セオドア・スプリング

「くだらないなぁ!お前はよぉ!」と言われるお話を書きます。 笑ってくれたら嬉しいですよ…

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「くだらないなぁ!お前はよぉ!」と言われるお話を書きます。 笑ってくれたら嬉しいですよ。 ボケて:https://bokete.jp/user/zzz333651

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ショートショートギャグ 「世も末 純一」

「世も末だゼ」 先輩の口癖だ。 バイト先の先輩は何かにつけて”世も末だゼ”という。 警備員のバイト中、 先輩とコンビになることが多く、 よく雑談をする。 先輩は社会に対して問題提起をしがちだ。 「何で”しょうが”って紅だけなんだろうな。 青い生姜があってもいいじゃねぇか。 そうおもわねぇか。太郎」 「はぁ。私にはよくわかりません。」 「お前ってやつは… こんなこともわかんないようじゃ… 世も末だゼ!!!」 知ったこっちゃない。 「そうだ、思いついた! 今日からお前は”世も末

    • ショートショートコメディ「魔界最強トーナメント」

      ここは地球とは違う世界”魔界” 魔界で行われる闇の遊戯 全ての生物の頂点を決めるトーナメント 知略と謀略が張り巡らせれる決闘 そしてついに魔界の王者を決める戦いが始まる。 魔界の全モンスターが見守る中、 暗黒龍バベルギヌスと暗黒魔術師デュヘルツは火花を散らしていた。 魔界1残虐と言われた暗黒龍バベルギヌスの攻撃がついに始まる! 「我のターン、”2年3組 田中 学”を召喚! 田中は国語得意!我が田中に勝てるか? 暗黒魔術師デュヘルツよ」 バベルギヌスは余裕の笑みを浮かべる。

      • ショートショートギャグ「初デート」

        「海すごーい」 「そうだね。来てよかったよ」 彼女と付き合い始めて3ヶ月ちょっと特別なデートがしたくて レンタカーで海までやってきた。 彼女はいままで出会った女性とは違う 特別なんだ だから この思い出はとても大切で 一生の宝物にしたかった あいつがいなければ ジョボジョボジョボジョボジョボジョボ 彼女と防波堤に座っていると 2mほど隣から音が聞こえてくる 立っていたのはスーツを着た20代の男 高そうなスーツを着たその男は スボンのチャックの間から弧を描くように小便を砂浜

        • ショートショートギャグ「喫茶~下痢便~」

          「ロイヤルミルクティーを1つ頼むよ。小便抜きで」 少し悲しげな雰囲気を纏ったスーツの男は俺にそう言った。 「小便ですか?小便ってあの小便ですよね。当店ではあの小便をお飲み物に入れることはありません」 「本当か?『絶対に小便入れない』そう誓えるか?お前の死んだお袋に誓えるか?」 「生きてますけどね。ピンピンしてますけど。いいです。わかりました。誓いますよ」 「フッ。ありがとう。ではお願いするよ」 安心したのか男は安堵の目を浮かべていた。 俺は慣れた手つきでお湯を沸かし、茶葉を入

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        ショートショートギャグ 「世も末 純一」

          ショートショートギャグ「江戸っ子祭り」

          「デカチン祭りの開催でい〜!」 喧嘩と祭りは江戸の華な〜んていうもんだが 今日の祭りは一味違うようでい! 俺も詳しくは知らななんだ 下宿させてもらってる親父さんと女将さんの張り切り様を見る限り とんでもない祭りになりそうでい! そんなこんなで会場に着いたでい! 「で、親父さんデカチン祭りたぁなんでい?」 「うん?お前さんそんなことも知らんのか」 「知らんでい」 「デカチン祭りとはその名の通り、でかいチンポを競う祭りよ!」 「下品な祭りでい。ちくしょうめ」 「何ば〜かなこと言っ

          ショートショートギャグ「江戸っ子祭り」

          ショートショートギャグ「メイドの努め」

          メイドたるものご主人様のご要望には全て応えることは当然。 そう教えられてきた。 この村の領主様のメイドになって数ヶ月 ついにこの日がやってきた。 「今晩、私の部屋に来なさい」 こんな日は来ないでくれと願っていた。 私は恋も知らない”うら若き乙女” そんな私の蕾がこんな形で散るなんて… 夜を迎え、領主様の部屋へ向かう 扉を開けると領主は少し興奮した様子で待っていた。 「よく来てくれた。では早速見せてくれ」 まだ誰も触れたことのない私の秘められた姿をそんなにみたいのか 領主は私

          ショートショートギャグ「メイドの努め」

          ショートショートギャグ「もっこりともぞうと甦りし悪鬼」

          「ともぞう様、幸せな人生を送る秘訣を教えてください」 救いを求める若者を前に、厳粛な雰囲気を持つ老人が答える。 「若者よ。幸せな人生の秘訣は至ってシンプルじゃ。  そして、君はすでに持っておる。そう。”もっこり”じゃよ。」 ”もっこりともぞうシリーズ”待望の最新刊! 迷える若者、苦しむ中年を救い続けてきた”ともぞう” しかし、そんな”ともぞう”に最大の試練が訪れる。 「カッカッカ。蘇ったんだよ。地獄の底からなぁ!」 1巻で”ともぞう”に敗れた、パワハラ上司こと”中川” 「お

          ショートショートギャグ「もっこりともぞうと甦りし悪鬼」

          ショートショートギャグ 「旅館」

          「おかえりなさいませご両人」 一人で旅館を訪れた俺に、 まるで拳銃の様に折れ曲がった腰の女将が三つ指をつき、出迎える。 気色の悪い。 俺はいつものようにお昼に食べたものを 吐き出す。 今日は何が出るかな? おっ、車のハンドルだ。 女将にハンドルを取り付け跨り、 黄金の間と向かった。 俺の華麗なハンドリングの前に旧式の女将はヘトヘトのようだ。 フシュー、フシューと耳から空気のようなものを出している。 これが温室効果ガスか!地球温暖化で話題の温室効果ガスか! しかし、旧式にも良

          ショートショートギャグ 「旅館」

          ショートショートコメディ 「タンクトップ」 

          「おい、そこのお前!そんなにでっけーちんぽぶら下げて、 どこに行くつもりだ。戦争でもあるまいに」 橋の欄干を背に佇むタンクトップの男が、歩いている僕に声をかける。 僕はちんぽが大きいのではない。金玉が大きいのだ。 小さい頃から、金玉に味噌を塗り込んでいたのだが、 ある時、近所の野良犬に味噌を全て舐め取られてしまった。 その次の日から次第に、両足の太ももが大きくなっていった。 (まるで、ラグビー選手のようだな) そんなことを思っていると、次第に金玉が膨れ上がっていったのだ。

          ショートショートコメディ 「タンクトップ」 

          ショートショートコメディ 「クールな男」

          登場人物 ク:クールな男 悪:悪人 娘:娘 クールな男はクールに歩く。 彼の歩きは"クールウォーク"と呼ばれるほどクールな歩きだ。 ク「俺はクールな男」  「むっ」 悪「ははは。お前は俺の女になるのだー」 娘「やめて!離して!」 ク「どうやら俺の出番のようだな」 クールな男はクールなポーズで佇む。 悪「何者だ!お前は!いきなり現れて!びっくりだ!」 ク「悪人め。その娘を離せ!」 悪「クックック断る。この娘は俺のものだ。   俺は全ての攻撃を無効化する。   俺の唯一の

          ショートショートコメディ 「クールな男」