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温かな優しさに触れたハワイ留学

自己紹介

こんにちは。バナボ千尋です。
僕は社会人2年目に適応障害で休職し、3カ月で復職したサラリーマンです。
現在も適応障害やその他精神疾患に悩む方に向けて、克服のヒントとなるブログを書いています。

僕自身のリアルな体験談は以下記事に書いていますので、気になる方は読んでみてください。

短期語学留学

大学2年終わりの春休み、ハワイに3週間語学留学に行きました。
元々フィリピンの予定でしたが、当時vlog作成に凝っていた僕は気候の面でどうしてもハワイに行きたくなってしまいました。
そのことを正直に父に伝えたところ、ブチギレられたのを覚えています。
費用が数十万変わってくるので当然ですよね。
とはいえ、結局行かせてもらったので今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

1人で初めて行く外国はかなり刺激的だったので、またいつか詳しく書きたいなと思っています。

僕の英語力について

中学生のころから、英語は好きでした。
帰国子女の友達がいたことや、駿台の英語の先生の授業が好きだったので、どんどん英語力は身につきました。
高校に入り、結局勉強はしなくなってしまったのですが大学受験期に英検2級を取りました。
大学に入ってからはまた勉強をしなくなったので、今では再び中学生レベルといったところです。

ホストファザーの優しさ

ホストファミリーはフィリピン系の人たちでした。
英語も聞き取りやすいため、かろうじて簡単なコミュニケーションが取れました。

ある日、ホストファザーがリビングのソファーに寝っ転がりながらNBAを見ていました。
僕も子どもの頃からNBAが好きでしたので、ご飯を食べながら見ていました。
レイカーズ対セルティックス。
いつ見てもワクワクするカードです。

僕、試合を見ていて流れが変わりそうなプレーや、良いプレーがでると、
「えぐっ」「うんま!」とかすごい言っちゃうんですよ。

「you like to watch NBA?」
ホストファザーに聞かれました。

子どもの頃から好きです。特にレイカーズがね。

ホストファザーもレイカーズファンのようで、レイカーズの試合はすべて録画してありました。

その日から、僕がリビングにいると違う番組を見ていても、NBAに変えてくれるようになったんです。
そして変えた後に、カーネルサンダースのような満面の笑みを向けてくれました。
別にそんな気を使わなくても良いのに。
そのニュアンスを英語で伝えられる自信はありませんでした。
ただ、その行動にものすごく愛を感じました。

ところで、アメリカは普通にNBAが見れるから羨ましいです。
日本は楽天の独占状態で高いお金を払わなければ見れません。
あれ、どうにかなりませんかね、、、。

エイジの友人の優しさ

僕がバスケ好きであることがホストファミリーのエイジ(1人息子)にも伝わったようです。
エイジは20歳の小太り男性。
父親に似て笑顔が素敵です。
ある日、エイジに一緒にバスケをしようと誘われました。
もちろん僕はOKして、ランドクルーザーに乗り込みました。
エイジは近所の仲間も誘っていたらしく、アジア系とアフリカ系の男性2人を乗せてストリートコートに向かいました。
車内での3人の会話はよくわからなかったのですが、昔からの友達であることは理解できました。
コートに付くと、近所のバスケ仲間がたくさんいました。
僕は最初の方は雰囲気をつかむために、端の方でドリブルをついて観戦していました。
試合を見ていればわかりますが、みんな素人なんですよね。
でも、結構うまくて、こんな自然にバスケを遊びでやる文化かっこいいなぁ~と思いました。
数十分経って、そろそろ僕も試合参加したいな~と思いましたが、誰にどう言っていいのかよくわかりませんでした。
知らない仲間内に入っていくのなんて、日本でも難しいのに、言葉のわからない土地ではより心細かったです。

しばらくすると、アフリカ系のエイジの友人が寄ってきてチームに入れてくれました。
「I never forgot you.」
いろいろ喋っていたけれど、それだけ聞き取れました。
それだけしか聞き取れなかったけれど、嬉しくて、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

試合に参加すると、僕は無双できました。

ハワイの学生は日本語も少し勉強しているようで、僕がドリブルで切り込んでいくと、
「チヒロ!アブナイ!」
「アブナイ!チヒロ!」
と叫ばれていました。

試合が終わるころにはチヒロコールです。

その日のバスケは夕方のスコールにより終わりました。
雨が降り始めると、一斉に全員が車に戻っていく光景もハワイらしいなと思ったのを覚えています。

その日のディナーでエイジが僕のプレーに驚いたことを両親に話してくれました。
それを聞いて、僕は誇らしげにソーセージを頬張っていました。

僕も彼らのようになりたい

ホストファザー、エイジ、エイジの友人。
何者かよくわからない僕に対しても優しい彼らに感動しました。
意識的に優しくしてくれているというか、元々そういう人なんだと思います。
温かい笑顔なんです。
言葉がわからなくても、伝わるものがあります。

僕もそんな温かい自分でいたいです。


あなたのサポートで僕の活動を応援してください! 適応障害は年々増加傾向にあります。しかし、その病気についてはまだまだ知られていません。症状が改善しても悩んでいる人はたくさんいます。僕は実体験からこの病気について発信し、適応障害に悩む人々の安心できる社会を実現したいです。