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南アフリカでの進学、MBA・ビジネススクールについてまとめてみた

南アフリカの大学院で、無事修士論文を提出しました。ばんです。
英語でガッツリ学位をとるのは初めてだったので、仕事をしながらのパートタイムで論文を読み、レポートを書き、リサーチを仕上げる作業はなかなか忍耐力がいる作業でした。

ただ、社会人になって、仕事にコミットして、自分自身の視野を広げた後に、改めて腰を据えてリサーチをするという作業は、自分が今後何をしたいのか?マスターレベルのリサーチをするほどコミットしたいテーマはなんなのか?キャリアとか打算的なことを一旦置いて、自分の好きと得意はなんなのか?というようなことを、改めて考える非常に良い機会になったと思っています。

南アフリカに移住して、1年以上経っているタイミングだったので、このまま生活しているだけだと、ネットワークも言語力も、南アフリカ社会への理解も、なんとなく伸び悩むような気もしてきていて、自分自身にストレスをかけつつ、可能性を広げたいと思っていました。

そんなこんなで、学位を取ったのですが、最近駐在なりなんなりで南アフリカで進学を検討している、という相談を受けることが増えたので、簡単にまとめてみようと思いこのエントリーを書いています。

マニアックだと思うのですが、もし参考になる人がいれば、読んでみてください。


南アフリカの高等教育は、グローバルレベル?

アフリカという言葉が持っているネガティヴなイメージや偏見もあり、南アフリカで進学、という言葉にピンとこない人がほとんどだとは思います。
しかし、南アフリカは実は科学的な研究分野でも、世界トップレベルの分野が結構あり、国立大学のいくつかは、世界大学ランキングでも日本の国立大学と匹敵するほどの評価を受けています。

豆知識💡
世界で初めて心臓移植を成功させたのは、南アフリカのケープタウン大学の教授だったとか。HIVの流行なども手伝ってバイオロジーやウイルス関係の研究はかなり進んでおり、世界からも研究目的で南アフリカに来る研究者も多いのです。

社会学、人文科学の分野でも、アフリカの視点で世界をみたり、アフリカというフィールドで学ぶことの意義を感じる人にとっては、とても良い環境だと思います。

デコロニアリティ(脱植民地化)の流れもあり、西洋的なアカデミックな世界に対して、これまで周辺に追いやられていた社会グループによる知識想像が積極的に行われています。

英語圏であることから、欧米の学術界とのつながりも深く、大学の教授の中にはアメリカやイギリスで学位を取った人も珍しくありません。

南アフリカで学位をとるメリット

南アフリカという場所で、学位を取ることを考える人は、そんなに多くはないと思います。私自身も、南アフリカに住んでいたので、ここで学位を取ることを考えた始めた、いわば偶然南アフリカだったという側面が大きいです。学部以降の学位を考えるときに、まず初めにアフリカの大学が出る人は少ないと思いますが、ここで学ぶことのメリットは、多くの人が想像しているよりもたくさんあるように感じています。

この記事は、世界の大学ランキングに触れているのですが(ランキングは複数ありますし、大学全体だけではなくどの分野の研究をしたいかなどによって、どの大学のどのセンターがいいのか、特定の教授がいるからこの大学のこのコースに行くなどあると思うので一概には言えないと思いますが、参考として)、Quority of Education Rankingで、南アフリカのトップ2の大学(ケープタウン大学とWits大学)は、それぞれ180と190。日本の東北大学が198、早稲田大学と北海道大学のランクが、それぞれ345と344なので、なかなかの健闘です。
こうしたランキングが示しているように、南アフリカの高等教育機関のレベルはかなり良いと言われています。(比較して、基礎教育はかなり改善の余地があると言われていますが・・・)

まずは、そんな南アフリカで学位を取るメリットをポイントごとに書いてみます。

英語圏であり、英語を学びやすい

日本の某オンライン英会話でも、南アフリカ人講師は「ネイティブ」の枠組みで登録されているところが多いです。アメリカやオーストラリアに比べると数は多くないですが、日本の公立学校でALTとして派遣される南アフリカ人講師もいます。そういう意味で、新興国英語圏の中では、トップクラスの英語環境では、と思っています。

