2023/10/9 松井選手はねえ、と松井選手が言った
今日は11時ころに起きた。そこそこ雨が降っていた。ウーバーをやらないといけないかも、と思った。でも昨日はなかなか頑張ったし、明日は事務所ライブもある。体調を崩しては元も子もないということでなるべく家にいることにした。
まずは今週分のポッドキャストラジオを録音するために14時に屋上へやってきた。バイクが停まていたので、田川くんは浅草に来ているはずなのだが、今日は5分ほど遅刻して屋上にいらっしゃった。
うーん。このなんとも言い難い微妙な遅れ方。いちいち気にして何かを考えていることを実感し、気にする自分の小ささを気に病んでしまうような、遅れ方。非常に悪質である。
何年前だろうか、15年以上前にテレビドラマで「ギャルサー」というドラマがあった。当時私はなぜかこれを毎週見ていた。名前の通り、ギャルのサークル内で起こる事件をカウボーイの格好をした男が解決していくという、今思えばわけのわからないドラマであった。
その中で、なぜかやたらと記憶に残っているエピソードがある。
ある、どうしようもないサークルメンバーがいた。このギャルは5円から100円くらいをサークル内で借りまくって一向に返さない。借りた当人によると「これくらい少額なら踏み倒すことができる。これによってトータルでお金をたくさん得ることに成功している。」という子供心にやばいやつだなと思わせられるギャルだった。
結局、このギャルは本当に緊急の時に誰も助けてもらえず「キミはたったの5円、10円言っていたが、そのちっぽけなお金と人からの信用を交換していたんだよ。」なんて言われて反省する。という話だった気がする。
田川くんの小さな遅刻もまさにこの時の、悪のギャルと同じである。もし田川くんが本当にトラブルで1時間、2時間と遅刻してしまった場合、とうとうやりやがったな、と不可抗力で遅れてしまった場合でもペナルティとなることだろう。
彼は5分、10分の自由時間と自信の信用を交換していること気づかなければいけない。
しかし、こういったお小言を私は書いているが、こんな日記なんてそんなに人が見てないんだからと、小言ばかり書いていれば、私も小言野郎と信用を失っていくことだろう。
宇宙のようである。大きいと思っている人間が確認できる銀河の外にいくつもいくつも銀河があって、それを優に上回る大きさの銀河があって。それは永遠で膨張を続けている。考えれば考えるほど永遠に広がっていく。
ああ、難しい。難しい。
そんなことを考えて、その後は漫才をやる。あまり長居しては明日の支度に差し障ると、早めに帰宅して16時ころに帰ってきた。
明日は夕方、夜と二本立てであるから二本のネタを支度する。まずは一本目を整えて、二本目にとりかかろうとしたのが21時頃。夕食を食べたが、そこから筆がぴたりと止まってしまった。午前5時ころまで起きていたがとうとう納得いく終わりは迎えなかった。
毎月、ほんとうに毎月言っているのだが、いったん私は面白いと思った状態で作ったネタなので、いざ直そうとしてもうまく頭が回ってくれないのだ。
となるとネタを見て、聞いて、考えを言ってくれる方が近くにいてくれると大変助かる。別に天才的な案を瞬時に出してくれなくてもいい、遠慮なく、ここらへんが伝わりづらいですね。こういう表現はどうです?というように言ってくれる方がいれば頭が柔軟になる。
一人で、ああだこうだ、おかしいのかおかしくないかとやっていれば、当然頭が変になってくる。
かくいう私もたいへんに変になっている。
さて、これくらいにいたしましょう。どうしても、この時期は気持ちが落ち込んでいるので日記も暗くなるもんである。頑張ろう。まだ全然頑張れていない。
松井秀喜氏の言葉が印象に残っている「僕は野球の才能は無かったけど、努力をすることについては才能があった」
これは半分本当で半分嘘であると思う、松井氏は野球の才能があったうえで努力の才能も持っていたから成功しただろう。これを聞いた小学生の時分から、今までずっと思ってきた。でも、自分に何の才能があるかはわからないのだからやりたいことについては全力で取り組むことが大事なんだろうなあ。
今日面白いと思ったことは「こんな暗い日記を読んでいる皆さんも、暗い部分があるのです。すべてはまさに宇宙のようにミクロ、マクロで連続している。」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。