ショートショートギャグ「喫茶~下痢便~」
「ロイヤルミルクティーを1つ頼むよ。小便抜きで」
少し悲しげな雰囲気を纏ったスーツの男は俺にそう言った。
「小便ですか?小便ってあの小便ですよね。当店ではあの小便をお飲み物に入れることはありません」
「本当か?『絶対に小便入れない』そう誓えるか?お前の死んだお袋に誓えるか?」
「生きてますけどね。ピンピンしてますけど。いいです。わかりました。誓いますよ」
「フッ。ありがとう。ではお願いするよ」
安心したのか男は安堵の目を浮かべていた。
俺は慣れた手つきでお湯を沸かし、茶葉を入