南アフリカの英会話スクールに視察に行ったことがあるのですが、非英語圏のアフリカ諸国だけでなく、韓国や南米のブラジルなどから英語を学びに来ている人々がいました。

トレバー・ノアなど、アメリカで活躍している南アフリカ人も多くいます。
南アフリカの英語のアクセントは、そこまで癖も強くなく、全く知らない英語圏の人が聞くと「アメリカじゃないし、イギリスじゃないし・・・でもちょっとイギリスに近いから、アイルランド??いやあでも・・・」となる感じです。(わかります?笑)

海外の大学を卒業している人が南アフリカの大学に進学する場合は、IELTSのスコアが必要になりますが、IELTSの勉強をすること自体は、個人的にはTOEICよりもずっと実践的な学びになると思います。

ただ、他の先進国英語圏と違うのは、南アフリカ人の多くも、母語が英語じゃないこと。南アフリカの公用語は11言語もあります。
そのうち、一番話者が多い言語はズールー語、その後にコサ(Xhosa)語と続くのですが、これらの比較的多い言語でも、それぞれ全体の20%ほどの人の母語に過ぎません。そのため英語が仲介言語として非常に大事な環境なのです。そのため、ほとんどの人が、第二言語を話す大変さを理解してくれます。

個人的な経験ですが、南アフリカのヨハネスブルグに4−5年住んでいて、「英語を話せますか?」と聞いてくる人や「英語が上手だね」と言ってくる人にほとんど会ったことがありません。英語が聞き取れなかったり、うまく表現できなかった時も、急かしたり呆れたような反応に会ったこともほとんどありません。多様なアクセントや英語レベルの人がいることが、大前提なので、言語的な環境もとても恵まれていると思います。

(もちろん、これは南アフリカの都市部の話で、田舎に行くと、エリアごとに英語以外の主要な言語があるので、ちょっと雰囲気が違います。)

多様性が尊重されている

言語の話でも触れた通り、南アフリカに住んでいる人は本当に多様です。
南アフリカ人と一言で言っても、さまざまなバックグラウンドの人がいます。またアフリカ大陸の中で最も発展している国でもあり、他のアフリカ諸国からも多くの人が進学や就職のためにやってきます。元々イギリスの植民地だったことや、今でもイギリス系の南アフリカ人が多いことから、ヨーロッパとのつながりも強いので、欧州からの移民や駐在員も多いです。

もちろん、多様性は人種や国籍だけではなく、経済レベルもさまざまです。南アフリカの経済状況については、よく「二重経済(Dual Economy)」という表現をされるのですが、一つの国に先進国と新興国が共存しているような状態を指しています。
先進国さながらの生活スタンダードが存在している一方で、絶対貧困もあり、いわゆる途上国と言われるようなスタンダードの生活をしている人も多くいるのです。

世界的に見てもかなり早い段階から同性婚が認めらており、憲法上はあらゆる人権が認められている人権先進国のようでありながら、人々の意識レベルではまだまだ実現には程遠い現状もある国です。この二重性が南アフリカの特徴でもあると思っています。

個人的には、学部の頃に中東(特にイスラエル・パレスチナ)に行って、その後インドに5回くらい渡航してどっぷりハマった後に南アフリカに来たので、シナゴーグがあり、モスクがあり、そしてインドコミュニティの存在感もある南アフリカは、さまざまな文化やアイデンティティが交錯するとても興味深い場所に感じられました。

さまざまな側面を学ぶことができることも、南アフリカで学問を修める、ということに関してはプラスの要素ではないでしょうか。

学費が安い!

これはひょっとしたら、トップのメリットになるかもしれません。
国際的にも認められる南アフリカの学位ですが、学費は先進国のそれを比べ物にならないほど安いです。(それでもローカルの人の多くは、学費を払うことができずに退学になるケースや、学費が一気に払えないという理由でパートタイムで学位をとる人が多いので、南アフリカの経済格差を見ると、適切な学費って難しいなあと考えさせられます。)

大学やビジネススクールのサイトを見ていただいて、最新の情報を見てもらうのが一番だと思いますが、日本のWebスクールに行くのと同じくらいというがミリオン円はしないです。修士であれば、その半分以下のところもあります。自費で行こうと思っている人にとっては朗報です。
(とはいえ、インフレや為替変動もあるので、それぞれ確認してくださいね!)

