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★月間まとめ:12月上旬の「こんな曲聴きました」

というわけで、今月も始まりました。今月筆者が聴いたニューリリースを、健忘録を兼ねてウェブリソースをフルに活用してメモするという企画です。

前回の反省(多すぎて選別が大変だった/まとめるのも大変だった)から、更新スパンを月に一回ではなく、半月に一回に変更しています。
初回投稿およびコンセプトについては下記の記事をご参照ください。

いつも文字数がすごいことになるので、できるだけ簡素な一言を添えています。できるだけ・・一言で・・簡素に・・
それではどうぞ〜

No.1〜No.9、Summer SaltからKhruangbin & Leon Bridgesまで

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左上からSummer Salt、The Proper Ornaments、HMLTD、Ashnikko、Puffyshoes、Winter、Hammock、Grimes、Khruangbin & Leon Bridges

01.Summer Salt「Fire Flower」

1960年代のポップスと、ボサ・ノヴァ、ジャズに影響を受けているというオースティンのバンド。

彼らのディスコグラフィがいまいちよくわかっていないのですが、キャリアに対して物理盤の数が少なく・・「Favorite Holyday」に収録されているヴァージョンとは別なのかな?ヴァイナルとっても可愛いですよね。

★2019年12月6日「Fire Flower

02.The Proper Ornaments「Black Tar」

Ultimate Painting 、Veronica Fallsのジェームスと、Toyのマックスが率いるバンド。なんか、日本盤のタイトルが妙に渋い日本語だった記憶が・・。

★2020年2月28日『Mission Bells

03.HMLTD「Why?」

ロンドンの5人組バンド。パリのCollectif 99°の作ったヴィジュアル・イメージもなかなか鮮烈ですね。

日本語の歌詞が音声合成技術で歌われているので、ところどころ不明瞭で聴き取れないんですが、聴いている感じ、Vaporwaveの「フローラルの専門店」とか「猫 シ Corp」みたいな、間違ってはいなくても、何となく日本語ネイティヴが聴くと違和感を覚えるような・・。不思議なバンドですね。

★2020年2月『West of Eden』出る・・らしい?

04.Ashnikko「Working Bitch」

「Hi, It’s Me」EP収録曲・・ということで、本当は2019年10月のリリースなんですけど、VCが出たのが12月なので今月に入れました。キャッチーなメロディがいいですよね、好きな曲です。

05.Puffyshoes「Part Time Lover, Full Time Lover」

Usagi Hopsさんと、Neko Meowsさんのデュオで、2009年に結成、2013年に一度解散するも2018年に再結成した東京在住のアーティスト。

Blonde Redheadがチルウェーヴかドリームポップをやっているような感じ?と筆者は思いましたが、メインで使われているリフはどことなく日本の歌謡曲のような、何かノスタルジアを感じます。

★2019年12月7日『flower

06.Winter「Stayin In(feat.Justus Proffit)」

ローファイなバンドサウンドのドリームポップ。NMEやBBC Musicの記事にもあったんですが、昨今は本当にベッドルーム・ミュージック、ドリームポップ(バンド寄り/ チルウェーヴ寄りがあると思いますが)の素晴らしいアーティストが多いですよね〜。良いです、良いです。

★2019年12月6日「Hazy

07.Hammock「Saudade(Silencia)」

もうすでに発売されているアルバムですが、ヴィデオが出たので無理やり入れました。メロディに対する否定的なアティチュードはアンビエント的ですが、使っている楽器はポスト・クラシカル的な感じですかね。ジャケットもかっこいい・・

★2019年11月15日『Silencia

08.Grimes「My Name is Dark」

びっくりした・・まさか出るとは・・
そしてこのヴィデオは東京で自作されたとのこと。新譜が楽しみですね。

★2020年2月21日『Miss Anthropocene

09.Khruangbin & Leon Bridges「Texas Sun」

はあ・・サイコーだ・・。 デッド・オーシャンズから2020年にEPが出るとのこと。こちらも楽しみです。

★2020年2月7日「Texas Sun

No.10〜No.18、Denison WitmerからGabrielle Aplinまで

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左上からDenison Witmer、MGMT、Sports Team、Loving、Arch of Love、Magdalena Bay、SASSY 009、Vilod

10.Denison Witmer「Save Me From Myself」

USはペンシルバニアのSSW。Sam Amidonを彷彿とさせるしっとりとしたフォークソング。ネオ・フォークとも呼ばれているようです。Bandcampにこんな文章が掲載されていました。

「家族としての生活は忙しい。かつてのような自分自身の時間を過ごすことはもはやできないから。でも、自分が一人の時間を恋しいと想う反面、家族の一員として過ごすことは別の意味を示してくれたりする。

