩から「龍は水神様だよ」と教わりました。

そして、
「この近くに他の神社はあるか?」
と聞かれたので、
"長命寺があります。"と答えました。

僕たちは長命寺に行きました。

そこで先輩から教わったこと、
それは自然を感じる事

自然はいつでも僕たちに何か語りかけてる、
いつでも自分を映し出している。

先輩が言いました。
「ほら、あそこを見てみな。やまねくんもあの場所が色づいて見えるだろ!?」

本当だ。
ピンクに見えたり、緑に見えたり、黄色に見えたり。

こんな素晴らしい彩り、輝きをいつも気づく事なく外を出歩いていたのか…

そこで空と琵琶湖を見ながら先輩は教えてくれた。

「天上天下。本当は上も下もない。この青、空を琵琶湖と言おうが、琵琶湖を空と言おうが自由なんだよ。」

いや、先輩やばすぎ。


この旅で僕は
いかに自分が自然を感じていないか
いかにモノの捉え方が偏っているのかを
知りました。

よし、この自然を感じる力を次に繋げていくぞと生まれ変わりました!


日光東照宮〜変わったのは自分〜

先輩から自然の大切さを学んだ数週間後、
家族旅行がありました。

兄弟の年齢、状況的にも今年が最後の家族旅行になるかもしれない。
選ばれた場所は日光東照宮。
普段は周り任せの父が日光東照宮に行きたいと珍しく意見したので、場所はすぐに決まりました。

日光東照宮に着き、陽明門をくぐると
そこには逆柱というものがありました。

「完璧な状態にはすぐ魔がさす」

「立派なものほど意図的に未完成にする」

なるほどなあ。

僕がこの時意識していた両側を捉える事と一致しました。

満足するから不足する。
寒いがあるから暑いがわかる。

つまり、
完璧にすると、必ずどこかに不完全な場所が生まれてしまう。

もともと完璧にしなければ、反対側の世界は生まれにくいのでは。

昔の人って凄いなと逆柱をみて感じました。


そして、この日光東照宮は
とにかく沢山の種類の動物たちがいます。

父曰く、どんなモノも受け入れて統合しているとのこと。

なんだかここで今までの全部の自分を受け入れられてる気がしました。

そんな日光東照宮旅の最後。

駅のホームで兄弟が偶然違う場所へ行き、
其処には僕と父母の3人になりました。

3人になってから間も無く汽車の大きな汽笛が鳴り響く。

その瞬間、僕はタイムスリップしました。

幼き頃、
汽車が見たくて父母に駅のホームに連れてきて
もらってたが、大きな汽笛が怖かった。

汽笛に怯える写真も残っているくらい。

汽笛が鳴る時も、鳴ってない時も僕は不安な表情をしていました。

そして今。
僕は不安になる事もなく泣く事もなく
父母と汽笛を聞いている。

横にいる父母と、目の前で鳴る汽車の汽笛は
変わっていないのに不安にならなかったのは
"モノは同じだけど自分が見ている世界が違う"
ことを現しているようでした。

"そうか、同じモノ、状況でも自分が世界の見方、捉え方を変えれば結果は変わるのか。"


今まで腹を立ててきたことに一気に
心の狭さ、ある種の恥ずかしさを感じました。


この日光東照宮で
反対側の世界 と 捉え方が結果を変える
事を学びました!


セラピストの集まるキャンプ〜想像以上に世界は多様だ〜

1月。
まだまだ変化は起こります。

全国からトレーナーやセラピスト、バックグラウンド関係なく集合するキャンプ(RE-VIVE)があったので、
・人見知りを直したい
・トレーナーさんとの繋がりを作りたい
・同志を見つけたい
・自分の苦手な環境に身を置いてみたい
というのを課題にして参加してきました。

知り合いは1人しかいなかったのですが、
周りと話せないことに焦る事もなく、
ペースを掻き乱される事もなく、
ちゃんとその場所に在れたかなと思ってます。

此処で学んだ事は
世界の広がり固定概念をなくす でした。

"自分と同じように、もがいている人は
近くにはいなくても全国には沢山いるんだな。"

"自分が捉えてる世界はまだまだ小さかったんだな。"

"最近、反対側の世界を意識して生きてたけど、まだまだ偏りはあったんだな。"

そんな事を思い、学びました。

そして、目標通り
トレーナーさんとの繋がりや同志との繋がりも得る事ができて本当行ってよかったです!