生活費は、セキュリティやエリアを考えると、そこそこの価格はします。(あとは停電があったりするので、ジェネレーター付きのところを選ぶ必要があるし、日本みたいな小さいアパートはほとんどなく、それなりの広さになってしまうので、条件をつけていくと家賃はそこそこになります。)
ただ、気候はいい(夏は暑すぎない、冬は寒すぎない)、自然は近い(車で数十分のところにハイキングコースやトレイルラン、自然保護区など盛りだくさん)、サファリも近い、ジムも安い、ワインも安いので、日本よりは少ない価格でQOLの高い暮らしに手が届きやすい気はしています。

アフリカ視点、新興マーケットに強くなれる

特にMBAなどのビジネススクールに関連して、アフリカなどの新興市場で学位取得のメリットは、この市場に強いナレッジと、ネットワークが手に入るところだと思います。

南アフリカのビジネススクールを通して、南アフリカ以外のアフリカ諸国出身の人に出会ったり、BRICSとして、アフリカ大陸を超えたいわゆる”第三世界”の事情に強くなることは、強みになるのではないでしょうか。

ビジネス系でなく、私は人文系の学位を取ったのですが、西洋中心主義から離れた取り組みに触れることができたのは、とても有意義だったと思っています。パンアフリカンな視点や、デコロニアルな文脈をアフリカ視点で学ぶことができたことは、プラスだったと捉えています。

知人で、南アフリカで生物系の博士課程に在籍している日本人の人がいるのですが、曰くサンプルが豊富にある環境が南アフリカにあるので、こちらで研修をしているとのこと。

海外での学位=欧米にとらわれることなく、選択肢を広げて検討してみることで見えることもありそうです。

南アフリカで学位をとる懸念点

ポジティブな話から入りましたが、とはいえ新興国で暮らすことになるので、さまざまな困難や懸念点も多々あります。

カルチャーフィット

多文化国家だからこそ、コミュニティやコンテクストによって求められるものが異なったり、人種や民族間の摩擦があるのも南アフリカ。
アパルトヘイトが終焉してから、30年弱した経っていないこともあり、コミュニティや場所によって異なる「当たり前」や「暗黙のルール」があるように感じられたり、自分自身の人種や民族の捉えられ方を考えさせられる経験もあるかもしれません。(私自身は、そこから学ぶことも多く、ここで暮らし、学ぶメリットでもあると思っていますが。)
こうしたことがストレスになることはあると思います。

TIA(This is Africa)という言葉あるのですが、汚職や色々な手続きの遅延、ぎりぎりのアナウンスなど、びっくりすることがたくさん起きます。
また、最近は計画停電もひどいので、アフリカならではの気苦労も多いです。

Webサイトに書いてあることが100%正しいとも言えず、一人一人に確認したり、個人的に人と仲良くなることで解決されることも多く、日本とは勝手が違うことだらけ。フィットすることが難しいと感じる人もいると思います。(こうした違いを楽しめる人にとってはメリットかもしれません。)

アドミがとにかく大変、とにかくプッシュ!

TIAに関連して、アドミニストレーション、事務的な作業がとにかく大変です。(他の国はどうなのでしょう?)

ビザやアプリケーションなど、調べたらすぐわかりそうなことも、ちゃんとまとまった情報がなかったり、古い情報も修正されてないことも多いです。
とりあえず、考えて迷う前に問い合わせをして、教授レベルに相談することや事前のネゴシエーションがとても大事です。
日本の感覚だと「無理かもしれない・・」ということも、突撃したり、ネゴシエーションすることで解決することもあります。逆に、そのくらいの押しやコミュニケーションがないとことが進まないことが多いです。

1回や2回で諦めないで、アタックすることが大事。(・・・なんですが、言葉で伝わるか不安です笑)
本当に南アフリカの教育機関への申請を考え始めたら、相談しに来てみてください。笑

