朗読で、宮沢賢治の"息"を感じる
最近、宮沢賢治の作品の朗読が、ちょっとしたマイブームになっている。宮沢賢治といえば岩手を代表する人物であり、仏教に根差した世界観はからは私も大きな影響を受けている。
特に、震災以降の復興期には、すがるような気持ちで作品を読んでいた。
お寺でワークショップやイベントをする機会が時々あるのだが、その時に宮沢賢治の作品の朗読をしている。
特に農民芸術概論要項という作品は私たちが里山で、あるいはこの世界で生きる上で多くの示唆を含んでいる作品でもある。
しかし、朗読にはあまり興味がなかった。私だがいざ野外でタブレットの青空文庫を開き、宮沢賢治の作品を朗読してみると何とも言えない環境がある。
岩手は宮沢賢治が生きた土地そのものであり、僕たちが見ている里山の風景はきっと検事が見たものとそう変わってはいないだろう。
そう思うと、賢治の言葉一つ一つが、朗読によって音になり、岩手の自然という背景の中で賢治の「息」になって聞こえてくる。
Amazon の青空文庫で宮沢賢治の作品は全作品が一つの電子書籍としてもまとめられ、無料で読むことができる。何といういい時代なんだろう?皆さんも宮沢賢二のあるいは自分の好きな作品の朗読してみてはいかがでしょう?
サポート、お願いはしませんが、喜んでお受けします。文章を書くことは私にとっての”托鉢”修行といえるかもしれません。