なんで死ななあかんのやろか?

『生物はなぜ死ぬのか』の著者 小林武先生
(東京大学定量生命科学研究所教授)によると
ある、遺伝子が潰れると寿命がのびるらしいでんな。
なんや、わざと殺してる遺伝子があるみたいで、生物は、積極的に死んでるっちゅうことらしいですねん。
人のような社会性のある生物は、まあ社会が決めてる部分が多いんやけど、それ以外の
生物は、遺伝子的プログラムによって決まってるみたいですわ。小林先生が生物を考える時に、いつも頭の隅においてはんのは『進化』っちゅうこと
らしいですねん。
まあ、化学反応とか、質量とか物理的なもんは、ビックバンによって出来たっちゅうのが言われておりますな。
それに対して、生物っちゅうもんは約38億年前に、この地球で生まれたんやけど、
こいつは、からだを持つ前の情報の時代から考えて見るとわかりやすいと思うんやけど
結局のところプログラムであるっちゅう訳ですねん。

まあ、ごちゃごちゃ言わんと結論言わせてもらいますとな、
なんで『死』があんのかって、そら、あんた
進化のためでんがな。
あんさん、死ぬものだけが進化して、今生き延びてんのに気イーつけまへんか?
そら、自分のことだけ考えてたら
『死』っちゅうもんは、人生の終わり、
ゴールっちゅうことになりまんねけど、
『進化』の中では、始まりであり、進化を
動かす原動力になりまんねや。
とどのつまりは、地球上に生まれてきた全ての生物の『死』と云う物の最終的産物
として、『生』がありまんねん。
今、皆さんが生きてはるこの時代
その昔、猿が進化して人間になった時代とは比べもんにならへんぐらい変化してしもて
えらいこっちゃ。
まあ、人間があれこれ変えてしまった結果
やから、しゃーないと思いまんねんけどな。
さあ、こっからが本題でっせ!!
よろしか! 
これからの『進化』の意思はあんさんら人間自身が決めていくんだっせ!!
どういう人間が好まれて、どういう人類が
生き延びていけるかっちゅうことを考えて
選択していくわけや。
わしは、あんたらにそんなこと出来るんかいなって疑うとるけど、まあ、上の方が
「やってみなはれ」
っていうタイプの御方やから、ワシからは何も言うことないけどな。
えっ、なに!? さっきから、上から目線で偉そうにごちゃごちゃほざいてる、お前は誰やって!?
どうせ「わしを誰やと思てんねん!!」
なんて言うやろ思てる、そこの君!
今どきそんなお下品なもの言いは
しまへんのや。
よう、覚えときな!
まあ、せいぜいおきばりやす!
  

なんと、ありがたいことでしょう。あなたの、優しいお心に感謝