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私の「思考日記」【完結】

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大学の課題として取り組みました。30日間、名言を取り上げ、考察を書いています。
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2020年6月の記事一覧

思考日記9日目

今日はプラトンの言葉を扱う。 プラトンはあの有名なイデア論による観念哲学を創始したことで知られ、ソクラテスが関与した思想が強く残っている。 イデア論に関しては世界の捉え方に新たな視点を加えたものであり、今なお確信的な思想として今尚教科書に載り続ける。 学術団体、学園の「アカデミー」の語源、「アカデメイア」の発祥もまたプラトンによるものとされている。 今回はそのプラトンの 「人の振る舞いは、主に3つ、欲求、感情、知恵に作用される」という言葉を使って考えていく。 初見

思考日記8日目

今日は荘子の名言を扱う。 荘子は紀元前中国の思想家で、道教の始祖として知られる。 無為自然を基本とした思想は人為を忌み嫌うものであり、俗世間を離れた世界の捉え方をする荘子の思想は、同時代で政治色の強い老子の思想とは一線を画していた。 「面と向かって人を褒めたがるやつは、影に回ると悪口を言いたがる」という言葉を扱う。 初見、強烈な悪寒が走った。 何を隠そう、自分に当てはまり過ぎている。 これはいわゆる自分の中の「プアー」というやつで、世間体の中にいる自分を重んじる自分

思考日記7日目

今日は稲盛和夫の言葉を扱う。 日本の実業家で、京セラ、KDDIの創設者であり、1959年に創設した京セラに関しては、その独特な経営管理手法に「アメーバ経営」と異名がついた敏腕経営者である。 地元鹿児島の歴史に造詣が深く、西郷隆盛を敬愛していたとされている一面も持つ。 そんな彼の言葉として今回、 「夢に酔っていればこそ、それを実現する情熱が湧いてくるのです。」この言葉を取り上げて考えていく。 これまで述べてきたように、私の頭の中には4つのマインドが存在すると考えている。

思考日記6日目

今日はアレクサンドロス大王の言葉を取り上げる。 アレクサンダー大王とも呼ばれる彼は、マケドニアの王として東方遠征、アケメネス朝ペルシアを滅亡させたり、帝国建設、ヘレニズム文化など功績の多い王である。 幼少期からの伝説も多く存在し、後々ナポレオンやカエサル、ハンニバル、ジョージワシントンなどにも影響を与えていることから、神格化された表現をされることも最近は目立つ、根強い人気を持つ英雄である。 「知識なしではスキルは発揮できない。スキルなしでは力は生み出せない。力なしでは知

思考日記5日目

今日はヴィルヘルム・フォン・フンボルトの名言を取り上げる。 ドイツの言語学者、政治家で、弟に博物学者のアレクサンダー・フォン・フンボルトを持つ。 ヨーロッパの知識人にバスク語を普及したことで知られ、フンボルト大学の創設者である。 また、プロイセン王国政府の外交官を務めたことも歴史的に有名である。 今回は彼の言葉、 「たいていの人々は運命に過度の要求をすることによって自らの不満の種をつくっている」こちらをピックアップする。 発言の経緯については例の如く分からないので、

思考日記4日目

今日はちょっと自分の主張がほとんどになると思われる。 今回取り上げるのは、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの 「語るのではなく示せ」恐らくルートヴィヒの言葉の中で一番有名な言葉の一つだろう。 20世紀の哲学者の中でも屈指の名言、言論を示したルートヴィヒは孤高の天才とさえ称される。 この発言に至った経緯を明らかにすることは出来なかった。 ここでは各種専門家の分析などは敢えて見ず、私の解釈と考察によって自身の成長に活かしていきたい。 単純に、理屈をこねているよりも、実際

思考日記3日目

セオドア・ルーズベルトという男がいる。 ルーズベルトはアメリカ大統領官邸を「ホワイトハウス」と呼称し始めた張本人である。 当時歴代最年少で大統領に就任した「平和の対極にいる男」と呼ばれることもあった、そんな好戦的な外交をしていた政治家である。 そんな彼も数多の名言を遺しており、戦乱と葛藤の中戦い続けた人生が色濃く反映されている印象を受ける。 今回私がピックアップしたのは 「自分ならできると信じれば、もう半分終わったようなものだ」という言葉。 今回もまた、発言に至っ

思考日記2日目

本日はキング牧師の言葉を取り上げる。 1929年生まれのキング牧師は39年の生涯の中、人種差別に非暴力で立ち向かったアメリカの公民権運動を語る上で欠かせない論者、牧師である。 そんな彼の発言から今回ピックアップするのは 「人の真価がわかるのは喜びに包まれている瞬間ではなく、試練や論争に立ち向かうときに示す態度である」という言葉。 戦う姿勢を崩さないながらも、非暴力を貫いた彼の人生においては人格が表れた言葉であると 私は初見で捉えた。 その上で、私の状況に落とし込みつ

思考日記1日目

本日は、トーマス・エジソンの 「最上の思考は孤独のうちになされ最低の思考は混乱のうちになされる」を取り上げる。 発明王として知られるエジソンには、幼少期からの逸話が多い。 電話、蓄音器、電球、トースターなど、生涯で取った特許は1000件を越えたとされている。 そんなエジソンが放った言葉の一つとしてこれを取り上げたが、 ここからは私の境遇に置き換えつつ、この言葉を咀嚼していくことにする。 私は毎日Twitterにイラストを投稿する。 コメディや風刺、ほんわか系などを