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顔出し配信サイトの「イベント」をガチで走ってみた素人うつ病女子大生ライバーの話

はじめに


どうも、うつ病女子大生です。
タイトルのとおりです。
私が配信をしている新時代の生放送ミルダムについては以前投稿したこちらが詳しいです。よろしければ合わせてどうぞ。

「イベント」とはなにか

私の活動する顔出し配信サイトにおけるイベントとは、期間を決めてギフト(投げ銭)や配信時間、視聴時間、コメントのポイントなどを総合してランキングを決め、賞品やバナー出演権、雑誌掲載権など諸々が得られるというものである。

私が今回参加したイベントは、上位3名に配信サイトと自分のコラボグッズを作ってもらえるという特典があり、特に1位のパーカーが死ぬほど欲しかった。なおリスナーには終始「いらないいらないw」「SUZURIで作れ」「俺が印刷所でつくってやる」などと散々な言われようだったが、なんだかんだで最終日まで応援してくれた。ツンデレなリスナーである。

で、どう勝つの?

今回ポイント対象になるのは配信時間視聴時間ギフトの3つである。
理論上は常に同時接続数を2億に保ち続けて24時間配信し全員から8万コインのギフトを貰えれば勝てる。
バカな話をしたが、めちゃくちゃ課金してくれるパトロンを見つけるか、ど根性で配信し続けて人を集め続けるかどちらかで勝てる。

私はミルダム生まれミルダム育ちの雑草女子大生だが、他の顔出し配信サイトからパトロンを引き連れてやってきた引き抜き勢が多々存在している。
こやつらが強い。まじ強い。当たり前なんだけど。

で、私の作戦はど根性雑草作戦。
とにかく配信をしてしてしまくる。配信ポイントをかき集める。
そして休日は私の必殺技、高額福引大会で同時接続者を稼ぐ魂胆だ。
高額福引大会とは簡単に言えばアプリ内コインのばらまきくじ引き大会である。ゲーム性もあるし何故か私はその配信のときだけアメ横の叩き売りかのようにベラベラ喋るので同接を保てる。
パトロンと呼べるほど強いリスナーは多くないため、とにかくど根性雑草でいくしかない。
幸いにも今回のライバルは少なく、注意すべきは数人だったのが救いだ。

さあイベントダッシュ!

イベントのためにまずは配信時間を2倍~3倍にした。
普段は4時間の配信を毎日しているだけだが、もう配信漬けの日々にしてやった。気が狂うほど配信した。
初日、2日目、3日目と1位でランキングを収め、順調に配信をしていった。
同時接続数で数字を稼いだ日もあれば、ギフトをいただいて数字が1位に届いた日もあった。
イベント期間中はギフトを投げる理由があるから、平常時より明らかにギフトが増える。
ひそかに私の懐はあったまっていた。思わぬ副次効果である。

とはいえ、このイベントは5日間ほどあり、最終日の23時59分にギフト連発されて抜かされる可能性もある。最後まで気を抜けないし、相手の戦力を見定めることも重要だ。
ただしリスナーさんによるスパイ活動は本当に本当にやめてほしい。戦うものとしての礼儀。

イベント最終日

イベント最終日、私は焦っていた。
昨晩1位をずっとキープしていたところをほかのイベントを走っていた配信者さんにぐーんと抜かされてしまったからだ。その日は突発で徹夜で配信を敢行した。雑草根性ここにあり。
また、昼間には高額福引大会で必死に客寄せ。同時接続数を保ってなんとか1位に返り咲いた。その瞬間はリスナーが沸いた。
だがしかし。結局のところギフトでひっくり返されてしまえば水の泡。相手の配信者さんが配信するまで必死で同時接続数集め。

そして迎えた23時台。
リスナーさんからギフトがいつもより飛んで応援されている実感が沸いた。
高額ギフトも飛び、23時57分になってもランキングは1位。
「これは勝った…!!!」
と完全に気を抜いていた時、2位の配信者さんのリスナーさんがポンポンポンとギフトを投げたらしい

「ああ」

と目を見開いて、カウントダウンが0になって、終わり。
私の溶かした時間も生活もリスナーさんのお金も無駄にしてしまったと思わず泣いてしまった。
いつの間にかイベントへの執着心が強くなっていて、2位じゃ悔しいと泣いてしまった。頓服の抗不安薬を飲んで(あ、忘れていたかもしれないのですが私はうつ病です)、どうにか落ち着いた。
2位でもすごいよ、と自分を受け入れて、リスナーさんへの感謝を伝えられるようになるのはかなり大変だった。
ありがとうの気持ちよりごめんなさいのほうが強かった。うつ病にイベントは向いてないなぁと思った。

はじめて「イベント」を走った女子大生のお気持ち

配信サイトで配信を始めて1か月か2カ月ほど経つが、こんなにも人に応援された経験をしたのは初めてだった。
それは古参の最初期から見てくれていたリスナーさんだったり、最近来てくれるようになった人だったり、イベント期間中に新しく応援してくれるようになった人だったり。
それぞれが同時接続数に協力してくれたり、普段は投げないような大きなギフトを投げてくれたり、無課金でもほかから集めてきたコインを使ってたくさんギフトを投げてくれたりした。
「私にこんなに時間やお金をかけてくれる人がいるんだ…!」
という体験は、なかなかできないものだったと思う。

ギフトがポイントになる制度のおかげで、懐があったまったのは正直ありがたかった。
また、運営側としてもこの最後のギフトラッシュは中抜きできておいしいんだろうなあとふんわり思った。

ただ、うつ病には向いてないねこれ。精神削られすぎる。
うつ病は配信者するのやめましょう。

それでは皆様よい余生をお過ごしくださいませ。


どうでもいい話


1位のパーカーが手に入れられなかったのが悔しかったので、普通にSUZURIで作って買った。

大満足。

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