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福島県の経営者へ。パラレルキャリア人材を受け入れてみませんか?

こんにちは!
福島県で働くキャリアコンサルタント、板橋理です。

最近では働き方の多様性が広がり、自分のキャリアについて考える機会が増えているように感じています。副(複)業・兼業・パラレルキャリアについての理解も進み、取組む方も増えてきたようですね。

そんな中で、「する側」「働く側」についての記事を見かける機会は増えてきましたが、一方の副(複)業・兼業・パラレルキャリア人材を「受け入れる側」(事業者)についての記事は少ないように感じています。

今回は、パラレルキャリア人材を受け入れる事業者側について、福島県の事例について書いてみようと思います。
ちょっと宣伝っぽいですが、ご了承ください。

※このnoteでは、パラレルキャリア人材をパラキャリ人材と略して記します。

福島県の事業者がパラレルキャリア人材の受け入れている?

私の住む福島県では、パラキャリ人材を受けいれる事業者が増えてきています。受入れが進んでいる背景としては、行政の福島県がパラキャリ人材と事業者をマッチングするサイトを運営しているためです。

行政がこのような取り組みをしているには訳があります。
福島県のように人口が減ってきている地方では、移住定住を推進し、人口を増やす政策が積極的に進められています。しかし、力を入れている割には効果が出にくく、思ったように移住定住人口が増えていないことが課題でした。
そんな中で、現在注目を浴びているのが「関係人口」という考え方です。

「関係人口」とは、ざっくり言うと、
(数回の交流や観光で地域に来られた人)以上(移住定住する人)未満、
みたいなイメージです。
定期的に地域と交流し関係を築いているような方です。

この「関係人口」に着目した取組みの一つが、「福島県副業人材マッチングサイト」です。
福島県の事業者の課題をパラキャリ人材に解決してもらい、福島県の関係人口になっていただくという事業です。

事業者の課題をパラレルキャリア人材に解決してもらう

とはいえ、地方企業が副(複)業人材を受け入れることはハードルが高そうに感じます。この事業を活用し、福島県内の事業者とパラキャリ人材のマッチングが進んでいるのはなぜでしょうか?

その理由はいくつかあります。

まずは事業者側ですが、
福島県に限らず地方の事業者は、慢性的な人材不足であること。
解決すべき課題があるにも関わらずなかなか人材が集まらない。また事業者側の課題も細かく見てみると、解決したいと思っているものの専門的な人材を雇用するほどではないというケースも多々あり、そんな福島県の事業者にとって専門的なスキルと経験を持ったパラレルキャリア人材とマッチングできるということは、とても有効なものだと認識されるようになったからではないでしょうか。

また働く側では、社会環境の変化に伴い、「副(複)業」という働き方が浸透してきました。パラレルキャリアとして自分の専門スキルを、困っている企業のために活かそうとする方が増えてきています。
リモートワークや在宅勤務で空いた時間を自分のスキルアップのために使いたいという方や、人生100年時代の中で自分の経験を様々な環境で積んで行きたい、日々面談をしていてもこんな声をたくさん聴きます。
そんな方々が、地方とのかかわりを求めてたくさん集まってきています。

このような背景から、「福島県の副業人材マッチングサイト」の活用が進んでいます。

福島県の農業法人がパラキャリ人材を受け入れている!

実際にマッチングが成功した事例が、福島県内にはたくさんあります。

例えば、こんな企業様です。

【御稲プライマル株式会社様】
福島県本宮市の農業法人。地元で100年以上続く、歴史のある企業です。

こちらの企業は、新しい販路開拓のためにHP、ECサイト、SNSなどを積極的に活用していましたが、自社内のマンパワーのみで運用しており限界も感じていました。
これをさらにブラッシュアップして、また販売にあたっての在庫管理など効率化していきたいとの課題の中で、
・Webマーケティングの専門家
・事業開発、業務改善の専門家
がマッチングした事例です。
最初はパラキャリ人材の活用に半信半疑だった事業者ですが、実際に業務を行ってみるとイメージが一転。
「パラキャリ人材側の真剣さと熱意を感じる。」とコメントされておりました。当初3か月程度の契約の予定でしたが、契約を延長し、現在も事業者とパラキャリ人材の伴走が続いています。

定期的にパラキャリ人材が福島県を訪れ、会社の方とコミュニケーションをとり、会社発展の一翼を担っているような事例です。

この事業、使わない手はないですよ笑。

その他にも、マッチング事例は多数あります。
企業だけに限らず、官公庁やNPO法人、個人商店など、業種業態も様々です。ちなみに、過去2年間で230件超のマッチングが生まれています。

福島県の事業者の皆さま、ぜひこの事業を活用してみませんか?
まずは気軽にお問合せ下さい!

本当に良い事業ですよ。
なんて言ったって、私が担当しているのですから笑。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
また来週、お会いしましょう。




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