「役に立つ」より「意味がある」が重要

SNSでバズっている記事があるのですが、経営者や今後独立したいと考えている人はこの記事を読んだ方がいいです。

記事を要約すると

世の中で売れているモノは「役に立つ」か「意味がある」のどちらか。
「役に立つモノ」は1つに集約される
「意味があるモノ」は多様化する

ということなんですが、これを伝える例えが秀逸です。

コンビニエンスストアですが、棚が狭いのでなるべく商品の数少なくしたい、種類を少なくしたいよと考えているにも関わらず、200種類以上置かれている商品があるんですけれども、みなさん何だかわかりますか?
~ 中略 ~
タバコは200種類ぐらいあるんですね。つまり、多様なブランドが生き残れる市場だっていうことなんです、タバコは。で、文房具っていうのは1個しか生き残れてないってこと。
~ 中略 ~
みなさん、逆のコンビニって考えられないでしょ? タバコを買いに行ったら1種類しかないんですよ。「うち、セブンスターしかないんですよ」って。「なんだ、マルボロないのか」「セブンスターにしてください、いいでしょ同じでしょ」とかって言われて、「いや同じじゃないよ!」。その代わりハサミが200種類置いてある。考えられないでしょ、そんなコンビニエンスストア(笑)。

これは非常に考えさせられるテーマですね。

「役に立つ市場」を目指さない方がいいのかというと、そうでもないと思います。役に立つ市場で生き残るには「市場の細分化」を目指す戦略です。

役に立つ市場では1位以外は生き残れなくなるので、役に立つ市場を細分化していくのです。そして細分化した市場で1位を狙います。
先ほどの文房具の例で言うとはさみ市場ではコンビニでは生き残れませんが、はさみに新しい価値を加えて「○○専用のはさみ」とすることで新しい市場をつくり出すことができます。

また、「意味があるモノ」を目指しても失敗する場合もあることを理解した方がいいです。こちらが一方的に意味を伝えても、相手が意味に共感してもらえないことの方が多いからです。「意味があるもの」と認知してもらうには時間も実績も必要なのですね。

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