2024/03/08 普通にいいこと言うじゃん。バビルバビル

今朝は8:30に起きた。何の気なしに早めに起きました。
米を炊いて食べたり、洗濯機を回したり、うんぬんとしていたはずだが、記憶があいまいである。何をしていたんだっけ。
U-NEXTで「太田上田」をずっと見ている。見ているというかは、ずっとラジオのように流し続けている。Wikipediaを見れば2015年放送開始のようだ。この時代にそうとうな長寿番組である。
2015年、私はバリバリの大学生時代である。爆笑問題カーボーイで「上田との番組が名古屋で始まったんだよ」という話をしていたような記憶がある。琉球大学在学で沖縄に住んでいたので、中京テレビの放送は当然見られない。少なくとも沖縄では放送されていなかった。どうやらなかなかに面白そうな番組が始まったのだなとは思いつつも見られない、最悪である。

生まれの広島県在住時代ももどかしかった。テレビで芸能人が「テレ東の番組かよ」みたいなツッコミが頻発していた時期があった。広島にはテレ東系を放送するテレビ局が無いため何のことを話しているのかわからなかった。どうやら花の都、東京にはテレビ東京というローカル局があるらしいということは理解できた。
テレ東系を放送する局は広島にはないが、岡山にはある。テレビせとうちだ。こちらもWikipediaを見たところ、岡山と香川県をメインに放送されているようだ。幼い記憶に、良く晴れた昼にチャンネルをいろいろザッピングしていると砂嵐の中にどうやら高校野球っぽいものが放送されているのを見た記憶がある。あれはたしか四国の甲子園予選だったはずだ。
当時はまだデジタル放送ではなかったので、こういうことがあったのだなあ。当時は何とも思っていなかったが、2024年に翻って見ればなんだかとんでもなく昔の話をしているみたいだ。力道山の試合を見るために和室に近所中の人が集まってビールを飲んだりタバコを吸ったりしている映像、写真のようである。

そんな風に砂嵐の中にテレビ東京の存在をかすかに見た。私にとってテレビ東京とはバビル2世のバビルの塔のようなものなのだ。

砂の嵐に隠されたテレビの塔に住んでいる。東京のローカル、テレビ東京。
東京の平和を守るため、三つのタレントに命令だ。
モヤモヤさまぁ~ず赤羽を行け、ロンブー敦は池を抜け、佐久間転身、鼻につく。

あ、これ結構いい替え歌じゃないですか。30秒で考えたと思えば上出来だ。
あら何の話をしていたのか忘れた。広島時代も辛かったということだ。広島も東京では当然とされていた番組が見られない。
モヤモヤさまぁ~ずは平日か休日の昼から夕方、もしくは深夜2~5時くらいにたまに放送されるというまったくもって放送時間がわからないありさまだった。ときたま見られたときは正座してみたものだ。こんなに面白い番組があるんだなあ。広島ローカルなんか、土橋駅前にケーキ屋がオープンした、と地元局の謎のタレントさんが30分くらいかけて紹介するありさまだった。テレビ不毛の地。

沖縄はもっと大変だった。確か民放は三局しかない。ようはなんも放送していないと言ってもいい。私は沖縄でのアパート探しの時、とにかく安いアパートで良いと伝えたが、BS放送だけは見られるようにしてほしいと頭を下げた記憶がある。
だが、大学生になって自分でお金を管理できるようになるとサブスクなんかでいろんなものを見られることに気付いていった。でもプロ野球はBSでしか見られなかったからよかったのか。

皆さまお気づきだろうか、思い出話だけで日記はなんも書いていない。
太田上田を見ながら家事をしていた。時間を飛ばして、16:30から3件だけウーバーをやった。
最初にお届けにいったマンションのオートロックで到着を伝える「・・・☆♡♨〒(ぼそぼそぼそ)」と言ってオートロックは開かなかった。なんとなく「ちょっと待って」のように聞こえた気がしたのでちょっと待っていた。ドアが開かない。どういうこと?と思ってマンションの外に出る。マンションを間違えてしまっていた。
私も人間だから間違えることはある。「間違いだと思います」と大きめの声で言ってほしかった。あれはなんて言ってたんだろう。

