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外国人の恋人ができると言語力が伸びるのか


台湾人彼氏と付き合って4年ちょっとになりました、ばななです。
今回は「外国人の恋人ができると言語力が伸びるのか」について、
私の経験談を共有します。
ここでは伸ばす言語=中国語でお話しします。

まず結論から、言語力は伸びました
ただし、いくつか条件がそろう必要があると考えています。

【言語力が伸びる条件】

①相手が日本語を話せない

相手が日本語を話せる場合、会話のメインが日本語になる可能性があります。
日本語を勉強していて、日本人と付き合いたいという外国人の方も多いかと思います。
そうなった場合、相手の言語を使う機会は少ないので、言語力は伸びないと思います。
私の場合、彼氏は日本語力ゼロでした。

②相手が英語を話せない

(学びたい言語が英語の場合は除外してください。)
相手が英語を話せないというのも、重要なポイントです。
恋人同士でお互いの言語を話せない結果、
英語でのコミュニケーションを取る人は多いと思います。
ワーホリ等、英語圏で中華圏出身の恋人ができた人にも多い傾向かと思います。
私の場合、彼氏の英語力も会話は難しいレベルです。

この条件を満たした場合、
既に中国語の勉強をしている私が頑張るしかないという状況に陥ります。
(もちろん相手が日本語勉強してくれてもいいんだけどね!!!)

しかし、実際付き合いたてはあまり話せなくても楽しく過ごせます。
私も当時は、相手が何言ってるかしっかり理解できず、
ただただニコニコして、何を質問されても「都可以」「看你」と相手任せでした。
ただ、付き合いが長くなればなるほど
相手の欠点が見えたり、相手に不満を抱いたりするようになります。
これこそがチャンスです。

【言語力が急激に伸びるチャンス】

相手の欠点、不満が出てきたとき、
恋人同士なら言い合いになったり、喧嘩をすることがあると思います。
これこそが、大チャンスです。

まず、喧嘩をするようになるまで付き合っているということは
ある程度リスニング・リーディングはできるようになっているはず。
それゆえ、喧嘩で相手が言う内容はきっと理解できます。
しかし、自分に足りていないのはスピーキングライティング
インプットは十分なのに、アウトプットが苦手な状態です。

よって、
相手に嫌なこと言われているのをほとんど理解できているのに、
言い返すことができない

状態なんです。

そうなると、すっごく悲しくなるし腹が立ちます。
そして思うのです。
理由も聞いてもらえずに勝手に怒られて、
謝らないといけないなんて御免だ、と。
いつか絶対言い負かしてやる、と。

【実際に言語力を伸ばした方法】

これで条件も、きっかけもできました。
じゃあ実際どうやって覚えたかというと、
「根に持つ」ことです。
人に言われた嫌なことって、すごく頭に残りませんか。
それを逆手にとって、言語習得の糧にしました。

①単語や言い回しを覚える

運よくばななの彼氏は喧嘩時に、
画面上に収まりきらないような長文LINEを送ってくる人だったので
これが私の教材です。
全部読みます。
スクショもします。
わからない単語は即調べます。
教科書を開いて勉強するより、断然記憶に残ります。

②相手の矛盾を探す

頭に血が上った人の文章は、矛盾が生まれやすいです。
私は相手の矛盾をいちいち指摘して、
より怒らせるタイプの人間です。(アホ)
相手の文章に矛盾がないか、関係のない話題を持ち出していないか、
確認するためにすごく集中して文章を読みます。
何回か繰り返すと、文章を読み取る力が伸びます。

③アウトプットする

②で相手の内容を理解したら、
アウトプットという名の言い返しをかまします。
材料は①、相手が使ったことのある文章を、
所々自分が言いたい単語に置き換えます。
そして送信前にしっかり読み返します
矛盾があると②の私みたいに、指摘してくる場合があります。

口頭での喧嘩の場合、わからない単語は発音と声調から検索、
口に出して相手に言う前にしっかり頭の中で文を考えます。
喧嘩してるときに言葉詰まると、
なんか負けた気になるのでスラスラ言えるよう頑張ります。

こんなことを数か月、数年続けていると、
いつの間にか言語は身についてきます。

もちろん、喧嘩や言い合いに限らず、
中国語を使う機会が増えれば増えるほど、
言語力は伸びていきます。

仲良くお話しできたらいいな♡
みたいな動機ももちろん成長のきかっけになるかもしれませんが、
人に見下されたり馬鹿にされるのが大っ嫌いな私は、
絶対に言い返してやるという動機の方が効果的でした。

使えば使うほど、慣れれば慣れるほど、
言語力は伸びると思います。
インプットだけじゃダメです。
アウトプットをたくさんして、その言語を使うことに慣れてください!

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