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【病休教員】悪夢の4月を振り返る‐アクセルとブレーキを同時に踏んでしまってた私‐

病休中の支援学校教員です。
年度始めから1ヶ月持たず病休に入りました。
病休に至るまでを振り返ります。

今年は、私にとってチャレンジの年でした。
初めて小学生の教科指導に挑戦することになりました。

小学校教諭免許状を取得後、21年間ペーパードライバーを貫いてきた私です。
ですが、せっかく先生をやっているんだから、一度は教科指導をやってみたいという気持ちがあり、管理職にも話をしていました。

悪戦苦闘は覚悟していましたし、そのぐたぐたを綴っていこうとnoteのマガジンも作っていました。

丁度、上の記事を書いた頃、メンタルの異変も感じていました。
記事を書いたのが、4月6日の土曜日
この日は息子と県外に旅行する予定でした。

年度当初の怒涛の一週間を頑張れるよう、あえてこの時期に自分へのご褒美となりうる楽しい予定を投入していました。


ところが前々日くらいから不安が強くなりました。
「土日を休んで仕事が回るのだろうか。」
息子には丁重に断りを入れ、旅行をキャンセルをしました。

今振り返れば、うつの症状「休日が楽しみでなくなる」が出ていたんでしょうね。

さらに車に例えて言うと、アクセルを踏んでいるのに車が進まない状態。
「なぜ!???」
パニックになってしまっていました。

とにかく進み続けないといけない時期に、アクセルを強く踏めば踏むほど、仕事をすればするほど、なぜか仕事が溜まっていく感覚でした。

今考えてもぞっとします。

下のような症状もでてきました。
何かにとらわれて、ずっと考えてしまう」
「人の言動、表情がやたらと気になる」

緊急事態「コードレッド」


「自分よりも10倍仕事をかかえている先生が怒涛の日々の中、奮闘している。私も今は頑張り時。」
そう思いながらもメンタルの異変は明らかに感じていました。

管理職にも報告し、私の分掌をしばらく猶予してもらったり、私の授業準備まで他の先生に手伝ってもらったりしました。

「〇〇しましょうか?」
助け舟を出してもらえた時には、すべてお願いしました。
下手に遠慮はせず、軌道に乗ってきた時に、お返しすればいい。
そう割り切っていました。

それにしても進まない。
「確認してもブレーキを踏んでいるわけではない。なぜ!?」
こうなると、焦りというより、恐怖に。

元々早起きは得意で、目覚ましをかけていなくても5時に目が覚める生活パターンでした。
が、うつの症状「朝起きにくくなる」も出てきました。

寝付きは良いものの、夜間何度も目が覚める。
朝は起きられない。

年度当初、担当者で役割分担をすれば、やるべきことが積み重なっていく。
このままでは立ち往生してしまう。
それでも車は前に進まない。

「アクセルを踏んでいるのに」
「ブレーキと間違えているわけではないのに」

そうなると恐怖、パニックは加速していきます。
うつの症状「独り言が増える」も出ていました。
「もう無理」「怖いよ」
出勤できなくなってしまいました。

2ヶ月経った今、当時のことを振り返ると、
アクセルを踏んでいるようで、ブレーキも同時に踏んでいたんでしょうね。
自分自身「新しい挑戦だ」と捉え、
アクセルを強めに踏んでいたものの、
心のどこかに不安もありブレーキも同時に作動していた。

ただ、不安に気づかないふりをして、アクセルを踏み続けていたため、
身体がうつを発動させ、知らせようとしてくれたのかもしれない。

何かを決めるとき
何かをするとき
好奇心が強く刺激を追求する私と、繊細で用心深い私が激しくせめぎ合う。

アクセルな私の暴走を野放しにするわけにはいかない
ブレーキな私の声ばかり聴いていても退屈
私の中には2人の私がいる。
いい悪いではなく、どちらもかけがえのない私。
2人の「声」に耳を傾けて
いいあんばいを探りながら生きています。

私のnote記事:仮想通貨とHSS型HSPより


アクセルな私とブレーキな私のバランスが崩れて、私という車がトラブルを起こしてしまったのかな。

自分の弱さ、情けなさに打ちひしがれる日々を経て、
このように捉え直しました。


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