松尾大社〜大きさに惑わされるな〜

ここでまた先輩の登場です。

「松尾大社に呼ばれてる気がするからついてきてほしい。」

もちろんついていきました。

松尾大社は京都で1番古い神社みたいです。

そこに着いて2人で目にとまったのは絵でした。

あっ、水神様だ。

この絵の前で2人立ち止まり考えました。

先輩に言いました。
"なんで龍が亀に水を渡そうとしてるんでしょうね。"

先輩が言いました。
「待てよ。これ、亀が龍に水を渡してるのかもしれんよ!?」


そこでハッとさせられました。

僕の潜在意識は大きいものの方が強いという風に思っているみたいです。

もしかしたら亀から龍に与えてるかもしれないのに、僕は龍を軸にモノを考えてしまっていました。

大きい
強そう
カッコいい
そんなの関係あるようでないのに。
同じ生命なのに。

この松尾大社で僕は
物事を見極める目を学びました。

大きいか小さいかでない、
かっこいいか、かっこいいかでない、
そのものが どう在るか が重要なんや。

そんなことを学んだ後に出会った木もよかったなあ。

同じ木ですよ!?
いやいや、前から見るのと後ろから見るので
全然別に見えてしまいますやん。

此処で ものを見る時は多角的に見る 
という事を学びました。


人生初のパーソナルトレーニング〜身体も人も繋がる〜

考えてばかりではダメだとなった僕は
キャンプで出会った萩さんのもとに
パーソナルトレーニングを受けに行きました。

結果、
受けて本当に良かったです。

ここでキャンプでの流れが今に繋がっている事も喜びに感じました。

そのパーソナルの内容も身体の繋がりを感じるように指導していただき、とにかく、"流れ、繋がり"を感じる事ができました!