欧米ほど有名ではない

そのほかの懸念点としては、南アフリカの学位を取ったとして、例えば日本の企業では、ほとんどの人がその大学のことを知らない、ということでしょうか。

それでも、アフリカ大陸内では、間違いなくそこそこ名前が通った大学が多いので、アフリカで何か活動することを考えている人は、むしろプラスになるとは思います。

暮らすとなると、気になる治安

あとはみんなが思う、治安ですかね。
ヨハネスブルグであってもケープタウンであっても、治安の懸念はつきものです。イメージとしては、ヨハネスブルグの方がずっと悪いのですが、1人あたりの殺人件数は、ケープタウンの方が多かったりするので、他の場所でも油断はならないと思っています。プレトリア大学やケープタウン大学でも、留学生が携帯をとられたり、軽犯罪に遭遇したという話はよく聞きます。ヨハネスブルグ大学やWits大学は、ヨハネスブルグに位置しているのですが、凶悪都市呼ばれているからこそ、みんな気をつけるからかもしれませんが、意外携帯をとられたりする話は聞かなかったりします。どっちもどっちでしょう。

日本から南アフリカに来る多くの人は、地元の人と比較して、経済的に余裕があることが多いです。いざとなったらUberなど比較的安全な移動手段を取れる経済レベルがあれば、土地勘を持って、基本的な対策をして、不要なリスクを取らずに行動すれば、多くのことは防げます。

それでも、日本で学生生活をするよりは、リスクはありますし、安全を確保するために気疲れもするし、お金もかかるのは事実です。

南アフリカのビジネススクール:GIBSとWits、どっちがいい?

ここまで長くなってしまいました。
南アフリカ全体の話が続きましたが、いざ南アフリカで学ぼう!と思った際に、どこの大学に行ったらいいか、という問いが生まれると思います。
ここからは、主観も入りますが、南アフリカの中の教育機関を比べてみます。

ヨハネスブルグとケープタウン、どっちがいい?

まず、2大都市圏のケープタウン(西ケープ州)とヨハネスブルグ(ハウテン州)が選択肢に出てくると思います。

日本人の研究者が多いのは、ケープタウンだと思います。シンプルに都市を比べると、ケープタウンは山もあり海もあり、ライフスタイル都市と言われているだけあって、ケープタウンの暮らしはいい面がたくさんあると思います。

ただ、私のパートナーはアフリカ系の南アフリカ人ので、そうした人にとっては、ケープタウンは自国でないような、ヨーロッパの一部のような空気感もあるといいます。アフリカ系南アフリカ人で、ケープタウンに一時期住んだあと、「ここは自分が暮らすところじゃない」と思い、ヨハネスブルグに戻ってきた人を複数知っています。今回はその辺りは触れませんが、「アフリカ大陸」で学ぶことを重視する場合は、ヨハネスブルグのあたりの方が、アフリカン・アイデンティティも強く、アフリカをより強く感じられるかもしれません。より欧米的な価値観も強く、もしアウトドアや海が好きであれば、ケープタウンでしかできないことも多いと思います。最終的には好みもあると思いますが、なるべくいろんな立場の人に話を聞いてみると、見えてくるものがあるかもしれません。どちらの都市圏も、エリアによってかなり印象が変わると思うので、さまざまな角度から検討してみることをお勧めします。

駐在がきっかけで南アフリカに来た人の多くは、ヨハネスブルグにいると思うので、ケープタウンは選択肢にはならないと思いますし、私自身がヨハネスブルグをベースにしているので、今回はヨハネスブルグの2つのビジネススクールについて扱ってみます。

ヨハネスブルグの2大ビジネススクール

南アフリカ最大の都市であるヨハネスブルグがあるハウテン州(Gauteng州)には、2大ビジネススクールがあります。

ハウテン州は、最大の経済都市・ヨハネスブルグと、南アフリカの行政府のあるプレトリア(南アフリカには首都が3つあるのですが、そのうちの行政府があるのがプレトリアなので、各国の大使館や政府系組織はここに集まっています)があります。そのため、南アフリカに住んでいる日本人の多くも、ハウテン州の周辺に住んでいる人が多いです。

