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【卒業論文】ものかきキャンプで自分を見つめ直した3か月

こんにちは。ライターの馬場です。
年の瀬に書くnoteのお題は「ものキャン卒業論文にする!」と決めていました。それまでにすべての課題を終わらせたい。締め切りには間に合わなかったものの、なんとか自分で決めた予定通りに完了できました。
3か月の振り返りをしながら卒業論文として発表します。

(ものキャン=ものかきキャンプ。詳細は以下のURLをご覧ください。)


方向性迷子の2023年

Webライターを始めて3年目。依頼いただけるものならなんでも書いてきました。単価の高い仕事を数多くこなせば、どんどん稼げるライターになると。稼ぐことだけに意識を向けており、月収◯◯円という数値を目標に活動していました。
ところが、文字単価2円以上の案件をなかなか受注できません。ChatGPTの登場で文字単価は下がる一方で、1円でも獲得が難しくなっていました。Webライター仲間が「案件打ち切りになった」とX(Twitter)でつぶやくたびに、次は我が身だとおそれていたものです。

生き残りをかけて取材ライティングや一眼レフの講座を受講したり、交流会に参加したりもしました。私の2023年を漢字一文字であらわすなら「脱」。自分の限界を超えて脱皮したい。低単価案件を脱却したい。自分を変えたいともがき苦しんだ1年でした。

取材ライティングも一眼レフも、交流会でも多くのヒントをいただきました。どれも決して無駄ではありませんでしたが、有益な話やノウハウを聞いても、どうも自分の力として吸収できません。何をしても「自分はこれだ」と言い切れず、フラフラとしていましたが、どこかでそんなもんだろうと思ってもいました。とにかく学び続けていれば、いつか何かをつかめるだろうと。
そのとき出会ったのが、まよまよ先生の「ChatGPT爆速ライティング」無料体験会でした。

無料とは思えない情報量の多さに引き込まれる

「ChatGPT爆速ライティング」は信じられないほどの情報量でした。当時はChatGPT3.5を使用していたのですが、講座後すぐに4へとバージョンアップ。記事を書かせるだけだと思っていたChatGPTでターゲットのリサーチができるなんて。さっそく仕事に活かすことができ、効率がぐっとアップしたことを覚えています。

何より、まよ先生のテンポよい講義と内容の面白さにすっかり引き込まれ、ものキャン受講を決意。内容も、ちょうど学びたいと思っていたコピーライティングやセールスライティング・SNS運用・LPが講義に含まれていたので即申し込みました。Kindle出版は実はそれほど関心がなく、まあ学べるならやってみるか程度でしたが。結論として受講して本当によかったです。

1か月目:発信軸を決める

最初の1か月はライティングの授業はほぼなく、自分の強みを分析して発信軸を決めていく内容でした。Xを使ったことのない人もいて、このあたりは余裕かなと思っていたのですが、とんでもなーく甘かった。

  • 2秒で何をしている人かわかるプロフィールを作成

  • テーマやターゲットを絞る

これが本当に難しかったです。
以前から使っていたXでは、Webライターとして経験のあるジャンルをつらつらと並べていました。「介護・不用品・SDGs・電力・インテリア……」といったように。しかし、これは2秒でわかるプロフィールではなく、ぱっと見てフォローしようとは思わないでしょう。

「幕の内弁当は印象に残らない」

どこかの講義でまよ先生が言われていた言葉です。本当にそうだと思います。幕の内弁当はいろいろなおかずが食べられて美味しいのですが「こだわり牛すじカレー」や「北海道とれたてじゃがいもコロッケ」のほうが食べた記憶に残りますよね。さらにこだわりが追加され「宇宙食に採用されたカレー」とか「総理が食べたコロッケ」とかパワーワードが入ってくると、なお良し。

私のプロフィールは「卵焼き・ひじき・おひたし・うめぼし・からあげ」と並べていたに過ぎません。こんなものどこにでもあるし、何が売りなのかがわからないのです。
何か、印象に残るプロフィールを考えなければ……
うだうだしているうちにも、講義は進んでいきます。

2か月目:Kindleのコンセプトを決める

Xでプロフィールを整えながら、noteを書いたり課題を提出したりして、あっという間にKindleの話になりました。

Web記事を書くときにもペルソナ設定をしていくのですが、Kindleではさらに深くターゲットの悩みや願望を調査します。
最初はWebライター3年目のノウハウでも書こうかと気楽に考えていたのですが、Xの発信軸と連動させなければ効果がないのですよね。いまだに幕の内弁当プロフィールのままだった私は、あらためて発信軸と向き合うことになります。

そもそも、私がXを使う理由は「仕事のオファーが来るように」するためでした。何かノウハウを売りたいわけではないのです。ライターの名刺的な感じで使いたかったのです。
では、どうしたらよいのか?
強み・弱みを分析して書き出したノートに自分で「人見知り」と書いていました。
これを自分のテーマにできないだろうか……

