見出し画像

とってもとっても大好きです、でも運命の人じゃないと信じたい

とても久しぶりのnoteです。

実はここ2ヶ月間海外に行っていました。今現在はホテルでの隔離期間中です。たった2ヶ月の海外でしたが、大恋愛と呼んでもいいほどの恋をしました。その恋について書きたいと思います。

まず出会いは、ドバイでした。私はアラブ首長国連邦にインターンシップをしに行っていました。その期間中に大きな食のイベントがあり、世界中から人が集まっていました。そのイベントで彼と出会いました。

私はexhibitorで彼はvisitorでした。私はインターンシップの一環でそのイベントに参加していたのですが、彼はそのイベントのためにトルコからアラブ首長国連邦に来ていました。

2022年2月14日、

そのイベントの2日目の帰り道、メトロを使って帰宅しようと、駅に向かっていました。イベント後のメトロは大混雑で進むのにもとても時間がかかっていました。その時に彼が、Hiと言って話しかけてきました。

最初はなんでこんなとこで?と思っていました。笑

でも私もドバイに来て1週間ほどで友達もいなかったし、せっかくだしと思ってメトロを待っている間彼と話をしていました。最初は彼はあまりタイプではないかな?と思っていたけれど、せっかくだし。の気持ちが強く、どうせこんなとこで出会った人なんてすぐに忘れるし、と思って軽い気持ちだった。

その時は私は大きな荷物を持っていたので、彼の名刺をもらって、メトロに乗ってさよならをしたけど、結局ホテルに戻ったところで彼に連絡して会うことに。その日は出会ってから間もなかったけれど、そういう関係に。まあ出会った場所も場所だし、どうせ一時的な相手だろうと考えていたから、少し悲しい気持ちもあったかもしれないけど、今後のことなんて何も考えていなかった。連絡先は交換して、さらに最初に私が追加した彼の番号は仕事用のアカウントだから、個人のアカウントで追加するね、と個人のアカウントも教えてもらったけれど、さよならした後も連絡する気などなかった。

そして次の日、私は朝イベントに向かった。そしてイベントが始まって少し経った後、彼から、Hey How are you?と連絡が来た。

まさか連絡が来るとは思っていなかったし、正直に一回だけの関係じゃなかったんだ、と嬉しくなった。そしてイベント中もやりとりをして、今日も夜会えるかな?という話になったけれど、私はイベントの後に用事があって、その後なら。と言ったけれど、その日は結局疲れてしまい会うことはなかった。

2022年2月16日、

そして次の日。またいつものようにイベントに向かい、その日はイベントの後は何も用事がなかったので、イベントが終わったら遊ぼう!という約束をしていた。彼に会うのが楽しみで、彼も自分の見学が終わったら私のブースに会いに行くからブースの場所を教えて、と言ってくれとても嬉しくなった。

イベント終了少し前に彼が私のブースに会いに来てくれ、顔を見た時は素直に嬉しくなった。そして一旦荷物を置きに戻り、着替えて2人で夜のドバイへ。

私はアラブ首長国連邦は2回目だけど、1回目は観光のみだったし、彼は初めての訪問で2人とも観光客ながら頑張って、彼の要望でPalm Beachへ。しかしメトロとトラムを乗り継いできたが、なんと夜の10時で閉まっていた。笑

観光客ながら高層ビル周辺で写真の撮り合いっこをしたり、お腹が空いたからと彼がイベントでもらってきたサンプルのチップスを歩きながらシェアして食べたり、2人っきりでとても楽しい時間を過ごしていた。その日はイベントの4日目で、次の日のイベント終了後に私はドバイから1時間ほど離れたところに戻ることが決まっていたので、その夜が私たちにとって一緒に過ごせる最後の夜だった。最後の夜だけれど、彼とは出会ったばかりだし、すぐさよならすると思っていたから、寂しい気持ちもあったけれど、もう会わないんだ、くらいの気持ちでさよならをした。

そしてイベントの最終日、帰る前に彼が私のブースに会いにきてくれ、最後に少しだけ話をした。出会ったばかりだったけれど、すっかり彼のことを気に入っていた。でも、私もドバイから離れるし、2日後には彼もトルコに帰国するとわかっていたから、その時は面白い出会いだったなあ。でももう一生会うこともないんだろうなあ。日本に帰ったら友達に話そ〜と軽く思っていた。

2022年2月19日、

寂しいなあ、と思いながらも彼の帰国の日。

空港に着いたよ。優しくしてくれてありがとう、また将来会えることを願ってるよ。君と知り合えてよかった。

みたいな感じのメッセージを送ってくれた。その時は素直に嬉しくてスクショをした。でも今見返してたら、何故か涙が出た。そのくらい彼に真剣になってしまったのだ。でもその時の私はここまで真剣になることを知らない。

その時の私はもう彼に会うことはないと思っていたから、私も出会えてよかった!寂しくなるよ!とメッセージを送り、早々にトークを終わらせた。

しかし1週間ほどしたら、

また彼からメッセージが。

Hey How are u? How is everything? まさかトルコに戻った彼からメッセージが来るとは想像もしていなかったからとても驚いた。その時も素直に嬉しくてスクショをした。そしてキャッチアップをして、私がアラブ首長国連邦での滞在を延長したこと、その延長した期間はインターンシップをせずに好きなことをしていいよ!とインターンシップ先の方が言ってくれ、2、3週間のフリータイムをもらったことを伝えた。

