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【ど緊張】ご両親あいさつ

自己紹介

こんにちは。バナボ千尋です。
僕は社会人2年目に適応障害で休職し、3カ月で復職したサラリーマンです。
現在も適応障害やその他精神疾患に悩む方に向けて、克服のヒントとなるブログを書いています。

僕自身のリアルな体験談は以下記事に書いていますので、気になる方は読んでみてください。

ご両親あいさつ

先月末プロポーズをし、無事婚約できたのですが、僕としてはまだ安心はしていませんでした。
そう、彼女のご両親に了承を頂かなければならないからです。
ご両親へのあいさつ。
これは今後の豊かな夫婦生活のためにも、ここで悪い印象を持たれるわけにはいきません。

とはいえ、彼女のご両親と初対面というわけではありませんでした。
同棲前はデート後彼女の家まで送っていたので、その度に顔を合わせていましたし、一度彼女の実家のクリスマスパーティーにも参加しました。
また、同棲前にもお話をしに行ったので、そんなに緊張していませんでした。

あいさつの日程は彼女の方から連絡して決めてもらいました。
昨日の夕方にたまたまうちの近くにくる予定があったようなので、なんとご両親が狭い我が家に来ていただくことに。

6時ごろ到着すると連絡をもらっていたので、夜勤明けの午後から大掃除開始。
焦ってやったので、4時半くらいには終わってやることも無くなりました。
なんとなくYouTubeとか見る気持ちにもなれず、ご両親が座るソファーにも腰をかけれず、ただベッドに座ってぼーっとしていました。
あー、コーヒー淹れとこうかなと思って立ち上がりましたが、あーいやもうちょっとくる直前の方がいいかと思ってもう一度座りました。
彼女が昨日焼いてくれたクッキーはお皿に出しておいた方がいいかと思って立ち上がりましたが、やっぱりそれもまだ早いかと思ってもう一度座りました。
「何?緊張してるの?」
と彼女に言われ、
「は、してねーし、は?は?バカじゃん?」
とか言って、ゼクシィの両親あいさつマナーの記事をチェック。

彼女が駅まで両親を迎えに行った後も、1人で部屋をぐるぐると。
エアコンのリモコンをアルコールで拭いてみたり。

そうこうしている間にインターホンが鳴りました。

モニターに彼女の変顔。
「着いたよ!!!」
なんか、楽しそうやな。

お父さんがハットを脱いで、部屋をぐるっと見て、
「おーいいねぇ〜」
よし。よしよし!

4人が席に着くと、
「もう、書いちゃう?」
とお母さんが一言。
「お母さん、早いって!」
彼女がすかさず。

ウェイ!書いちゃう?ということは、これはもう最初から書くつもりで来ていますよということなので、これはこれはこれはじゃないですか!

緊張が少し和らぎました。

「あぁ、一応ですね、僕からちゃんとお話をしたいなと思っていて。先週僕からプロポーズをして、2人で結婚しようという話になりました。2人の結婚をご両親に許していただきたいと思っています」

「親から反対とかは全くないし、2人が良ければそれでいいよ」
お父さんのその言葉を聞いてから、スッと身体が軽くなりました。
婚姻届を出して、証人欄にサインをしていただきました。

時間も時間だったので、その後は4人で食事をしました。
ハヤシライスと茄子の揚げ浸し。
デザートにはお母さんが持参してくれた桃のゼリーをいただきました。
蒸し暑い初夏の夜にぴったりのメニュー。

なんと、ご両親は彼女の手料理を食べるのは初めてだったそうで、クッキーも含めて大変喜んでいました。
「こんなの作れるようになったのね。」
彼女のご満悦な表情が可愛かったです。

食事が終わった後、お父さんから
「〇〇(彼女の名前)は千尋に渡すから。」
そう言われ、手を伸ばしてくれました。

はい、僕はお父さんと固い握手を交わしました。
彼の手は分厚く、ほんのり温かく、揺るぎない愛情を感じさせる手でした。
思い返してみると、自分の父親と握手をしたことなんてありませんから、初めての感覚でした。初めて感じた父性でした。
千尋と初めて呼んでくれました。

クリスマスパーティーのときもそうでしたが、基本的には全く緊張感を与えさせないご両親で、和やかな雰囲気を持つお2人です。

なぜあんなに来る前に緊張していたのだろう。。。

素敵なご両親は娘のことが大好きで、彼女もご両親が大好き。
仲の良い3人が話している光景は美しく、憧れるものでした。

ご両親を玄関でお見送りして、しばらくすると再びインターホンが鳴りました。

「バイバ〜イ」

モニターパンパンにお母さんの顔。

親子やなぁ。

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