学んだ事は沢山ありますが
自ら動いて学べ
という風に学びをもらいました。

自ら動いて学ぶ。
何だろ、なんだか水のよう。

あっ、萩さんのコンセプトに水のような身体と心を身につけるって書いてる
あっ、水って水神様、龍…?
今年は辰年…
あっ……

田村神社〜目の前だけに全力を注ぐな〜

退職する月に、自分が勤めている地域の神社に
お参りに行きたくて、田村神社に行ってきました。

僕は田村神社には来たことがあるので、
手前と奥にお賽銭できる所があると知っていました。

この時の自分の心として"平等"というものを考えていたので、財布の小銭を手前と奥と同じ額お賽銭しようと決めていました。

額は忘れたので仮の金額にしますが、
800円もっていたとして、
手前では400円お賽銭しました。


よしよし、と進んでいき
奥に辿り着いて!!!!!となりました。

そう、奥のお宮の左右にもお賽銭する所があったのです。


…平等無理やん。


という事で
右に100円、左に100円、真ん中の本宮には200円入れてきました。


ここでハッとさせられました。
結果的には1番目の前のところでお賽銭した400円が1番大きい。


僕はどうやら目の前には1番大きな力を使うが
未来を見据える力がまだ足りてないから
未来では目の前よりも弱い力になってしまっている。


田村神社からは
目の前だけを見るな、未来もただ未来を見るだけでなく、未来の周りも見渡しなさい
という風に学びました。


退職〜作れなかった虹〜

退職の日。
それはそれは本当にいつも通りの心でした。

なんだかいつも通りだな〜と車の画面を見ると
残り走行距離444km

時間7:44が2つ表示されてました。

"わぁ、一気に4を7個も見てる"
これは何か意味があるなと思い
クリニックに到着してから4444444の数字の意味を調べると、
「理想の実現」でした。

おおお…
退職して夢にさらにエンジンをかけようとしてる自分にピッタリだなと納得。


そしてその時に流れていた曲が
ピロウズの雨上がりに見た幻
でした。

昔から好きな曲ですが、
この日はやけに歌詞が脳の中まで入ってきました。

ジョークは笑うのが礼儀さ
呆れるなよ 笑ってよ
聞き飽きてるとしても
思ったより遠くまで来た
前ばかりを見てたから
キミの顔忘れたけど

thepillows  雨上がりに見た幻より

あれ、
前ばかりみてたら周りわからなくなるよって
言ってる…

千年後の雨になって
僕らは降るだろう
太陽とも解り合って
虹を出せるかな
叶ったら叶ったら
綺麗だろうな

thepillows  雨上がりに見た幻より

……

この歌詞を聴いてかなりしっくりきた。

僕はクリニックで
自分が技術を高めて自分が成果を出しまくれば、クリニックメンバー全体が強く、豊かになると思っていました。


でも実際は違いました。


そのスタンスはある種メンバーとの乖離を生んでしまうものでもありました。


"自分が強くなる事で周りを強くする"
ではなくて
"周りが豊かになる事で自分が強くなる"
こっちの方がよかったんや…

僕が雨なら、クリニックメンバーは太陽。

千年後の雨になって
僕らは降るだろう
太陽とも解り合って
虹を出せるかな
叶ったら叶ったら
綺麗だろうな

thepillows  雨上がりに見た幻より

お互いを認め合えた時に
1つの存在では生まれない虹が生まれる。

雨だけが強くなっても
太陽だけが強くなっても
虹(新しい何か、0→1)はできないんだと。

次からは
自分だけが強くなる世界線は辞めよう
退職を気に学びました。

周りが豊かになるから勝手に自分も強くなるんや。

こうしてぼくは虹が見たくなりました。

九州〜天安河原で示された行き先〜

九州でのパワースポット
天岩戸神社、天安河原に行ってきました。

ここに昔、天照皇大神が隠れたらしい。

そして次の日には
桜井二見ヶ浦にいきました。

ここは
イザナギの命とイザナミの命が
祀られているとの事。

天照皇大神はイザナギの命から生み出された子。


そして、僕が昔から初詣している多賀大社には
イザナギの大神、イザナミの大神が
祀られてます。

なんだか天照、イザナミ、イザナギ系に
呼ばれている気がするなと
九州で流れをいただきました。

ここで関西に帰ったら
天照皇大神の祀られている伊勢に行こうと
決めました。

伊勢神宮、天岩戸〜雨と太陽①〜

友達と伊勢方面に行く事になりました。

この日は全国的に生憎の雨。

ただ、伊勢方面だけ午後から晴れマークが
ついていました。

"おっ、これは虹が見えるのでは"

そんな事を期待しながら雨の中伊勢方面に向かいました。


とここで、調べてみると
九州で天岩戸にいきましたが、
三重にも天岩戸がある事を知り
伊勢神宮の前に天岩戸に行く事にしました。

天岩戸。
水が綺麗。

雨の中道を進んでいると、
僕が見つける花や発見に友達は気づかず、
友達が見つける生き物や発見には僕では気づけない事が分かりました。

"僕が見つけるものは目線の高さ、真ん中のものばかりやな。(友達)は上下のものばっかりやな"