そうしたら彼が、Habibi come to Turkeyと言ってきたのだ。

彼も最初はふざけたつもりで言ったと思うし、私も冗談だと思ったのだが、私はトルコに行ったことがなかったし、ドバイからならそこまで遠くもなく、なんと実際にトルコに行くことに。

私も自分のフットワークの軽さに驚いたし、彼も本当に来るとは最初は思っていなかったと思う。彼をとても気に入っていたのもあったし、トルコ行ったことないし、時間はあるし、せっかくなら。という気持ちでトルコ行きを決めた。

実際にフライトもどこにステイするかもほとんど彼に相談して、彼に会えることも楽しみにしていた。

最初は一夜限りの関係と思っていた彼が、3日間ほどの関係になり、国を越えるまでの関係に。

2022年3月15日、

私がトルコに到着する日は、彼に出会ってからちょうど1ヶ月だった。出会って1ヶ月の人に会いに国を越えるなんて、私はとてもクレイジーだと思った。きっと彼もそう思ったと思う。

久しぶりに会った彼は、少し髪が伸び、髭も伸び、ドバイであっていた彼とはまた違く見えた。出会って1ヶ月なのにだんだん彼の存在が私の中で大きくなっていた。でもドバイでさよならしてその後は合わないと思っていたように、さすがにトルコの後は会わないと覚悟していたから、寂しい気持ちがだんだん大きくなっていった。私がトルコにいて彼が仕事で会えない時間は寂しくなってしまい、悲しい気持ちになることも。

その時はじめて自分がどれだけ彼を思っているか気付いた。もう一生会うことはないと考えていた人にまた再会するなんて、しかもこんな広い世界で。こんな広い世界の中でも、また会うことができるんだと、自分がこれまで生きていた日本という国はとても狭い世界だったんだと、世界はとても広いのだと、感じた。

彼が本当に私の運命の人なのかもしれない、と思ったこともあった。でも私はそれは望んでいない。だからこそこの恋はとても苦しい。

彼のため、が全てではないけど、彼に会うために国を超えたのは確かで、そんなことは私の人生の中で初めてで。あまり恋愛で泣いたりすることがない私が、何回も誰かのことを思って涙するのも初めてで。彼とトルコでさよならして1週間ほど経った今でも思い出すと泣きそうになってしまう。出会ってからはまだ2ヶ月も経っていないけれど、この恋は私にとって大恋愛だった。

でも彼はトルコに住んでいるし、私は日本に住んでいるし、宗教も違えば、彼は会社経営者だけれど私はまだ学生で、私たちの間にはギャップがありすぎる。

彼にあっている時間はとても幸せだけれど、彼に会えない時間はとても辛い。だからこそ、私は彼が運命の人であって欲しくない。国を越えるほど人を思ったのは初めてだし、彼のことがとてもとても大好きだけど、彼は私の運命の人ではない。彼と過ごしたドバイでの時間、トルコでの時間、思い出すだけで楽しかった時間と同時に寂しい気持ちが押し寄せてくる。いまだに彼を思って涙してしまうのだ。

私の人生の中で彼に出会えてとても幸せだった。

2022年3月21日、

私がトルコを出発する日に彼が空港行きのバス停まで送り届けてくれた。その日は彼もいつもより口数が少なく、少し悲しそうな顔をしているように感じた。バスを待っている間は私も涙が出そうであまり話すことができなかった。あの時間が彼と直接話せる最後の時間だったのに。さよならする時何度もハグをして、この時間がずっと続けばいいのに、そう願った。バスに乗る前に、we will meet again in shaa Allah.と彼が言った。その言葉で私は嬉しくなると同時に涙が込み上げた。私がバスに乗ってからも、彼は外から手を振り最後に投げキスをした。最後までお茶目な人だった。そんな彼が大好きになっていた。そんなつもりはなかったのに。

バスが発車してからとても彼が恋しくなり、涙が出た。

彼から、

君の人生の中でいいことが起きることを願っているよ。See u...

とメッセージが来て、そのメッセージを見て私はまた泣いてしまった。彼は私を何回泣かせたら気がすむのだろう。

少なくとも彼が私にまたどこかで会うと思ってくれていることが嬉しかった。今回みたいにすぐではなくても、死ぬまでに彼に会いたい。彼は私の運命の人ではないけれど、私の人生の中で大切なひとり。

私は彼のことを一生忘れないだろう。映画みたいな出会いではないし、たくさん悲しい思いをしたし、たった1ヶ月の短い大恋愛だった。彼に出会えて本当によかった。彼に出会えたことは奇跡だし、人生の全てに意味があるんだよ、と彼が教えてくれた通りだった。私がドバイへ行ったのも、彼がドバイに来て、2人が出会ったのも、私がトルコへ行ったのも、こんな気持ちになったのも、全てに意味があると信じて。

遠く離れたトルコの彼へ、

私と出会ってくれてありがとう。私にたくさんの新しい世界を見せてくれてありがとう。またいつかどこかで会えますように。その日まで元気で、私のこと簡単に忘れないでね。

遠く離れた日本の私より。

この記事が参加している募集

#忘れられない恋物語

9,219件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?