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完全通信制で野菜ソムリエをとってみた〜その1:なぜとるの?〜

来年度からいよいよ営農が始まります。

どんな農家になるの?と毎日考えてるなかで感じるのが、”野菜の美味しさや楽しみ方”について伝える事の重要性です。

”情報を食べる”私達

食べ物のおいしさは「味」以外の要素によっても表現されます。

以前、編集長を務めた中高生向け科学冊子『someone』で、「”おいしさ”の隠し味」という特集を組みました。

someone___リバネス

▲クリックするとDL可能です

その中で、美味しさが「味」という「科学的特性」だけではなく、4つの要素から構成されている事を紹介しました。

someone45_web100_pdf(5___32ページ)

someone vol.45 p4-5より抜粋

タクワンを例に紹介します。

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物性 コリコリしたタクワンは美味しいですが、クリームのようなタクワンは美味しいと感じないかもしれません(もしかしたら新しい世界との出会いかも)。

体調 その日、口内炎がひどかったらタクワンの塩気に耐えらない可能性もあります。体調も大事です。

情報 緑色のタクワンは美味しいと感じるでしょうか。やっぱり見た目は大事ですね。一方、伝説のタクワン職人が作った幻のタクワンという情報がのるとぜひとも食べたくなります。

文化 昔、タクワンが原因の事故を体験していれば、食べたくはないかもしれません。

このように、私達はタクワンの味そのものでおいしさを感じているのではなく、様々な情報を食べて”おいしさ”として理解していることがわかります。

これは逆に、「味」だけだと差別化が難しいことも示しています。味以外の様々な情報が伝わることで”おいしい”に繋がるなら、「伝える」ことは「味がおいしい野菜をつくる」ことと同じくらい大事なはずです。

なぜ資格をとるの?

野菜ソムリエの資格が市民権を得ていて、「野菜に詳しい人」として、とてもわかり易いタグになるので取ろうと思いました。

「情報が誰から伝わるか」ということもとても大事だと感じているからです。

野菜ソムリエの資格取得には15万円がかかり高額です。また、野菜の勉強は一人でもできるかな〜と思うし、伝える事は苦手では無いので多分できるんじゃないかな〜とも思います。

例えば、野菜の事を調べて、何か媒体を作って発信して、と活動することもできると思います。でも、個人でやり続けるにはコストがかかるし、営農が始まったら、勉強も長続きしないかもしれません。そして何より「何をしている人」なのか、わかりにくいです(個人的には、そういう人も大好きなのですが)。

その点、資格取得のメリットは、野菜についての情報をまとめる型のような考え方を身につける事ができ、自分の好きな野菜以外にも知識を身につけることができ、1ヶ月で勉強も終わり、なにより、「野菜について詳しい人」というタグをわかりやすくつけることができます。

1年くらい悩みましたが、よし、投資だ!ということで、受講を決めました。

完全通信制で資格が取れる

野菜ソムリエ協会のHPを見ると、このご時世のためか、完全通信制で資格が取得できるようになっていました。

せっかくなら講義も受けてみたかったけど、この際いいか!ということで完全通信制での受講にしました。

エントリーをして、、さぁ!さっそく勉強だ!と思ったら、教科書が届くまで動画は見れないようです。

次回から、どんな事を勉強しているのか紹介していきます〜



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