50日目 いちにちのおわりに
いちにちのおわりに、
あたまっから
シャワーをかぶって
背中を丸めて
じいいっと。
水が流れていく
首や耳のうしろや
髪のすきまを
ぜんぶ。
死んだら、
服は いらなくなるな。
ちょうど その時、
滝の下のお坊さんも
そんなことを
考えていた。
土のすきまに根をはるように
白い骨に手を伸ばすように
水が流れていく、
いちにちのおわりに。
.
.
.
.
.
ヤヤナギさんが企画されている #100日間連続投稿マラソン に参加中です。
ここしばらくは詩歌を綴っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?