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鬼滅の刃にみる・鬼じゃなかった君へ

今更ながら鬼滅の刃のことを書く。
今更ながら。

大抵、知り合いには
「遅れている〜」
と言われる。

その度に、日本中を長年笑わせてきたのに、日本中から火をつけられた松ちゃんが若き日に、笑っていいとも!で放った
「お前らと同じ方向歩いてへんわ!」
を使わせて貰っている。

世間の大半がリアルタイムで恋焦がれるものに、恋焦がれていないと、どうやら後ろを振り向かれるらしい。

まあ、今になってTWICEにハマっている俺に呆れた顔で、周回遅れ感を知り合い達も見せつけたいのだろう。

スラムダンクの映画を好きな人が2回から3回映画館に観に行っている頃に
「まだ、観てない」
と言ったら、非国民だと言われたw

迷わず、まっすぐな目で
「俺は今なんだよ!」
と返したが。

観に行ってから、感想を言ったら
日本語の1番最初に習う、あを伸ばした返事で片付けられた。
んー。。

何の話だったか?
そうだ!鬼滅の刃だ。
アニメをこの人も観るの?と自身に思わせたランキング1位の母親でさえ、映画館に観に行ったと言う鬼滅の刃。

そして、この鬼滅の刃について、何を書きたかったかと言うと
「ハナから悪いヤツなんていなくない?」
と言うことである。
これに尽きる。

もう一度言う。
何でやねん!ってあなたが思おうと、あなたのパートナーが思おうと、もう一度言う。
「ハナから悪いヤツなんていなくない?」

これが鬼滅の刃を観て、自身が学んだことである。

と言うのも、鬼滅の刃と言う漫画、アニメは、敵である鬼のバックボーンを描いている。
敵がなぜこうなっちゃったのかと言う経緯を鬼のストーリーを掻い摘んで見せる。

なんかさ、鬼になりたくて生まれてきたヤツはいないんだよね。
なんかさ、このアニメを観ている側の人間界も悪くなりたくて生まれてくる人なんていなくない?

皆んなさ、無垢だし、純粋で何も知らなく生まれてくるんじゃん。
そんで、愛されたいし、人生楽しみたいし、一生を良かったなぁと思えて終えたいじゃん。

今、現在、嫌なヤツも、悪いことしてる人も赤ちゃんのときから悪かったわけないよね。
鬼になってしまう何かがあったんだよね。

で、それは鬼じゃない人には起きてないだけでさ、鬼になりたかった人っていないよね。
まあ、ラストまで観てないからラスボスの経緯とか分からないんだけど。

ラスボスは生まれた瞬間、開口一番!
「鬼になりたくて生まれて来ましたー!」
って言ってたら、また考えるけど。

鬼舞辻無惨の為に前世とかカルマから考え直すけど。

多分、そうではないんだろうし。
なんか、皆んな本当は愛すべき人であり、幸せになるべき人だよなぁと思う。
もう、当たり前ぐらいにそれは思う。

この人、何があったんだろうとか。
どんな両親の教育だったんだろうとか。
傷つく何かがあったのかなぁとか。
この人の潜在意識はこうだなぁとか。

なんか、人のそんなところを見てしまう。
鬼になりたかった人いないもんなー。
何かあったんだろうなー。

「ハナから悪いヤツなんていなくない?」

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