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【Z世代サラリーマンの適応障害体験談③】適応障害と仕事の深い関係

僕の仕事

僕はIT企業に勤めるシステムエンジニアです。
それなりに歴史のある企業です。
システムエンジニアといってもさらに細分化され、作るものもさまざまですが、僕はメーカー向けのIoTシステムを作っていました。数年後みなさんの生活を支えることにもなる結構面白いものです。顧客も業界最大手の企業様だったので、部内でも注目度の高い案件でした。

勤務状況

僕の仕事のスピードは、同僚と比較しても著しく遅かったと思います。今振り返るとどんどん遅くなっていた気がします。
「あなたは細かいところに目が届く」と言われ、僕には各種チェック業務が降り注いでいました。
当然、品質の責任を持つ業務です。
どうしても残業が発生してしまいます。
体力には自信があったので、月45時間を超える残業時間も特に気になりませんでしたが、このチェック業務と抑うつ症状の組み合わせには終わりがありません。
「あぁ~あのタスク大丈夫かな、終わるかな、、」
仕事でも仕事以外の時間でも常に不安が襲ってくるため、やりがいというより安心を感じるだけの毎日でした。

僕の仕事に対する気持ち

これを耐えれば、良い経験が積める。
プロジェクトとして必ず評価される。
スキルアップする。
そう思ってとにかくやるべきことをやるという意識で毎日を過ごしていました。
しかし、日に日に表情は固まり、
休みの日に映画や漫画を見ても何も感じなくなっていました。

こうして思い出していると当時の疲労感が蘇ります。

こういう時に大事なのはなぜ僕はこの仕事をしているのか、という疑問に対する答えだと思います。
当時の僕にはその答えがわかりませんでした。
ただひたすら頭の中で「目の前にあるやるべきことをやるだけだ」と言い続けていました。

何も考えず、タスクをこなせ。

毎日その言葉を言い聞かせて踏ん張るには、僕の心は重くなり過ぎてしまいました。

あなたのサポートで僕の活動を応援してください! 適応障害は年々増加傾向にあります。しかし、その病気についてはまだまだ知られていません。症状が改善しても悩んでいる人はたくさんいます。僕は実体験からこの病気について発信し、適応障害に悩む人々の安心できる社会を実現したいです。