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博士課程のファインダーから ー初めてのカリフォルニアー
時折、無償に訪れたくなる場所が誰しもあると思いますが、僕にとってはそれがカリフォルニア州のサンノゼである。
ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴほど知名度はないかもしれないが、実は名だたるテック産業が立ち並ぶ”シリコンバレー”の中心地である。
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21歳も終わりごろでしょうか。当時、大学卒業が近づき、これといって何も経験したことがない僕が、両親にお願いしてサンノゼ留学に飛び出した。英語の勉強はおろか、海外旅行すらしたことがない僕にとっては未知の世界。工学部に所属していたことから、シリコンバレー近くのサンノゼ州立大学に語学留学に行った。
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サンノゼ州立大学では、日本語を勉強している学生たちがウェルカムパーティーを開いてくれた。当時、僕はアメリカでお酒が飲める年齢だったが、留学のコーディネーターさんから「日本人は若く見られるからお酒が飲めないかもね。」と言われていた。しかし、ふたを開けてみれば、現地の学生から「25歳くらいだと思ってた!!」と驚かれた。僕の老け顔は世界共通らしい。
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この時、もう頭の中は新しいことや驚きでいっぱいになっていたが、まだ留学の初日である。
*この留学備忘録の続きは不定期更新です。
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