「ETCカードが挿入されていません」は「こんにちは」という意味がある。

みなさん、こんにちは。

この日も何となくカフェの後
本屋に立ち寄ってみました。

私は、Kindle Unlimitedに加入して
普段も読書しているのですが
ここにきて紙の本の良さも感じてきています。

なんと言ってもこうやって
記事にしようと思って読み返す時楽ですよね。

Kindleでは、読み放題になっている
ビジネス書を読むことが多いのですが

実際にお金を払って読む本は
「直接的なビジネス本」というよりも
どちらかというと、
「あまり関係のないもの」を目的としています。

一見、noteなどの副業とは関係なさそうでも
これが意外と役にたったりすることが多いからです。

今日も直感だけで

いしわたり淳治さんの
「言葉にできない想いは本当にあるのか」を
購入し読んでみました。

言葉にできない想いは本当にあるのか (単行本)

○はじめに

恥ずかしながら、私は

この本を手に取るまで
いしわたり淳治さんの事を知りませんでした。

購入した後に本の中の
プロフィールを見て知ったのですが
いしわたり淳治さんは作詞家で

Superflyのヒット曲でもある

「愛をこめて花束を」の作詞も担当している。

この本は、朝日新聞デジタルでいしわたり淳治さんが
連載している
内容をまとめて一冊の本にしたものです。

内容としては、
お題となるいわゆる「我々が普段よく耳にする言葉」について
いしわたり淳治さんの
感じたことを
書いているというような感じである。

先に言ってしまうと
普段、素敵なワードを生み出している

作詞家の人はやはり目の付け所が違うな。と思いました。

普段、私は何となくテレビを見ているだけなのですが
この本の中ではそんな番組での一言を
ピックアップして
深く考えているというようなものが
多く、参考になります。

この本を読んでいると
どんな空想の世界よりも

リアルで我々の目の前で起きている事の方が

よっぽど面白いということがよく分かります。

それを何となくで流してしまっていた
私は、
かなり人生を損していると思った反面

いしわたり淳治さんのように

何気ない言葉の意味を考えたりすることが

習慣になれば、

noteのネタには一生困らないとも感じました。

本書で書いてる内容で、
すごい着眼点だなと思った事をいくつか
羅列させてもらいます。

✅ギガ放題

このギガという言葉は
昔はスマホの容量を表していましたが


いつのまにかデータ使用量の意味として
当たり前のように定着しています。

本来重要である
「何の」ギガが無制限なのかの
重要な部分が省略されていますよね。

例えば、携帯電話を「携帯」というのもそうです。
携帯灰皿や携帯ゲーム機もあるのに
大事な方を省略して携帯と読んでいる。

このことから、日本は略すことが大好きで

そのためなら、本質の部分が略されることに
何の疑問も思わないということが分かるということです。

✅ETCカードが挿入されていません

日本の車は、エンジンを入れると

ETC車載器からこの言葉が流れるのを
みなさんも一度は聞いたことがあるのではと思います。

このETC車載器がついたまま
海外に出荷されていることが結構あり

海外では日本の車は

エンジンをかけると日本語で挨拶されていると思うらしいです。

だから、海外の人は
「ETCカードが挿入されていません」＝「こんにちは」
だと思っているのだという。笑

面白いですね。

✅「✕」はやべぇ

テレビ「激レアさんを連れてきた」で
15歳まで、名前も漢字で書けなかった人が
スーパーのアルバイトを通して、漢字、計算を学び
社長にまでなったという人を特集した時

その人が始めて電卓という便利なものに出会った時
「✕」は押せなかったらしいです。

なぜなら掛け算のことを知らなかったので

このボタンは押してはいけない
「✕」はやべぇと思ってたらしい。

やっぱりノンフィクションにはかなわないですね笑

✅動物の中で料理をするのは人間だけ

人間だけが料理をする。
だからこそ、「猫舌」という言葉はおかしい。
料理をする、つまり火を使って料理をするのは
人間だけなので
口に入れて熱いと思うのは人間だけなのでは？