3件やって今度は高田馬場に向かう。バイトである。今月はなんだかやたらと多い。月末には早朝から数回ある。やだね。

今日のバイトでは、こちらの日記を読んでくださっている奇特な奥様と前後する形で働いた。どうやら奥様的にもEyeLoveYouはつまらないらしい。そうなのか。女性に向けて作られた作品であるから私には合わないのかと思っていたが、そんなことはなくつまらないと思う人にはつまらないのだ。韓国ドラマのベタな感じを学んだ方がいいんじゃないかとご提案いただいた。
私の知っている韓国ドラマは「冬のソナタ」「春のワルツ」(←パチンコのCMで知った)「宮廷女官チャングムの誓い」(←一時期BSをつけると24時間再放送しているんじゃないかと思う時があった)しかしらない。どうやらこれらは韓国ドラマらしい韓国ドラマではないらしい。
難しい。いかんせん、私はテレビドラマをほとんど見たことが無いので王道がわからないのだ。お笑いを普段見ない方が、だにるそんMUSASHIくんのネタを見てもこの奇異っぷりはわからないかもしれないのと一緒だ。基準が私の中に無い。

そんなこんなで女子大生が出勤してきた。今年のあるで就職するので退職するそうだ。そうか、そんなに時間が経つんだなと思った。
この方は、今働いているときのオープニングスタッフとして同時期に入った。当時は大学1年生だった。いつのまにか大学院に進学して、6年間働いたのだ。えらいなあ。続けることって私が知っている限りでかなり難しいことだと思う。
中学の野球部で、野球が上手な子からどんどん不良になって野球を辞めていったという経験がある。この時に私は考えた、自分は何も才能が無いから「何事も続ける才能」という後天的に得られる才能を持とうと頑張ろうと思った。なんども言うが、松井秀喜氏の「努力する才能」みたいなもんである。この続ける才能だけは大事にしようという気持ちが私が大学を中退しなかった理由だし、四国遍路も歩ききったし理由であり、EyeLoveYouを見続けている理由である。お、なんか普通に良いこと言っているな。

この方はどんな仕事だろうとうまくいくと思う。就職した会社でうまくいかず、やめることがあっても人生を最後まで走り切る才能があると思うからだ。若いって素晴らしいね。これから大変なこともいいこともあるだろうなあ。お笑いなんてちゃらんぽらんな生き方でも七転八倒、倒れて倒れて起き上がった記憶も無いのに次の苦難が来る。真面目に働いて生きていくとなれば、その大変さは想像できないものだ。

その方はここを読んでいる訳が無いのだが、なんとなくこの若者にエールを送っておきたい。若者を応援できる年寄りになりたいもんだ。

というよか、私もこのバイトを約6年やっているのもすごいな。バイトは早めに辞められた方がお笑いとしては成功なのだが、私という小市民の人生においては続けることに成功していることの一つで誇ってもよかろう。

やれやれやれやれ。普通に良いことを言ったので疲れた。
バイトを終えて帰りがけにちょうど自宅方面の注文があったので受託した。10㎞くらい走って生ものを届けた。寒い時期とはいえ、ちょっと怖くないか。
23時前にお届けに行ったが、お客様は眠ってしまっていたのかお渡しに結構な時間がかかった。すごくいいお客様だったようで、申し訳ないという気持ちが伝わってきた。チップもたくさんくださった。そうだな。お互いに尊重しあおう。叩くより称えあおう。

帰宅してから、U-NEXTの有料レンタルに2023年版爆笑問題ツーショットがやってきていたので、これを見てしまった。興奮して5時くらいまで眠れなかった。また地震もあった。

今日面白いと思ったことは「でも、続かなかったとしても人生は続くから別に気にすることは無い。それぞれの幸せがある。人生難しすぎる。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。