ハウテン州にある2つのトップ大学それぞれに関連したビジネススクールがあります。
それぞれの特徴はこちら

GIBS(プレトリア大学系)
プレトリア大学系列ですが、ビジネススクールは日系企業も多く所在しているヨハネスブルグ・サントン地区にあります。外資や大手企業も多いエリアに位置しているので、大企業勤務で会社のお金で通っている南アフリカ人や外国人もそこそこ多いです。ファシリティが整っていて、大学の規模も、一つのクラスの人数も小さめ。

Wits Business School(Wits大学系)
Wits大学系列のビジネススクールです。ヨハネスブルグの南側、CBDと言われるエリアの近くに位置しています。国内でもトップの大学の系列で、規模も大きく、南アフリカ以外のアフリカ諸国と連携したプロジェクトなども多いのが特徴。コースのバラエティも多様。

GIBSとWits、どちらを選ぶ?

私のパートナーは南アフリカ人なのですが、彼は両方のビジネススクールに行ったことがあります。どちらを選ぶかは、最終的には個々人に委ねられますが、彼と私の主観も踏まえて意見を共有させていただきます。

ビジネススクールに限らず、アカデミックの世界は、例えアフリカであっても西洋的な思想が強くなりがちです。南アフリカはじめ、他のアフリカ諸国やインドなどで脱植民地化(デコロニアリティ)が言われて久しいですが、まだまだ道半ばな印象。

2つのスクールを比べると、GIBSの方が大企業的で形式だっているところがあります。その分、日本からの留学であればカルチャーフィットはしやすいかもしれませんし、立地的にも、駐在員も多くクラス高所得エリアにあるので、通学しやすいと言えます。

一方で、Witsはより多様な価値観を重視していて、欧米的になりがちがアカデミックの世界でも第三世界的な視点やアフリカ、その他アジアなどの視点を尊重する文化があると言われています。特に駐在をしている人からすると、少し通いにくい立地にあるかもしれませんが、せっかくアフリカで学ぶのであれば、さまざまなアフリカ諸国からの集まった未来のリーダーと学び、そこに日本やアジア的な視点で貢献することはとても意義のある機会になるかと思っています。
(つまりは、個人的にはWitsがおすすめです。)

とはいえ、やっぱりそれぞれの事情や好みもあると思うので、それぞれにとっていいと思う選択ができればと思います。

大事なのは、やりたいという意志と諦めないこと!

私の周りで、南アフリカでの修士を検討して、相談してくれる方には、いろんなバックグラウンドの方がいます。

  • アフリカ新興市場で、社会的に意義のあるビジネスをしたい

  • 南アフリカに駐在に来て、予想以上にワークライフバランスが良く時間ができたので、自己投資に時間を使いたい

  • 駐在に来てしばらく経つけど、英語力の伸びやネットワークの広がりに限界が見えてきたので、自分にストレスをかけて成長したい

  • アフリカ地域のネットワークやビジネスの知見を深めたい

  • 駐在付帯で来て、時間が余っているが、キャリアのブランクにするのではなく、次のステップにつなげたい

どれも素敵な志だと思います。

それでもやっぱり一番大事になるのは、やりたい、やり切りたいと思う気持ちだと思います。

アプライをするタイミングでは、まだ何を研究したいのか、定まっていないのは自然なこと。コースワークをしていくうちに新しい気づきがあって、思考が変化していくものだと思います。

途中でやめてしまうかもしれないけど、まずは飛び込んでみる。たまにはそういう形もいいかもしれませんが、最初の一歩となる「やってみたい!」という意志がなんだかんだ大事だと思っています。

南アフリカをはじめ、特に新興国での申請作業や事務手続きは簡単ではありません。メールをして、時に電話をして、フォローアップする必要があることが、申請するときも、申請した後もあると思います。
それでも、人とつながって、やりたいという意志を伝えることが、何よりも大事だとおもいます。それさえあれば道は自ずと開けると思っています。意志を持つこと、そしてその意志を伝えることが一番です。

もし、南アフリカでの学位に関心がある人で、私に何か力になれることがあれば、ぜひご連絡ください!

南アフリカ以外でも、さまざまなエリアで、アカデミックで奮闘している人は、勝手に同志だと思っています。皆さんのアカデミックジャーニーが、良いものになりますように。

それでは!

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