2023/10/27 みんなつらいけど、がんばろうぜ

今日は10時ころに起きた。起きた時はなんだかやたらとやる気に燃え上がっていた気がする。
よしよしとまずは日記をぶわっと書いた。これは素晴らしい。普段の自分であれば、書き終わってからすぐに寝てしまいたくなるのだが、今日はそのまま起きていた。今日こそはバイクのヘッドライトを交換しようと意気込んでいた。
昨晩、思い立って交換しようとしたところ、うまくはまる工具が家に無いと気付いてやめた。それの続きである。
では、あの部品を外すにはどの工具がいるのかと調べてみる。あの形状のネジ山をもつネジは六角レンチがいるわけだな。買いに行こう。

ここで急いで買い物に出てしまうのはおつむが悪い。もし、そこを開けた先に別の工具も必要となっては昨日の二の舞だ。本当にこれだけで良いのかいろいろ調べてみた。
私が乗っているのはスズキの「バーディ50」という原付バイクだ。マニアがちょっと喜ぶタイプの原付である。見た目はホンダの「スーパーカブ」にそっくりだが、スズキのバーディなのだ。シラタキと糸こんにゃくくらいの違いである。
以前、浅草の出番終わりにデリカぱくぱくで弁当を買っていると、酔っ払った若い男の子が近くを歩いていた。停めていた私のバイクを見て。
「おお!かっけえ!カブをカスタムしてるじゃん。俺欲しいんだよね。あ、よく見たらカブじゃねえや。けぇ。」
と言っていた。という話だ。とくにオチも何もない。

そんなマニアックバイクなので、ライトの交換などの日常整備のノウハウがネット上にあまりない。見つけたと思ったら、趣味の人がオリジナルに改造しているのを自慢しているだけで具体的な工具のサイズなどは教えてくれなかったりする。

やれやれと探していれば、「バーディ90のヘッドランプ交換」という動画が出てきた。これ幸い。バーディ50は排気量が50㏄だからバーディ50である。バーディ90は90㏄である。排気量は違えど、ほぼ構造は一緒である。
その動画を見てみる。「まずはプラスドライバーでカバーを外します。」んん?
昨日、六角レンチが必要と思って断念した工程である。プラスドライバーならばうちにある。そんなところにネジはあったかしら。その後は工具が必要でなく、手で済ませることができるようだ。

この動画通りであれば、工具を買わなくてもいい。プラスドライバーは手元にある。バイクの様子を見に行く。すると、確かにネジがあった。昨晩はそこにネジは無いものだと思っていたが、暗がりで黒いネジを確認できなかったようだ。いやはや、バイク整備はお昼もしくは明るいところでやるに限るなと思った。夜型人間の皆様、お気を付けください。

そんなこんなで、なんとかバイクのライトも交換できた。なんだか気分としては私はなんでもできる人間なんじゃないかと自信がついてきた。このままバイクを自分で組み立てられるまでになれないものかとも思い始めた。バイク修理で身を立てることもできそうな気もしてきた。
どこかのバイク屋さんで修行しようかしら。あの大手中古自動車屋も無資格整備士に車検を任せていたことがある。あの大手自動車メーカーも無資格者に自動車を作らせていたことで大ニュースになったことがある。意外と資格が無くてもいけるんじゃないかと思っている。

さて、ライトの交換が終わって手持ち豚さんになった。ぶひっと。
なんやかんやしていたら、バイトに行く時間になった。前回のバイトで大文句を言ったことは記憶に新しい。バイト先の人々は皆さん大人なので、例の文章を読んだとは思うが知らない振りをしてくださっていた。
そうそうそう!

ただ、情報共有ノートを見ると、またも例の方関連で小さなトラブルが発生していた。もうええわ!である。
コンビニの店員がやってみたいねん、でコントに入ってひとしきりボケてツッコんでやったのに、今度は医者になってみたいねん。もうええわ!
である。ほんとにもうええわ!だ。イメージの話ですよ。
お笑いの良さは、ネタの中でいくら喧嘩しようが舞台とそれ以外は世界が違う。いいかげんにしろ、もうええわの一言で全ての争いが無かったことになる。現実は違う。こちらがもうええわ!と言ってもその人間が存在する限り、争いが続いてしまう。ああ悲しい。
これについて、続きは通販生活の表紙で書こうと思う。

あれおまえやったんか。

帰りにはウーバーを一件だけやった。お客様からの配送指示欄に「インターホンをおさないで!絶対に!押さないで、部屋の前に置いて!」と書いてあった。なんでそんなに押してほしくないのかなと思いながら、部屋の前に行った。ベビーカーが廊下に置いてあった。
普通に考えれば、寝かしつけた赤ちゃんが起きてしまうと辛すぎる。ということだろう。
しかし、私は違うと睨んだ。お客様の名前はどうやら男性っぽい。私の見立てでは、注文者の旦那様は奥様の尻に敷かれている。
金曜の夜とはいえ、子育てを頑張ってくれている奥様の手前、遊びにも行けない。遊びに行けば、怒鳴られこそしないまでも「あんたは子供ができれば変わると思ったけど、変わらないね。自分、自分なんだよね。そうだよね。」と詰められる。旦那様は「子供ができて変わったのはお前だよ」と思っているが当然、口に出すことはできない。

奥様は子供を寝かしつけてそのまま眠ってしまった。旦那様は一人の時間だ。週末の夜くらい好きなものを好きなだけ食べながらお酒も飲みたい。当然、外には行けない。となればウーバーである。ウーバーでインターホンを押さずに置き配達をしてもらえばいいのだ。奥様にもバレずに好きなものをこっそり食べられる。
幸か不幸か、奥様は晩御飯を作ってくれているわけでもない。何を食べようが文句を言わない、というより興味がない。好きなものをこっそり食べて、ごみはごみ袋の一番下に入れ、そのまま日が昇る前に自分でゴミ捨て場にもっていけば完全な証拠隠滅である。

こういったストーリーがあるのではないかと踏んでいる。その物語の中で私は配達員Aという役割で出演させていただいている。といった形だ。
想像しすぎじゃない?ちょっと差別的じゃない?と思っている方も多いだろうが、安心してほしい。これはうちの親、姉の夫婦で近いことが起きており、それを脚色しただけである。
ほぼドキュメンタリーである。

帰って、そんなことを考えながらお酒を飲んで眠った。

今日面白いと思ったことは「それぞれの人生にドラマがある。結局生きていれば、ほとんどがハッピーエンドに終わる。気を確かに、生きていこう。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。