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支援学校のトリセツ

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支援学校教員として
運営しているクリエイター

記事一覧

リラックスして、しかもいい緊張感をもって仕事をするために

年度末になり、来年度4月から受け持つ学年や分掌(校内の役割分担)など、管理職から内々に伝…

脅し文句としての「教育委員会」 効果はあるのか?

「教師は教育委員会を恐れている」という都市伝説は本当か? 結論から言うと、教員の中でも温…

スケベ高校生の主張「ブラック校則を作ってください!」

教育問題でやたらと話題に上がるのが、ブラック校則。 数年前には、ブラック校則が映画やドラ…

「〇〇先生ってどんな人?」って偵察LINEが来る季節

人事異動発表の時期になりましたね。 なんか職場がそわそわしています。 この雰囲気苦手です。…

恐怖は人を突き動かす 映画「ビヨンド・ユートピア 脱北」をみて

  北朝鮮から脱北する家族を撮影したドキュメンタリー映画「ビヨンド・ユートピア 脱北」を…

主体性という病③(最終回)〜教師が手放すべきもの〜

主体性という病 3回シリーズの最終回 第1回をざっくりまとめると、 人間は本来、主体性な生…

人格の完成? そんなものは一生未完成

人格の完成は、教育基本法の第1章の最初に掲げられている大目標。 疑問が湧きました。 そもそも人格って完成するものなの? じゃあ、私の人格って完成しているの? って教育基本法を改めて見返してみると、根本的なことが抜けていることに気づきました。 そうか、教育基本法って、何も子どもだけではなく、大人も対象にされているんだった。 社会教育、政治教育、宗教教育なんかは大人も含まれています。 私はこう解釈しました。 我々も教育を受ける対象者である。 人格の完成なんて一生できない

出せなかった診断書〜やっぱり不登校は甘えではない〜

学校が抱える問題として、教員の病休の多さがあります。 私も病気休暇を経験しました。 不調…

「子離れしてください。」 できないから苦しいのに・・・

高等部で、受け持っていた子どもの保護者から聞いたこと。 お子さんは、重度の知的障がいのあ…

主体性という病②〜嫌われる勇気〜

前回の記事をざっくりまとめると、 人間は本来、主体性な生き物 大人や社会が子どもの主体性を…

主体性という病 〜教師が奪う主体性〜

近年の学校教育のキーワード「主体性」 近年というより、もうずっと言われているような気もし…

いいヤツばかりじゃないけど、悪いヤツばかりでもない

いい人ばかりじゃないけど、悪い人ばかりでもない職場だなと実感した話。 5年以上前になります…

海外ひとり旅から 障がいと自立について考えてみた

障がいなんて曖昧 障がい児を支援する仕事をしていて感じること 「健常者と障がい者の境界線…

支払いさせてくれない先輩から学んだこと

色々ありながら10年以上教員を続けてこれたのは、色々な人の支えがあったからこそ。 そのうちの一人 年に数回、必ず連絡を取ってお会いする先生がいます。 もう10年近くのお付き合い。ひと回り上の男性。(以下K先生) 教室や職員室を明るくて、温かい雰囲気にしてくれる、一緒にいて心地の良いK先生。 これでもかというくらい助けてもらいました。 K先生とのエピソード とある個人情報の入った書類を、あろうことか別の生徒に渡すというやらかしをしてしまったことがありました(汗) 生徒の