僕はこれまででモノの捉え方
多角的、上も下も関係ない目を学んできたので
真ん中でモノを捉えていることが嬉しかった。


でも上と下のものは友達に言われないとまだ
気付けない世界なんだなと
上と下を見つける両極端な友達と
会話を弾ませました。

この日、虹は見れなかったものの。
とても綺麗なモノをみた。

それは光る雫です。

上の画像にはないキラリ

うわあ、雨の日じゃないと見れない景色や。

この日雨と分かり合えた気がした。

水神は龍。
雨の日の輝きをありがとう。

まだ虹は見れてない。

帰ってきた長命寺〜雨と太陽②〜

3月が終わりかける頃、
自分ととても共鳴できる仲間と
神社巡りをしました。

この日、
1月の旅の始まりである
藤ケ崎龍神社と長命寺に行きました。

この日は雨からの晴れ予報。

藤ケ崎龍神社に行ってる時には
雨は止んでたけど、まだ太陽は見えませんでした。

藤ケ崎龍神社で数十分過ごしてから
長命寺へ。

長命寺に辿り着いた瞬間に太陽がでてきました。

"うわあ。虹見れるかな…"

雨と太陽で分かり合いたい僕は虹を求めていました。

でもまた曇ってきて太陽は隠れてしまいました。

虹また見れないのかなぁ、
そんな事を思いながら最後の祠に辿り着いて、
祠をジーッと見ていました。

"すごい祠やなぁ"

そんな事を感じながらぼちぼち行こうかと
した時、僕と仲間の近い距離に1匹の鳥がとまりました。

仲間が
「この鳥、なんか言ってるよ!」
と言ってました。

確かに、僕らに恐れる事なく
僕たちの方を向いて鳴いてくる。

にしても可愛い鳥。
シジュウカラかな?


そんな事を思ってるうちに鳥は飛んで行きました。


"あの鳥は何が伝えたかったんやろう。"


と、鳥が飛んで行った後に太陽が出てきました。


そしてなんと、
太陽が祠の下の水たまりを反射させて
祠が水中のように姿を変えたのです。

"そっか、鳥は僕らに祠のこの姿を見せるために、太陽が出るまで語りかけてくれてたのか…"


以前長命寺に来た時には見れなかった
水が反射して輝く祠。
そして動く水の形は本当にまるで龍のようでした…


藤ケ崎龍神社で過ごした時間があったからこそ
輝く祠に出会えたのだとこれまた感動。


水(龍)に感謝し、
自然を感じて、
自分の反対側の世界を知り、
広い世界を上下左右に捉われず、
大小に捉われず、
ただ、其処に在るものを感じると
こんなに綺麗な祠が見えるのかと
本当に感動しました。

帰ってきた長命寺では
雨と太陽でできる虹が見たかった僕に
雨と太陽でできた輝く祠を見せてくれました。


輝く祠は虹が姿を変えたモノですね。


長命寺から一つの形にこだわらなくても
綺麗な景色は見えるよ
と教えてもらいました。

受け取ったものを連れて未来へ

自然を感じる力

反対側の世界

捉え方が結果を変える

1つの事象には解釈が無数にある

物事の見極め、見た目に騙されるな、どう在るか

多角的に捉えよ
上も下も左右もない
1つの世界として捉えよ

水のように自ら動いて学べ

自分だけが強くなる世界線では虹は作れない

一つの形にこだわるな
分かり合えた時は必ずどこかに虹ができる


神社やお寺を巡るだけでこんなにも発見があった。

神社やお寺、経験、居場所、仲間に感謝します。
沢山の学びをありがとうございます🙏


振り出しにもどりますが、
僕にはもう無色の感覚はありません。

でも自分が何色なのかも分かりません笑

はて。

でも清々しいです。

あれ?

長命寺からいただいた神に

って書いてある!!笑


この春、
おかげさまで清々しく出発できる僕に
清らかな桜の花びらを長命寺からいただきました🌸


なんだか
成功も失敗も不安も緊張も
全部全部が愛おしく楽しみだ。


自分の人生がどうなっていくか
自分自身でワクワクしている😊

1人では見れなかった、
気づけなかった景色、感覚を
ありがとう。 

これからも沢山学ばせてください🙏

やまね




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