見出し画像

【プロ野球】開幕1軍を掴んだ現役ドラフト1期生達

昨年12月、第1回目の 現役ドラフト が行われ、12球団から1選手ずつが他球団に移籍されました。この現役ドラフトの一番の目的は、チームの選手層により出場機会に恵まれない選手が他球団に移籍することで出番を増やす、というものです。

本日、各チームの開幕1軍が明らかになりましたが、12名のうち7名 が開幕1軍の切符を掴みました。

昨シーズンほとんど出番がなかった選手も多い中で、半分以上のメンバーが開幕1軍でスタートできるのは現役ドラフトによる賜物だと思います。

本noteではこの7名に期待を込めて、昨季成績とオープン戦の成績を紹介していきたいと思います。


横浜DeNA 笠原祥太郎 (中日から移籍)

・昨季成績
登板 4 1勝2敗 投球回 16 防御率 5.29 奪三振 8

・オープン戦の成績
登板 2 1勝2敗 投球回 10 防御率 1.80 奪三振 4

笠原祥太郎投手は公示にはまだ名前がありませんが、監督が開幕ローテ入りを明言しています。前回登板が日曜日なので、おそらく3人目の先発として昇格すると思います。

2年目には日米野球で日本代表入りするなど、かなり期待されていた先発左腕でしたが、昨シーズンはたった4試合の登板でシーズンを終えました。オープン戦では抜群の安定感を見せているので、開幕してからもそのままローテを守り抜いてほしいです。


阪神 大竹耕太郎 (ソフトバンクから移籍)

・昨季成績
登板 2 0勝2敗 投球回 7 防御率 6.43 奪三振 5

・オープン戦の成績
登板 3 0勝1敗 投球回 10 防御率 3.60 奪三振 9

大竹耕太郎投手も開幕ローテ入りを明言されています。おそらく裏ローテに入ると思います。

私はカープファンなので、ウエスタン・リーグでずっと先発として好投している彼が開幕ローテに入れたことが嬉しいです。ソフトバンクの投手陣が盤石すぎて中々一軍に上がれませんでしたが、今の阪神も相当盤石です。もうウエスタン・リーグで若鯉が大竹投手に抑えられるところは見たくないので、そのまま一軍に居座り続けてください。


巨人 オコエ瑠偉 (楽天から移籍)

・昨季成績
打席 25 打率 .200 本塁打 0 打点 0 盗塁 1

・オープン戦の成績
打席 46 打率 .310 本塁打 0 打点 3 盗塁 2

甲子園のスター、オコエ瑠偉選手が開幕1軍入りです。というよりは、開幕スタメンに入りそうです。おそらく、1番打者という重要な役割を担うと思います。今年は巨人にしては珍しく低い順位予想が多いので、オコエ選手の活躍で見返してほしいです。素行で色々言われている選手ですが、巨人では可愛い方だと思います。


広島 戸根千明 (巨人から移籍)

・昨季成績
登板 9 0勝0敗 投球回 14.1 防御率 5.02 奪三振 9

・オープン戦の成績
登板 7 0勝0敗 投球回 6.2 防御率 0.00 奪三振 7

タフネス左腕 戸根投手も見事に開幕1軍入りです。オープン戦ではエラーによる失点はありましたが、自責は0と抜群の安定感を見せています。カープは森浦投手は開幕1軍から外れ、ターリー投手はセットアッパー的な起用をされると思うので、左のワンポイントとしての活躍も期待しています。リリーフ陣に不安があるカープなら間違いなく昨季より出番は多いと思います。


中日 細川成也 (横浜から移籍)

・昨季成績
打席 19 打率 .053 本塁打 1 打点 1 盗塁 0

・オープン戦の成績
打席 36 打率 .200 本塁打 1 打点 1 盗塁 0

横浜でずっと期待されていた右の長距離砲、そろそろ開花してほしいです。日本代表戦ではタイムリーを放ち、野球ファンにインパクトを残しました。おそらくブライト選手、鵜飼選手との争いになると思うので、ぜひあの勝負強さを見せ続けてほしいです。


ソフトバンク 古川侑利 (日本ハムから移籍)

・昨季成績
登板 34 0勝1敗 投球回 35.1 防御率 4.08 奪三振 32

・オープン戦の成績
登板 4 0勝1敗 投球回 4 防御率 4.50 奪三振 5

1回目の現役ドラフトの中では、最も昨シーズン一軍で活躍した選手と言っていいでしょう。若返りを図り続けている日本ハムだから、現役ドラフトで放出されたと思います。防御率4点台でも、大崩れせずに1イニング投げてくれるリリーフはありがたいです。ソフトバンクでも同様の活躍を。


ロッテ 大下誠一郎 (オリックスから移籍)

・昨季成績
打席 10 打率 .200 本塁打 0 打点 0 盗塁 0

・オープン戦の成績
打席 23 打率 .158 本塁打 0 打点 0 盗塁 0

オリックス時代はプロ初打席本塁打の印象が強い大下選手も開幕1軍入りです。オープン戦の成績を見るとそこまで良い訳ではないので、もしかしたら先発メンバー登録時に2軍降格もあるかもしれません。でもだからこそ、少ないチャンスをものにしてほしいです。


現役ドラフト一期生で開幕1軍を掴んだのは以上の7名です。
開幕1軍から漏れた5選手も、ここから1軍に登録されて活躍してくれることを祈ります。シーズンは始まってからは長いですから。現役ドラフトが長く続くためにも、ぜひ彼らには昨季以上の活躍を見せてほしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

いつもキレイに使っていただき、ありがとうございます。