50日目 いちにちのおわりに

いちにちのおわりに、
あたまっから
シャワーをかぶって
背中を丸めて
じいいっと。

水が流れていく
首や耳のうしろや
髪のすきまを
ぜんぶ。

死んだら、
服は いらなくなるな。

ちょうど その時、
滝の下のお坊さんも
そんなことを
考えていた。

土のすきまに根をはるように
白い骨に手を伸ばすように
水が流れていく、
いちにちのおわりに。

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ヤヤナギさんが企画されている #100日間連続投稿マラソン に参加中です。

ここしばらくは詩歌を綴っています。

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