誰しも「洗脳」される可能性があります
みなさん、こんにちは。
さて、最近は読書の週間として
動画やネットニュースで気になった内容があれば
インターネットで調べるのではなく
書籍を探して、「本」を読むようにしています。
今回私が気になったのが
「洗脳」という言葉です。
たまに、芸能界や普通の事件でも
「洗脳」という言葉が出てきて
正常な判断ができずに事件を起こすケースがあります。
外から聞いていると絶対に怪しいしありえないことでも
洗脳下におかれているとまんまと信じてしまいます。
今回読んだ本はこちらになります。
○洗脳 地獄の12年からの生還
この書籍の著者はX JAPANのボーカルとして活躍した
ToshIさんです。
私もX JAPANの世代ではありませんが
「紅」など名曲が多くテレビで見る機会もあるので
知っています。
また最近は「龍玄とし」という名前で
バラエティ番組にも結構出演しています。
ただ、この本を読むとよくここまで戻ってきたな・・・
という気持ちになり只々バラエティに出て楽しませてくれている
ToshIさんを見るだけで何か胸が苦しくなります。
タイトルにもあるので想像はついているかと
思いますが、ToshIさんは
10数年の間、洗脳状態にあり暴行や暴言を浴びながら
ただお金を稼ぐだけのロボットとして団体に数十億円を
払っていたんです。
殴られて、それでもお金を何十億も渡してしまう？
そんなバカなと思いますが
当時のToshIさんには洗脳されているという
感覚は一切ないんです。
いかに「洗脳」が怖いかが分かりますよね。
でもなぜこんなことになってしまったのか。
詳しくは書籍を読んで欲しいのですが
ここでは簡単に紹介します。
○なぜ「洗脳」されたのか
自分は大丈夫と思っていても
誰だって、嫌なことがあったりして
心が疲弊している時はあると思います。
そこにスッと入ってくるのが「宗教」に近い
こういった洗脳です。
ToshIさんの場合は、ちょうど
X JAPANとしてアメリカで
活動しようと思っていた時でした。
ボーカルであるToshIさんは
英語の発音に苦戦しメンバーとも
喧嘩が絶えず、精神的に疲弊していました。
そんな時に心の支えになったのが
後にToshIさんを苦しめることになる
守谷香との出会いです。
この守谷香さんと結婚したことで
紹介されるままに宗教団体
「ホームオブハート」に参加してしまいます。
主にこの宗教団体のTOPであるMASAYAという
人物と妻であるはずの守谷香に洗脳されていました。
結局、これまでやってきたX JAPANの活動を
全て否定され、脱退しろと言われるがままに辞め
X JAPANの解散へと繋がっていきます。
○書籍を読むと本当に胸が痛い
守谷香は元々、ToshIさんを洗脳して
資金源にする目的で近づいたのでしょうか。
実際、当時はこの洗脳騒動が
ワイドショーでかなり報道されており
守谷香とToshIさんは実際に出演もしています。
その映像はYouTubeに一部残っていますが
守谷香は非常に可愛らしい顔立ちをしていて
こんな人が裏では暴言や暴行を行なっていたとは
ちょっと想像がつきません。
だからこそ余計に怖い感じがしました。
ToshIさんにとっては当時唯一味方で
いてくれる存在だっただけに余計に辛いし
信じてしまう気持ちも分からなくないです。
この書籍にはこうした洗脳していくまでの
状況がかなり細かく丁寧に書かれています。
実際、「洗脳が解けた」とToshIさんが感じたのは
これまで何の疑いもなく
お金を支払い暴力されていたということを
こうして文章にして振り返っている間に
「自分のためにやってくれてたんじゃない」
「お金のために利用していただけだったんだ」と
気づく事が出来たんだと言います。
○みなさんに知って欲しいこと
なぜ、これほどまでにToshIさんは洗脳されてしまったのか。
当然MASAYAという人物の洗脳レベルが
高かったというのもありますが
1番大きいのは悩みを抱えていたことです。
この書籍にも出てきますが
「洗脳は交通事故のようなもの」です。
仮にそういった人に出会っても
精神的に悩みがなければここまで
深入りしてしまう確率は非常に低くなります。
洗脳状態を解くということは
非常に難しいです。
ToshIさんの場合も12年間洗脳状態でしたし
ToshIさんが有名人であるが故の
様々な事がきっかけで洗脳状態から脱出できた
ようなものです。奇跡のような話です。
我々一般人には頼れる人も少なく
こうして逃げ出すのは非常に困難です。
どんなに仲が良い友達でも
立場的に断れないような相手であったとしても
怪しい雰囲気が出てきたら
断る勇気を持ちましょう。
ただ急に断るのは難しいと思うので
日頃からしっかり断る練習をしておいた方が
良いと思います。
私も気をつけて過ごしていきます。
詳細が気になる方はぜひ
書籍を読んでみてください。
以上
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