人見知りや繊細さんを扱った書籍は非常に多いです。
内向的、HSPといったテーマの書籍も多い。
市場はあるはず。そこから少しだけテーマをずらし、自分が第一人者となるような隙間を探しました。
第4回講義を聞いている最中にひらめいたのは「テキストコミュニケーション」でした。

語る資格がなければ取ればよい

学歴もない、資格もない。特別な職務経験もない。ないないづくしの私ですが、まよまよ先生に「語る資格がなければ取ればいいし、◯◯協会会長とか作ってしまえばいい」との言葉に、はっとさせられました。

何も、医者や弁護士になろうというのではありません。私が今から取れる資格はたくさんある。なにか書籍のプロフィールに書ける資格を取得してしまえばいいんだと、目の醒める思いでした。

そこからコミュニケーションに関する資格を探してみると、1日受講するだけで資格が取れる「日本コミュニケーション能力2級認定講座」を発見しました。1日受講するだけとはいえ内容はかなり濃くて、終わったらヘロヘロでしたけど……それでも、資格を1つ取った! これは大きな心の支えになりました。
他にも、半年くらい勉強すれば取れそうな資格もいくつか見つけました。2024年の手帳に予定を入れて、1つずつ取得していくつもりです。

ようやく発信軸の定まった私は、関連書籍を読み、似たような発信をしている人のポストを研究し、Kindleのための素材集めに奔走しました。

リサーチを進めていくと、コミュニケーションというテーマは非常にニーズがあるようで、さまざまなメディアでも記事が掲載されています。
コミュニケーションをテーマとしたKindleを何冊か発売できれば、Webメディアでの記名記事も書けるようになるのではないか。これなら当初の目的であった「仕事のオファーが来るように」Xを運用することも可能です。

ただ、コンセプト作りに夢中になりすぎて、ものキャン講義をリアルタイムで参加できなくなっていました。

3か月目:ついにKindleを書き上げる


12月21日、ついにKindleの原稿を書き上げました。正直2万文字なんてたいしたことないと思っていた10月の私、ちょっと正座させたい笑。
自分でテーマを決めて自分で構成して自分で書き上げる……これがどれほど大変なことか。経験して初めてわかりました。

そして書き終わってからも、さまざまな仕事が待っていました。図解や表紙デザイン案の作成、さらにEPUBといってKindle用にデータ変換をしなければなりません。もたもたしているうちに年末年始にさしかかり、ココナラのデザイナーさんは引き受けてくれない……せっかく書き上がったのに、いったいいつまで待たなければならないのかと短気な私はイライラ。

もう自分で作る!

もともと広告デザインの仕事をしていたので、表紙と図解は1日で作りました。Canvaの有料素材やChatGPTで作成したイラストを合わせたら、なんとかそれっぽく仕上がりました。

2024年1月3日発売(予定)!

それは良しとして……問題はEPUB!
これはMacのPagesという書類作成ソフトから変換できることがわかったので、文字データをコピペして流し込み、インデントやら縦中横などをちまちまと設定しました。
凝ったデザインを希望しないのであれば、Pagesで十分です。おそらくうまくいくと思います(未確認)。

あとはKindleにつける特典です!

「販売するだけで終わり」はもったいない

心の声「別に特典なんてつけなくてもいいんじゃね……?」

と思うんですけどね。それでも、Kindleを1冊書いたならば次の2冊目、3冊目も横展開させていくつもりなので、興味を持ってくれた人に対して新刊のお知らせくらいはお伝えしたい。

最初はメルマガ登録で特典ダウンロードの流れにしようと思っていましたが、メルマガの設定が難しすぎました。結局、講座で教えてもらったとおりの公式LINEで設定することに。でもLINEってなあ……だれも登録してくれなかったらさみしいな……

あと、もう一つ。
どれだけすばらしい内容のKindleであっても、告知をしなければ誰も読んでくれないわけで。Xやnoteでの事前告知が非常に大切です。
私のXフォロワーは2023年12月時点でまだ400人前後。さらにたくさんの方にフォローしていただけるよう、ポストする内容も工夫していかなければなりません。

Kindle出版をとおして、一通りのマーケティングを学んでいたんだなとぼんやり感じています……今は力尽きて振り返りの余裕がありませんが、2冊目を作るときの役に立つように、卒業論文としてnoteに残しておきます。

専門性迷子は「ものキャン」で学べ

まとめです。
10月から12月中旬まで、頭が沸騰するくらいの濃い講義を受けました。私のような専門性迷子のライターはぜひ「ものキャン」を受講していただきたいです。第7期の募集はすでに終わっていますが、おそらく無料体験会などを今後も開催されると思いますので、気になる方はまよまよ先生をフォローして、最新情報をお待ちください。

ああ! 濃厚な2023年だった!
今年一年お世話になった方、本当にありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。


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