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【Part1】和室の畳を剥がしてクッションフロアを敷いてみた_調査・設計

家の西側には和室が2室あります。うち1室(仏間)を改装しました。家の構造や、建築資材のサイズなど色々と勉強になったので、参考に記録します。

1、調査_巨人の探索

先人の積み重ねた発見(巨人)を元に、和室の改装方法を確認します。

そもそも家の構造ってどうなってるの?というところから調べる必要があり、以下のサイト等を参考にしました。
家の構造について
和室から洋室にDIY
板の種類

勉強になったのは板のサイズで、
ホームセンターに行くと1820×910mmの板がよく売られていて、切りが悪いことを不思議に思っていました。

調べてみると、1尺=303mmこれが建築業界のスタンダードモジュール(というか、実家が製材業のワタシ、耳タコだった「尺」概念についてようやく理解)
合板や畳の大きさなどは基本は尺換算になっていて、
1畳=6尺3尺=1820×910mm=大人が寝るスペース という考え方との事。

n尺の建材=既製品のため、尺計算で建築するとコストを減らすことができる。逆に、独自の設計をしてしまうと規格外建材を用意する必要があり、建築コストが跳ね上がる。

考えてみると当たり前ですが、納得しました。

<やったほうがいいこと>
・自分の家の状態に近い作業をしている先人は高確率でいるので、とにかく探して調べる。
・先人も手探り状態のため、悪気なく間違っている/失敗して後悔している事がたくさんあり、できれば複数サイトで比較する。

2、調査_和室の状態確認と計測

部屋の寸法は以下の通りでした。

2600×3510

若干サイズは異なりますが、江戸間の6畳のようです。
(ここで失敗だったのは、部屋の2辺しか測定していなかったこと。築年数が長いので、部屋に歪みが生じ、対面した辺のサイズが1cmほど違っていました、これには後で苦しむ事になります。)

画像2

また、和室の畳を剥がすと、根太の上に地板が張ってあり、その上に畳がのっています。

ね、ネズミの糞。。。?見なかった事にします。

画像4


画像3

畳厚は5.3cm、という事は剥がすと5cmほど、床が低くなってしまうので、以下の方法で進める事にしました。

畳を剥がす→地板の上に再度根太張り→スタイロフォームで断熱処理→地板張り→クッションフロア張り

フローリングもいいんですが、高いのと、初めてのDIYなので失敗してもいいようにクッションフロアにする事にしました。
クッションフロアについてはこのサイトを参考にしました。
RESTA

<やったほうがいいこと>
・測定できるところは全部測定する。(江戸間の6畳か〜と決めつけると、歪みや、当時の大工さんの急なオリジナリティにぶつかり、余計な作業が発生する)
・できればダブルチェック(2人以上で確認)

3、出来上がりイメージの決定

本を買ったり、ネットで調べたりしてこんな部屋にしようかなと考えました。本当は濃い茶色の床で壁を白にしたい気持ちはあったのですが、さんさん迷って、床は明るめの茶色にしました。こだわりがあり、優柔不断な私は、決定するまでには、2週間くらいかかり、以下の葛藤がありました。

・息子が絶賛はいはい期
息子は床を這い回り、床を舐め回っています。濃い色の床だと汚れが目立ちにくいので、掃除がおろそかになる事を考え、明るい色にしました。

・家に虫が出る
→どこからともなく、ワラジムシ・蜘蛛・てんとう虫・得体のしれない虫が出没します。そして私は家の中に出現する虫が苦手です。模様がきつい床だと、模様なのか虫なのかわからず、いちいち注視したり、驚いたりと神経コストを使うので、なるべく模様が目立たないものにしました。

<決定したクッションフロア>
メイプル
<候補だったクッションフロア>
キャラメイプル:模様がきついので断念
ハードメイプル:色が濃くて断念

<やったほうがいいこと>
・部屋イメージは無限に拘れるので、譲れないものを明確にする。

4、設計

必要な建材等を確認するために設計図を作成しました。まずホーマックに行って、使えそうな建材を確認してきました。次に設計図をつくりました。手書きで書いていたんですが、サイズ感がわからなくなってきたので、イラレでつくりました(無い人はパワポでいいと思います)。実際のものは、ポイントを合わせるとサイズがわかります。
赤い四角:地板
青・白:スタイロフォーム
茶色:根太
今回、上下の枠板を用意しなかったのは、忘れていたのもあるけど、根太と地板がすでにあって、高さをあわせるために再度その上に根太と床板を作るという状況だったので、、まあ無くてもいいか!という感じだったのですが、結論から言うと、あったほうがよかったと思います。

和室設計図_ai____8_33___CMYK_プレビュー_-2

<購入できる資材のサイズ>
根太:45mm×30mm×1820mm
地板:9mm×910mm×1820mm(本当は、12mmが良かったが、9mmの板ならもらえたので、もう、えーいやっちゃえという気持ちで9mmにしました)スタイロフォーム:30mm×910mm×1820mm

<その他決めた事>
根太の間隔:45cm(地板が薄い場合は30cmのほうがいいみたいです)
床の厚みの調整:5cm(施工後:根太3cm+構造合板0.9cm+クッションフロア0.18cm)=4.08

<実際の購入物>
・根太(購入)
必要購入数:13本(6本1組なので3組)
金額:1078円×3=3234円

・スタイロフォーム(購入)
必要購入数:6枚
1枚を2当分して使用。1枚のスタイロフォームを這わすのに、1.5枚必要
1280円×6枚=7980円

・地板:6枚(貰い物)

・クッションフロア(購入)
部屋の短辺と平行に板目をあわせることにしたので、
2.6m(部屋の短辺)+0.4m(予備)×2枚=6m
1030円/m×6m=6180円

大体大きいもので2万円くらいあれば良さそうな事がわかりました。

<やったほうがいいこと>
・先に購入できる資材を確認する。
・mm単位まで正確に設計図を作る。
・できればダブルチェック(2人以上で確認)。

以上の行程を経て資材の購入に進みました。

以上


和室の畳を剥がしてクッションフロアを敷いてみた==
【Part1】調査・設計(いまここ)
【Part2】材料購入
【Part3】材料加工
【Part4】根太張り
【Part5】スタイロフォーム張り
【Part6】地板張り
【Part7】クッションフロア張り
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