DENON AH-C830NCWの3ヶ月使用レポート
ノイキャンイヤホン使ってますか?
昨今在宅ワークやら騒音問題やらで注目を浴びに浴びているノイズキャンセリングイヤホンを使用したメリット・デメリットについて使用機を基準にした使用感などレポートします。
1 そもそもノイキャンとは
超簡単に言うと、騒音と思われる音をイヤホンのマイクを使って集音、逆の相位の波形で打ち消す超よくわからない技術です。
波形とか相位とかよくわかんないけど勉強してみたい方はDENONの公式ブログでいい感じに解説されているので参考にしてください。
Denon Official Blog : お答えします!「ノイズキャンセリングの仕組みについて」
いい感じに外部からの音を打ち消すことでイヤホン内部に外部の音をシャットアウトしよう!音楽に超集中できるよ!あと勉強の時とか超いいよ!って仕組みですね。
とにかくすごい!なんかよくわからんけど騒音がなくなるのすごい!
そんな技術です。
そもそも僕がノイキャン欲しい!と思った理由は、在宅ワークが長らく続き、それまで気にならなかったマンションの騒音やら道路の音がどうにも集中の邪魔をしてしまってなんだか困ったことからでした。
特にこの時期引っ越してきた近隣の方が超うるさくて精神崩壊しそうになったので逃げの選択として選んだところ、超効果があったのでメンタル維持に欠かせないアイテムとなりました。
2 世の中に山ほど機種があるのにAH-C830NCWを選んだ理由
普段使っているスマホはiPhoneです。
ほとんどのレビューサイトでワイヤレスイヤホンとかノイキャンを探すとまず一言目に「iPhoneユーザーはairpods一択!」みたいな記事を目にしますね。
アナーキーとか逆張りとかそういうのはナシで、脊髄反射で「おっしゃ!アップル最高や!ワイはairpods pro買うやで!」となるのはなんとなく違うカナーと思ったので色々調べてみました。
ポイント1 価格がポーン!と出せるギリギリのライン
まずは価格。
ノイキャン付きのairpodsはproしかないのですが、amazonの売価が¥29,000くらい。超高い。確かに高性能で、ノイキャンも高品質でapple製品とリンクさせるなら最適な選択だと思いますが、超高い。
どんなワイヤレスイヤホンでも付いて回る問題が「片耳問題」です。
片方だけ無くす。片方だけ壊れる。こうなった時¥29,000(2022/2月現在では¥25,000くらい)はあまりに高額すぎますね。
片方だけ売ってくれるサービスとか、appleケアとかもありますが、あくまで本体価格だけ考えた時ちょっと躊躇いました。
その点、僕が選択したAH-C830NCWは定価¥18,000。(2022/2月現在では¥15,000くらい)
1万円の価格差は魅力的に感じました。
当然ピンキリの世界なので、もっとお安い物を探せばコスパの良い製品はあると思いますが、2つめのポイントを紹介します。
ポイント2 音が良さそう(で買ったらちゃんと良かった)
音質については購入するまで判るわけのないブラインドチョイスです。
その中で、DENONは異彩なアピールをしていました。
多くの製品は「音質が前製品よりxx%アップ!」とか「クリアで没頭できるサウンド!」とか超ボンヤリした表現で品質をアピールしてきますが、DENONは「サウンドマスターの山内さんお墨付き!」と一体誰やねんと思う方が多いであろう凄そうな人の名前でアピってきたわけです。
そもそもDENONって会社は1939年(昭和14年)創業の超老舗の国産オーディオブランドです。
83年も続くオーディオブランドのサウンドマスターが名前出し、顔出しでアピールするってそりゃ相当自信ないとできないですよ。
「実際の音質はクリアで聴き疲れしない大人な音響」というのが僕の感想。
普段はパンク(クラッシュとかピストルズとかハイスタとかグリーンデイとかオフスプリングとか)を好んで聞くんですが、同じくらいジャズが好きでPe'zとかH Zettrioを聴いています。
パンク聞くならドンシャリ大好き!なメーカーを選んだ方がいいと思いますが、ジャズなら間違いなくこれ。
中には「ホールで聴くような音場感!」と表現する人もいるくらい空間を感じる表現力は没入感と清涼感すら感じます。
ぜひ大人の方に選択してもらいたいと思える落ち着いたイヤホンですね。
では、使用感を含めた良いところ、良くないところを紹介します。
3 AH-C830NCWの良いところ
・価格が適正だと感じられる
前述の通り、airpods proより安い。けど1万円以上するのでそれはそれで高い。ワイヤレスイヤホンで安いのを探せば¥3,000くらいからありますし、ノイキャン付きなら¥8,000くらいからザラにあります。
安すぎてもチープで、高すぎるのはブランディング、と言うのは資本主義社会の摂理なので仕方のないこと。
適正だと感じたのは大手老舗オーディオブランドが満を持して市場投入するにあたり、価格調査を徹底的に行い、お買い得感を演出できる最大限で参画しているように感じたためです。
・つけ心地が今までのイヤホンと別格
何よりも軽い。超軽い。
いわゆるフィット感がある!と表現されるイヤホンはギュッ!とした装着感が多いのですが、本機はいい意味でゆるふわ。
頭を振って外れるってことはもちろんないので、ある程度フィットしていますが、カナル型特有の圧迫感が全く感じられないのは最高です。
外音取り込み機能を使えば家族との会話中でも装着しっぱなしで気にならないほど。
イヤホン探索において数多くのYoutuberのレビューも参考にしましたが、口を揃えて「装着感が軽い」と表現していたのがピッタリでした。
最終的に背中を押してくれたのが、セゴリータ三世氏。イヤホンレビューやら家電レビューやら、株買って大負けしたりしているレフティのGRETSCHが最高にクールなYoutuberです。忖度なしの意見はとても参考になりますのでお時間ある時にどうぞ。(サムネイルは奥様らしいです)
・寝てる時でも装着してて痛くない
一部のオーディオファンが注目する「寝ホン」。簡単に言うと、寝てる時に装着しても痛くなくて快適に導眠できるイヤホンのことですね。
前述の通り、マンションの騒音に敏感になっているので寝る時にイヤホンをしていますが、横向きになっても全然痛くない!(もちろん人により感じ方は違うと思いますが)
それでいて、リラックスできる音質なので寝ホンとしてもオススメできます。
4 AH-C830NCWの良くないところ
・パソコンとの接続時に電池残量がわからない
iPhoneと接続するとイヤホンの電池残量がチェックできますが、パソコンと接続してる時に残量がチェックできないです。
残量が減ってくるとイヤホンから「ポロポロポロン♪」って教えてくれますが、そう言うことじゃなくて残量を目視することができないのが残念です。
よく考えれば当たり前のことなんですが、スマホでできることがパソコンでできないジレンマですね。
・バッテリー持続時間が短い
ノイキャンオンで最大4.8時間。うーん。短い。
就業時間は8時間。フル充電でも完走できない…。バッテリーが無くなった時は別なイヤホンに変えてます。
5 まとめ
DENON AH-C830NCWについて使用感とレポートはここまでです。
上質な音楽体験とノイキャンの両立を果たせる高品質なイヤホンだと感じました。
騒音に悩む方、立体的な音場をイヤホンで楽しみたい方にぜひオススメできますのであなたの選択肢の一つにしてもらえたら幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?