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2023年Q2 Apple 決算情報


決算情報 Apple (APPL)


iPhone販売回復が寄与し、1-3月売上高が予想上回る
決算発表後、時間外取引で一時2%高を付けた。年初来では28%上昇
900億ドルの自社株買いも発表-四半期配当は4%引き上げ


Apple (APPL) EARNINGS 2023 Q2
HEADLINE


✅売上高⭕️:948.36億ドル vs 予想 928.40億ドル (対予想🔺2.15%)
✅EPS     ⭕️:1.52ドル       vs 予想 1.43ドル           (対予想🔺6.32%)
✅粗利    ⭕️:44.3%     vs    予想 44.1%

✅ガイダンス:
Q3 四半期 : ⭕️
🔘EPS:予想7.74ドルに対し、ガイダンス7.97ドル〜8.42ドル
通期業績見通し:⭕️
✅EPS:7.23ドル〜7.91ドル 前回予想から引き上げられた





Appleは同四半期の純利益
241億6000万ドルであると報告したが、前年同期は250億1000万ドルだった。総収益は前四半期の972億8000万ドルから3%減少した。

✅主要サプライヤーのクアルコムが3日発表した決算で携帯端末需要を巡る懸念が再燃していただけに、投資家には特に大きな安心材料となった。中国での売上高も予想を若干上回った。

アップル全体の売上高は2四半期連続で減少
1-3月の売上高は前年同期比2.5%減の948億ドル(約12兆7000億円)。アナリスト予想は926億ドル。自社予想は約5%の減収だった

自社株買い
予想通り、アップル取締役会は900億ドルの自社株買いと配当を承認


✅iPhone:  予想:488億4000万ドル vs  513億3000万ドル 
iPhoneの売上高は4月1日までの四半期に2%増加し、昨年末のiPhone工場閉鎖を含め、ここ数年間製品の妨げとなっていた部品不足やサプライチェーンの問題がようやく軽減されたことを示唆

✅iPad: 予想:66.9億ドル vs  66.7億ドル
AppleのMacとiPad事業はそれほどうまくいかなかった。同社は前四半期、部品不足が一因で両事業部門が減少すると警告したが、予想以上に減少した。
iPadからの売上高は13%近く減少し、66億7000万ドルとなった。  
 
✅Mac: 予想: 78 億ドル vs  71 億 7000 万ドル
Macの売上高は31%以上減少し、71億7000万ドル強となった。
しかし、これを前年同期と比較するのは難しい。
当時アップルはパンデミックによるパソコン販売ブームの終焉と、ノートパソコンのバッテリー駆動時間を延長する自社チップへの移行の恩恵をまだ受けていた。

「それには実際には2つの理由があります」
「1つはマクロ情勢全般です。そしてもう 1 つは、前年同期の M1 MacBook Pro 14 と 16 インチの非常に難しい比較とまだ比較しているところです。」

Tim Cook

✅Apple Watachなどを含むホーム・ウエアラブル・アクセサリー部門
予想 :84 億 3,000 万ドル vs  87 億 6,000 万ドル

Apple WatchやAirPodsなどのヘッドフォンを含むAppleのウェアラブル部門は同四半期に1%減少し、アナリストの予想を上回った。昨年の秋、同社はUltraと呼ばれるより高価なApple Watchを発売した。 

✅「iCloud」や音楽配信アップルミュージックなどのサービス事業
予想: 209 億 7000 万ドルvs  209 億 1000 万ドル
Apple のサービス事業には、月額サブスクリプション、Apple の App Store からの収益、保証、Google などの企業からの検索ライセンス収益が含まれます。Apple は、サービス収益が 209 億ドルと前年比 5.5% 増加したと報告しており、同社の最も利益率の高い事業分野が引き続き成長していることを示しています。


本土、台湾、香港を含むアップルの中国地域事業の売上高は178億1000万ドルと、昨年の183億4000万ドルから減少した。アナリストらは、同社が新型コロナウイルス時代のロックダウンやその他の規制から脱却することで、同四半期に中国のエレクトロニクス需要が増加すると期待していた。


前年同期比1.5%増にとどまったものの、1-3月期としては過去最高。「厳しいマクロ経済環境」

他のテクノロジー企業の経営幹部と同様に、クック氏も決算発表の場でAI(人工知能)に言及。潜在的な可能性は大変大きいとし、アップルは引き続き「非常に慎重に」製品に取り入れていく

決算発表後のアナリストとの電話会議で、幹部らとともにインドに何度も言及。世界最多の人口を抱えるようになった同国がいかに巨大市場と製造拠点を兼ね備える存在に変わりつつあるかが強調

Apple/CEO:
Tim Cook

「マクロ経済の見通しが現在の四半期の予測から悪化しないと仮定すると、6月四半期の前年同期比の収益実績は3月四半期と同様になると予想している」と述べ, 「Apple のサービス事業の一部であるデジタル広告とモバイル ゲームで、同社がマクロ経済的な課題に直面している」と付け加えた。

Apple/CFO:
Luca Maestri

✅次回決算日:Jul 26, 2023



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