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「先生ログ」というシステム

今日はちょっと面白い記事を見つけたので、それについて考えてみます!

これです⬇️

梅川先生の「先生ログ」という考えです!飲食店の「食べログ」同様、先生一人一人にログをもうけて、子ども保護者が先生を選ぶというシステムの提案です!

個人的にはとても面白いと思いました。(それによって、現行の教育そのものが変わっていくと思うので、実現化するかどうかではなく、想像してみたってレベルの話になります。)

利点

・子ども、保護者が教育を自由に選択できる。

・オンラインの促進

・教育の方向性の選択が可能

・各教師が自分の強みを生かせる


課題

・大規模校と小規模校では先生の選択肢に差ができて格差につながる(オンラインでもその差は埋めづらい)

・低学年における学級担任制廃止の懸念

・教師のサービス業化

・個人プレー、スタンドプレー連発による教職員同士の不信感


先生ログの可能性は??

営利目的でないところに難しさがあるように感じました。教師の競争意識を利用する形となる一方で、学校の縛りが多すぎるので、現在の環境での実施となると、教師のメンタルがもたない気がします。笑

ただ、教育の方向性を子ども、保護者が選択できることのメリットはとても大きいと思います。教師の得意分野、キャラクター性が本当の意味で発揮できる環境になるからです。例えば、学力を大切に考えるご家庭、人間関係や対人コミュニケーションを大切に考えるご家庭、芸術的な感性を大切に考えるご家庭、などなど様々なご家庭のニーズに応えることができます。音楽が専門の先生を選んだら本格的なリトミック教育を受けることができ、体育が専門の先生を選んだら成長の黄金期に効果的な身体の使い方を覚えることができるでしょう。

まあ、一方でシンパシーの近しいコミュニティとなるため、子どもの価値観の幅は狭まりがちになりやすいことが懸念されます。また、現在、保護者の見方と学校の見方の整合性が一致しているとは言い難いので、子どもや保護者からの評価に納得できない教員が多数出現することが予想されます。そうなると、このシステムそのものがマイナスの影響を与えることとなり、開かれた学校の実現にまったをかけてしまいかねません。

あと、個人的な意見ですが、再任用教員が大勢出てくる地域にとって、教科担任制は使い勝手の良いシステムかと思いますが、その実態はどうなるのか…。


実際にやってみないとわからないことも多いので、とても面白いアイディアだなぁと思いました!小学校教員なので、教科指導力だけでなく、学級経営力も入れて、主となるクラスも選択制にできればいいかと思います。(が、そうなると誰と同じクラスになりたい!とか違う問題が生まれる。笑)

自分の信念をどこまで貫き通せるか、個人で勝負できる部分が生まれるので、個人的には挑戦してみたいとも思います。




小学校教師、パパとしての立場から発信し続けていきます!これからもよろしくお願いします!