つまり人間以外の動物はみんな猫舌に違いない。
正しく言うなら野生舌だ！！

こんな考え方したことなかったです。

✅パプリカ

パプリカは聞くと自然と子どもたちが
踊りだすというくらいヒットしました。

どうやら、子どもたちはパ行がスキらしい。

お菓子も「ポッキー」や「パイの実」など
パ行がつくものが確かに多いです。

そういったことから
米津玄師さんは、パプリカを選んだのかもしれない。

だんご３兄弟がヒットしたときは

団子やが繁盛したが、
パプリカがヒットしても
パプリカが売れているということはない。

パ行は子供がスキなのに、
それなのにずっと嫌われているピーマンのラスボス感は凄い。

✅ヒット曲

よく、売れた曲をヒット曲という。
野球に例えるとヒットでは点が入らない。

それより上のホームランがあるのに、
ホームラン曲とは言わない。

また野球でホームランを「一発」というように
一発屋と芸人の事を呼ぶことがある。
というならば、
トークができて長く活躍している人は

ヒットを量産していることなのか。

エンターテイメントの世界は野球で例えられる。

その他にも今年話題になった
NiziUの歌詞や、
香水の歌詞に触れているところもあったり
テレビ番組のほんの一言も、
深く考えることで
ものすごく話が広がっている。

心が折れるから「心は棒状なんだ」とか
普段、全く考えたこともないですよね笑

このような疑問は
よくよく考えてみると

少ないが、私も考えたことがありました。

今日はせっかくなので
この本のスタイルのように
私が感じている言葉についての
解釈を発表したいと思います。

○私の好きな言葉の解釈

○「3-2」

みなさん、これを見て
どう想いますか？

普通に「1」と思う人が多いでしょう。

実はこの「3-2」というのは
HKT48の曲のタイトルなんです。

そう考えると

この計算式で導かれる答えである「1」は

「1位」

オリコン1位を目指すぞ！
という意味もあるんじゃないかという
捉え方もできのではないだろうか。

さらに、歌詞を見てみると
三角関係を表していることも分かってくるし
「1」というのは「孤独」という捉え方もできる。

歌詞の中では

「3-2なら孤独が残る」

「2-2には絶対なれない」

「3÷2では僕だけ余る」

と計算式を通して
三角関係の恋愛を表していて
なんという天才的な歌詞だと感じた。

三角関係についての曲を書いていく中で
何がどうなると、「3-2」というところに辿り着くのか。

秋元康さんの頭の中を覗いてみたい。

HKTは他にも「12秒」という曲もあり
これも非常に奥が深いので
気になった人は曲を聞いてみてほしい。

○マルボロとマールボロ

私は

芸人では、千原ジュニアさんと
小籔千豊さんが大好きです。

昔、その二人と
フットボールアワーの2人を加えた
4人でやっていた

「ざっくりハイタッチ」という番組を
知っている人はいるでしょうか？

私が、その番組で一番好きなのは
4人が移動中のバスで喋ってるだけという
「車中トーク」という企画です。

これを見てると2人が本当に頭の回転の速さが
天才的であることが分かります。

小藪さんの「ターリーついてんねん！」を
後藤さんが「タリーね」と訂正したところから

「ファストフード」
→ファーストフードでええやん

「せんたくき」
→せんたっきでええやん

「マールボロ」
→マルボロでええやん

とジュニアさんと小藪さんの二人が
永遠と同じような使われ方をしている
言葉を言っていくくだりは何回見ても面白い。

他にも

突然、ジュニアさんが
野球の「死」の概念がおかしいと言い

デットボールは死球というが
ランナーとして塁に残る。

しかし、アウトになったら
１死、２死という。

これは矛盾してると言い出した回があった。

やはり、芸人さんと
作詞家さんの感性は独特だと改めて感じさせられました。

○まとめ

今回
この本を読んだことで

いろんな言葉の意味を考えることは
非常に楽しいし

noteにおいては
それが1つのネタになることも分かりました。

そして、我々がさらっと流している言葉に
常に疑問を持ち、自分で考えるという
ことが、素晴らしい歌詞を作れる所に
繋がっているのだということも理解できました。

別に、正解が知りたいわけではありません。

今は、スマホがあるので
いつでも正解は調べることができますが
そうではないです。

この言葉にはどんな意味があるのだろうと
自分で妄想することが楽しんです。

これは、私が前に書いた
アイドルの曲の考察は楽しいと
似たようなものがあるかもしれません。

そうゆう事を考えながら
テレビを見ることは決して無駄な時間では
ないとも思います。

なんとなく手にした本だったが
こうしてnoteに感じた事を書きたくなる
素敵な1冊でした。

気になった人はぜひ、手にとってみてください。

言葉にできない想いは本当にあるのか (単行本)

以上

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画像元：フリー素材ぱくたそ（www.pakutaso.com）

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