2024/02/20 刺激が強い日記なのでご注意ください。

書いている現在は2/21のお昼12:30である。朝から大変な目にあった。詳細に書こうかとも思ったが、今書いても公平な判断ができないのでやめておく。明日の分の日記にて書く。

さて、2/20は10時ころに起床した。昨日までのネタ見せの支度でへとへとに疲れ切った。しかし今度は漫才新人大賞が控えているので、エンジンをかけなければいけない。ガッツですわ。
ごめんなさい。ちょっとだけ書きますが、私が最も忙しい人だとも、かわいそうなひとだとも言わない。しかしこうやって日々疲れているので、私はときたま遠出の旅行をして気持ちを切り替えるということをやる。以前、田川くんが沖縄に二週連続くらいで旅行しているときがあり、そのときのXの投稿が「藤崎ばっかり旅行に行ってずるいので沖縄へ!」というものだった。
何やこいつと思った。別に私が旅行に行くときにあなたのスケジュールを調整させたり、お金を使っているわけでもないのになにがずるいのだろうかと思った。むしろ・・・。あぶないあぶない。これ以上はおいておく。

そんなわけで、今月末も少し遠出しようと思う。私はずるいので。

今日は漫才大行進に向けてネタを準備する。さすがに明後日に迫っているので、このネタとこのネタをやろうというのは決まっている。これをどうやったらもっと良くなるだろうかと頭をひねるのだが、なかなかいい案が出てこない。

はたと気づいた。TBSドラマ「EyeLoveYou」第四話を見ないといけない。これの感想を書きましょう。
社内恋愛がバレたらテオ君の採用が無くなってしまうという恐れから、距離感が生まれそうになったテオ君と侑里だったが、バレンタインイベントの出店のドタバタの中で、信頼しあえる仲になった。テオ君はバレンタイン当日にデートをしましょうと侑里と約束する。というのが前回のあらすじ。

バレンタインデーのデートであれば、チョコレートを渡すべきだろうかとやきもきする侑里。それを見た社員のパティシエール池本真尋(山下美月)は、プレゼント用のチョコレートを用意してあげるから渡すべきだと説得する。
バレンタインデー当日、原材料となる苺の生産農家でトラブルがあり、テオと花岡の二人で急遽農家のもとに向かうことになる。
花岡はテオが侑里に好意を持っていることに気付いており、それについて話そうとするのだが、テオはなんとか話をそらそうとする。
苺農家のもとに到着し、なんとかトラブルを解決し、帰宅しようとしたところで家で食事をして泊って行かないかと誘われ、断ることができず、デートは中止となるかと思ったが・・・。

というのが第四話のあらすじである。どんだけ丁寧に書くんだ。バカタレが。変態諸氏にあっては、おそらく誰も見ていないだろう。では、感想に入る。
今回で私が引き続き注目しているのは、会社内が恋愛のことしか考えていない人が多く働いていることが気がかりだ。恋愛以外の人間性が一切見えてこない。普段の生活では何を趣味としていて、仕事の中では具体的にどのようなことをしているのかが見えない。視聴者(私だけかもしれないが)からすれば、ろくに働かずに恋愛のことばかり考えている人たちの集まりのように見えてしまう。
前回の記事に書いたかもしれないが、どうやらテオ君のことを想っている若い社員がいるらしかった。結果的にこの女性はテオ君を良き友人と思っており、高校生のころから付き合っている彼氏がいるため、テオ君に対して恋愛感情はないとのことだった。これは侑里が自分のテオ君への思いに気付くことができるための装置として機能した。この機能自体は批判しない、十分な理由になりうるだろう。私が気に入らなかったのは、これまでの放送で若手の女の子がテオ君に気があるらしいカメラワークや演技をしていたのは何だったのかというのが解決していない。社長である侑里がテオ君に気があることを察して引いたのであるなら、まだ理由は納得できる。「高校のころからの彼氏がいるから」という説明のセリフ一言で解決させてしまうのはあまりに無責任な演出ではないだろうか。
これが許されるのであれば、侑里とテオ君の恋愛についても、後出しで「侑里には結婚を誓った幼馴染がおり、この恋愛が成立することは無いのだ」「実は父が寝たきりになったきっかけとなる事故で、侑里も寝たきりとなり、これまでの恋愛模様は病床でみていた夢だったのだ」の一言で物語を終わらせることまで可能になってしまわないだろうか。一度の裏切りが物語の信用度を下げてしまっているような気がする。
世の中で騒がれるいわゆる「伏線回収」とは事前に納得のできる物事を明示しておいて、それを理由に今の物語が進展することであり、決して後出しのことではない。

私は漫才を作ることが多い人間である。漫才はお客様の「こうなるだろうな」というのを裏切ることで笑いを生むのが基本である。裏切りとはつまり「ボケ」である。ボケとは突拍子もないことを言えばいいというものではない。漫才の中のテーマや自分の人間性を明らかにして、それでお客様にいわば勝手に想定問答のようなものを考えさせ、裏切ることで生まれる。想定問答を考えさせることをフリとして、そのフリをもって近からず遠からずのワードを入れることで心地よい裏切りとなって笑いが生まれる。

今回の「高校からの彼氏~」というのはあまりにも突拍子もない。プロ野球の今年の見どころを話して、この選手がすごい、去年の成績が功だったから今年はこれくらい活躍するだろうと話して、最後に「でもプロ野球なんか見たことないんですけどね」と言っても何も面白くない。なぜなら、さっきまで野球を見ていないとあり得ない言動をしていたからだ。絶対に嘘である。
私としては今回の件が、それぐらいぶっ飛んだ展開であると思った。

話が長くなってきているのは承知の上だが、今回の話を見て他にもきになるポイントがあった。このドラマ上、あくまで主人公の侑里はテオ君へ自分が恋心を抱いていることに気付いていないという「てい」で話が進んでいた。
それはあり得ないだろうと、あきらかにテオ君を目で追い、体が動いているし、夢の中でテオ君とセックスをしそうになる夢を見てドキドキしているシーンが何度も繰り返されている。侑里は30歳である。これまで恋愛をまったくしたことが無いわけではなく、高校生の時に最初で最後の彼氏がいたというのは明らかにされている。恋愛感情というものをまったくわかっていないわけではないというのはシーンでもって説明されている。にもかかわらず、第四話の最後まで自分がテオ君のことが好きだというのが本当にわかっていないことになっている。あまりに嘘すぎる。もう見るのを辞めたい。

批判ばかりではなんであるから、良いところを軽く話す。中川大志くん演じる花岡がかわいい。テオ君もかわいいが花岡もかわいい。
一視聴者の意見として、花岡君とテオ君が結ばれるエンディングが一番見たい。侑里があまりにも年齢の割に幼すぎて、もしテオ君とくっついたとしてもテオ君が幸せになれないと思う。はっきり言えば、私は花岡君とテオ君のセックスが見たいのだ。
以上である。疲れた。

そんなことを考えていたら夜遅くなった。結局、5時ころまで起きていた。

今日面白いと思ったことは「これだけなんでも書くことでおなじみの日記であるがセックスというワードは初めて使った。もう使いません。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。