子供達は自分が何をしたいかとても明確に伝えようとする。彼らは純粋に愛されたくて、話を聞いて欲しくて、安心したい。・・それは、The Prayer Of Saint Francisのこの歌詞を彷彿とさせる・・

”我々は、自分たちが与えたものをまた人から受け取る” ー家族との生活ってそういうことだと想うんだ。」

この曲で歌われているのは、結婚して妻と子供と過ごし、自分の時間が過ごせない男性の人生です。

ギヴ&テイクの計算が人間関係でしょ?と思っていた男性は、はたと子供を見て気がつく、子供達はシンプルに自分の気持ちの想うままに生きている。自分の人生は虚しい・・誰か、私を救って、そして愛してくれ・・。

・・何だか切実な歌詞ですが、心にグッと来ますね。とっても良い曲です。

★2019年12月6日「Save Me From Myself

11.MGMT「In the Afternoon」

最近のMGMTをキャッチアップしていなかったので焦って過去の音源を聴き直しました。この感じ・・2枚目以降のホラーズのガレージゴス+シューゲイザーにMGMTのサイケが混ざったみたいな、そしてなによりネオ・サイケのリバイバルみたいな音でサイコーだ・・

★2019年12月11日「In The Afternoon

12.Sports Team「The Races」

テン年代初期、あるいはゼロ年代に出てきたガレージロック・リバイバルのようなざらついたバンド・サウンドですね〜。

シングルリリースは2019年11月でしたが、こちらもヴィデオが今月出たので今月の音楽として無理矢理扱ってます。この、何をしても上手くいっていない男性の出てくるヴィデオもいい味出してます。

★2019年11月22日「The Races

13.Loving「Lately in Another Time」

レイドバックしたローファイに、The Superimposersみたいなサイケ感も少し見受けられます。良いですね〜

★2020年1月31日『If I Am Only My Thoughts

14.Arch of Love「Light in Your Eyes」

フィラデルフィアのデュオ。シンセサイザーを用いたドリームポップ、ドラムの感じは80年代のニューウェーヴとかディスコっぽいかな?そしてこのヴィデオ・クリップはどことなくM!R!M「Survive」を彷彿とさせますね。

透明感のある心地よいサウンドです。

★ 2019年12月6日「Light in Your Eyes

15.Magdalena Bay「Oh Hell」

LAのデュオ・・この曲については、バンドメンバー自ら「emotional indie ballad」と評しているようですが、個人的には「チルウェーヴのフォロワーはドリームポップと融解して今はこんな感じになっているんだなあ」とふんわり考えました。

★2019年12月12日「Oh Hell

16.SASSY 009「Lara (feat. Clairo)」

ノルウェーはオスロで同じ学校に通っていたというTeodora、Sunniva、Johannaの3人からなるSassy 009が、USのSSWであるクレイロ(Clairo)をフィーチャーしたシングル。

一見ドリーミーな甘いシンセポップなんですが、Sassy 009のざらついたノイジーなメロディはリフレインを重ねるごとに歪んでいったりして、なかなか凶悪で良い気がします。

★2019年12月6日「Lara (feat. Clairo)」

17.Vilod「Clop」

はあ、いい・・。Ricardo Villalobosと、Max Loderbauerのコラボユニット。

★2019年12月2日『The Clouds Know』

18.Gabrielle Aplin「Magic」

ガブリエル・アプリン、美しいエレクトロニック・サウンド、ボトムは控えめでヴォーカルを聴かせてくる構成になっていますが、歌声が美しいし歌詞が耳に残りますね・・ピアノ・ヴァージョンの「My Mistake」も良かったです。あと可愛い・・。

★2020年1月17日『Dear Happy

おまけ(前回の投稿で取りこぼしたものなど)

Pictish Trail「Bad Algebra」

エクスペリメンタル寄りのフリーク・フォークという感じかな?

Blackbird Blackbird「Hearts」

ささやくような、呻くようなぶつ切りの人の声が入り、シンセサイザーのレイヤーが空間を作り、レイドバックしたメロディがループする・・チルウェーヴサウンドですね。

Elkka「Every Body Is Welcome」

ウェールズ出身の女性プロデューサー。フォーテット好きな人は絶対に好きだと思います。(雑な感想ですが私は大好きです)

Rory St John「Castle」

Holy Fuck「Luxe」

Blush Response「Post Truth」

Pop.1280「Boom Operator」

Tokyo Tea Room「Designer」

Freak Slug, Treasure「Your Touch」

Jamael Dean「Akamara」

UVB「Destroy The Wicked」

はあ・・最高・・


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