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【適応障害】ケアラーの母とその息子②

自己紹介

こんにちは。バナボ千尋です。
僕は社会人2年目に適応障害で休職し、3カ月で復職したサラリーマンです。
現在も適応障害やその他精神疾患に悩む方に向けて、克服のヒントとなるブログを書いています。

僕自身のリアルな体験談は以下記事に書いていますので、気になる方は読んでみてください。

我が家の介護を取り巻く環境

うちは祖父がどちらも亡くなり、父方の祖母は一人暮らし、母方の祖母は施設で暮らしています。
母の姉(叔母)は統合失調症であり、都内の実家の1階で一人暮らし。
2階では両親と小学校4年生の妹と愛犬が暮らしています。

叔母は郵便局でアルバイトができていますが、家事は苦手で食事や掃除などは母が1階に降りて行っているそうです。

両親はどちらも仕事をしていて、休日は家族のケアで終わることも多いそうです。

うちは4人兄弟なので、兄と姉がいますが、兄は休みなく働いていて、姉は地方に住んでいるので、実家にちょこちょこ帰れるのは僕くらいという状況です。

昨年は結構大変な一年でした。
・父方の祖父の他界
・母方の祖母が倒れて入院→施設探し→入所
・祖母がいなくなることでの叔母の精神が不安定化
・僕が適応障害で休職
・姉が退職し、突然の地方移住

今年に入って半年ほど経ち、やっとみんな今の生活に落ち着いてきたところです。

ただ、両親が疲弊しているのはわかっていて、何かできないかなぁと思うわけです。

ケアラー向けの本を読んで

そんな中でたまたまヤングケアラー支援事業を行っている方の本を手にして、読みました。

本の中で最も主張していたのは、「ケアラーも自分の人生を生きること」でした。
面倒をみなければ。私は自由にしていてはいけない。という潜在意識を取りましょうね。そんな自分を受け入れましょうね。そんなことが書いてあったのです。

実は兄が昔同じようなことを言っていました。
「結局自分が豊かでないと人に愛情を与えられない。」
彼はそう言って、3年続けた教師をやめて、フリーランスでとにかくがむしゃらに働くようになりました。
たまに実家に帰ってきたら、いつも妹に抱きついています。
小学校高学年になった妹はもう嫌がっていますが(笑)

僕は適応障害を克服するにあたって、自分の中にあるトラウマやそこから無意識にできた価値観に気づいて、仕事への取り組み方を変えるというプロセスを体験しました。

それもあって、昨日読んだ本は書いてある内容がバシバシ伝わってきました。

介護や叔母のケア、子育てに疲弊している両親にできることは何か何かと深く考えていましたが、そこまで固執せず、話を聞いて一緒にご飯食べるくらいしてれば良いのかな~と思いました。

今週末は妻と実家に帰ります。

あなたのサポートで僕の活動を応援してください! 適応障害は年々増加傾向にあります。しかし、その病気についてはまだまだ知られていません。症状が改善しても悩んでいる人はたくさんいます。僕は実体験からこの病気について発信し、適応障害に悩む人々の安心できる社会を実現したいです。