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自分に自信がないというストレス

さっきの文章を書いていて思いついた、もう1つのテーマがある。それは、自分に自信がない、ということ。

院生のころにfacebookが流行っていたが、その頃から他人と比較しまくっていたと思う。同じゼミで優秀な人がいたら「なんで自分はできないんだろう」とか、facebookで繋がっている友人の自慢いっぱいの投稿をみて、「自分はなにいったいやってんだろう、、、」と落ち込んだり。自分より年下のゼミ生が学生結婚して、いろいろ日常をエンジョイし、そして学業でも優秀に修めているのには、大変HPを削られた。

いまだと、「ウェブ開発に関することも勉強しなきゃ」、「商材に関する資格もとらなきゃ、大枚はたいたし」、「デザインも勉強しなきゃ」「マーケティングも勉強しなきゃ」とかいろいろ思って、いろいろ手をつけている。

なんでこうなっちゃうのか。それは自分に自信がないからだと今日気づいた。後者にいたっては他人と比較して自信をなくしているわけではないけど、いまの自分の能力で大丈夫、って自信をもっていたら、良くも悪くもここまで手を広げて勉強しない。

いまのお客さん(客先常駐のwebエンジニアなので)の環境はとてもいい。良すぎて、「他のところに移ったら自分はやっていけないんじゃないか」という不安がある。
機械学習とかAIとか、そういうニーズの高い開発が自分にもできれば、技術者としてニーズもあるし自信がつくんだろうけど、数学苦手文系人間としては、その分野で理系人間と真っ向勝負は難しい。それに、客先常駐という立場では、技術のコアの部分まで携わることはできないんじゃないか、と思う。

だから、「じゃあいまの自分のスキルをいかしながら、文系人間の自分を生かすにはどうすればいいのか」と考えて、いろいろ手を出すことになっている。

ちなみに、前まではもっと自分を追い込んでいた。日本ではなく、アメリカで働こうと思っていたから。ビザはプライベートの都合上とれるけれども、アメリカでITエンジニアといえば、自分より能力高い人が多いし(実務経験の年数と比較して)、そもそも簡単にレイオフがある。かのグーグルやアマゾンでも優秀な人材がレイオフされている。
だから、「これは本業なんだけど、数学が苦手な文系人間がどこまで極められるかわからない土壌で、高みを目指さなきゃいけない」と4年間くらいずっと心の片隅で思っていた。

そもそも、「機械学習とかAIの技術に触れれば食いっぱぐれがないし、グローバルな仕事(プログラミング言語やロジックは世界共通で通じるから)で、海外でも就職できそう」と、院生のときに思ってこの業界に突撃したわけだが、いまやそのAIを生成AIが作り出しちゃう時代である。だから、「もう自分の勝ち目の少ない領域で無理して戦おうとしなくてもいいのかな」と迷っている。

そして最近、もう一人の自分は「ほかに自分が活かせる場、損得関係なく、自分がやりたいと思う場を見つけて、そこで努力したらいいんじゃないか。いまの職場の契約がどうなろうと、関係ないんじゃない?」って言っている。
その上、もうアメリカで働こうとする必要がなくなったから(すくなくともここ5年くらいは)、なおさらである。

自分に自信がないのは、自分が苦手な土壌で戦おうとしてるからかもしれない。となると、「自分が得意だと思う、戦える土壌ってどこだっけ」と次の疑問がでてくる。これは、人と関わるなかで、引き続き探していこうと思う。



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