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インドネシアに住んだことで得たこと-インドネシア(他海外)に行くこと(移住、生活)を考えている方へ

夢、目的、目標を考える人は海外に行くことを決断できる

海外行くことって一般的には大きな決断だと思います。決断をするにあたり間違った考え方をすると「行かない」という選択肢をとります。それは人間というものは楽をしたがる生き物なので「行く、行かない」の2択を迫られればわざわざ苦労するようなことは選択をとりません。ただ、人は複雑な思考をもって考えることができます。夢、目的、目標といったことを考え行動することができます。それを達成するために海外に行かなければならなと思えば海外に行く決断をすんなりとするものです。逆にその1つ下のレイヤーで「行く、行かない」と考える人は「行かない」選択肢をとります。なのでまずは夢、目的、目標を考えて頂きたいです。ただ、このパターンで海外に行く人(自分を含め)だけではありません。もう1つあります。

そこに何かがあるからそれを知りたい/体験したい

どちらかと言うと女性に多い考え方です。実際に自分の周りにいる女性は全員この考えから海外に移住していました。海外に女性が結構いるのもこのストーリーから考えるため、腰が軽く決断が早いです。もう少し噛み砕くと「異文化を知りたい」「外国人とコミュニケーションをとりたい」「色々なものを見たい」という欲求からくる感じです。その欲求を満たしつつ次第に夢など本来やりたいことを固めていくmoveですね。私はこっちの考えが苦手なんですが、こっちの方が何かと行動力もあり人生楽しんでいる感じがします。

で、今日書くことなんですが上記2つの考えをする方々に向けて
海外に来てよかったこと、苦労したこと などなど
を話していこうと思います。夢が出来て海外という選択肢を取るにあたり、「海外で何が得られるのか」というのも重要な情報です。それが得られる可能性があると分かれば海外という選択肢が出来上がると思います。そして「海外はこんなことがあるんだ」という情報も後者の方に向けてワクワクする材料かと思います。

「仕事編」

より経営者目線で物事を考える癖がつく

まずはどこかの会社に属して働くことが多いと思いますが、入った企業に日本人は数人しかいません。そうなると自ずと社長との距離が近いんですよね。これの何が良いかと言いますと社長の考えていることがダイレクトにわかる為、目線が高くなります。目線高さは大事です。「なんの為にこの業務をしているのか」ということから始まり「もっとこうした方が良いのではないか」という考えにもなり、その考えを社長に話す環境もありブラッシュアップすることができます。ある種、ベンチャー企業をさらにベンチャー企業にしたような感じです。この考え方は今後どこの企業に属しても使える貴重なスキルです。

シンプルなコネクション奴

海外に進出する企業がありますよね。そういった企業って幹部クラス、次世代リーダーみたいな感じで数人の方が駐在員としてきます。そうなるとどうなると思いますか?日本人全体から社長の割合が高いんですよ。そして同じ国で同じ場所にきている親近感があるので仕事で関わることも難しくありません。勿論、合う合わないがあるのでそこは一概に言えませんが、「夢を持って来ている若者」というものは社長から見ると嬉しいものです。その時は仕事上で関わった人かもしれませんが、将来のどこかで関わることがあるかもしれません。そういった人の手助けはやはり強力です。

物事の考え方が多角的になり主張する癖がつく

一言で言うと「それはあなたの価値観だ。それで物事推し量るな」というのが言えます。(日本に戻って働く場合ね)日本にある日本の企業というのはどうしても自分、相手の意見を殺しがちだと思います。「いやいや、オレはやってるっす」というのじゃなくてあくまで割合的な話ですよ。仕事の本質として言いなりで仕事をしてても意味がないんですよ。意見をぶつけて互いに納得して進めることで高パフォーマンスが発揮され仕事の意義というものを見出せます。話は戻しまして、海外で仕事をするということはその国の人たちと仕事をするということです。価値観が全く違うので言動も全く違います。それを理解しながら仕事を進めていくと「あー。俺の価値観って1価値観に過ぎないんだな」と思うようになります。そして相手の考えていることにも理解を示す癖がつきますし、それをもってどうするのか。という考えもつきます。何より、あなたの言った「その発言はあなたの価値観から出たものでしかない」と思います。なのでそれが正解なんてことはないんですよ。そう思うとそれをそのまま通すなんて考えれません。勿論、経験からくるもので押されるかもしれません。ただ、時代はグローバル化しています。日本で何十年とやってきた人と日本と海外でハイブリッド働きをして得た考えのどちらに一般的価値があるでしょうか。そして日本人は箔に弱いものです。海外で働いていた人の意見には耳を向けるものです。ただ、そういった事実に甘えて海外で甘えた働きをしていたら日本に帰っても上手くはいきません。あくまで他者から見た時に頑張っていると思えるような働きをしていた人ですね。

不正に厳しくなる

こちらも日本に戻って働く場合です。日本の企業は今でもブラックな企業が多いと思います。かくして私もブラックな職場で残業代も出なかったですし、夜遅くまで働いていた覚えがあります。電通という大きな会社で自殺があったと思いますが、うちでもありましたね。規模の違いでニュースにはなっていませんでしたが。当時の私では心に思ったり励まし合うくらいで行動までは移せませんでした。しかし、今思うと「何そんなに我慢してんだ」って思います。残業代の支払い、給与の交渉に関してはすると思います。特に残業代の支払いがダメなら労働組合に行きますね。とりあえず、支払われるまで話をすると思います。人の時間を貰って働いてもらっているのにそれに対する支払いがないって普通に考えたらおかしいですからね。

と挙げましたが、勘違いしないでほしいことがあります。
海外で働いたこと=1つの経験、新しい価値観を得た
というだけであって、マウントをとるような驕った仕事をしてしまうようではむしろ価値は下がると思ってください。しがちだと思います。得た経験、価値観を擦り合わせて協力することが大事です。その考えも1つの考えでしかないわけですからね。正しいなんて決まっていません。日本にも多くの優秀な人がいます。その経験、価値観を聞いたことでその人が新たな創造をすることもあります。なので謙虚な姿勢と協力的な態度というのは忘れないで頂きたいです。

とここまで仕事に関する堅苦しい話をしてきたので飽きた方もいるかもしれませんね。次はもっと直線的に得られることを書いていきたいと思います。

「感性系」

その国の人と付き合える?

ちょっと気になる人も多いんじゃないんですかね。これはインドネシアにおいて話しますね。日本人ーインドネシア人のカップル/結婚組は結構います。日本人同士で付き合っている人は聞いたことがありません。いるとは思いますけどね。まずはインドネシア男性から話していきますね。自分は男なので全部はわかりませんが、
日本人女性が好きな人は多い
これは事実だと思います。ただ、また別の悲しい事実もありまして「お金目当て、身体目当て、日本人という箔」もあります。稀とかではないです。今まできちんとした日本人男性と付き合えている人であればその千里眼で見通せば大丈夫だと思いますが、比較的ダメ男としか付き合えていない人は要注意です。日本人男性と違って「こいつダメだったわー」で済まないこともありますからね。日本人男性同様にインドネシア人男性もスケベの集まりです。言い寄られることに対してバカみたいな顔してホイホイしてたら後悔することになりますよ〜。
日本人男性が好きな人もいる
女性よりは支持率が下がりますね。でも確かに条件をクリアすればモテると思います。
・沖縄っぽいゴリゴリの顔ではない(日本だとモテるよね)
・言葉がある程度出来る
だと思います。1番モテるのは塩顔系です。こちらは韓流ブームが凄く、そういった顔がさらに注目されています。あとは言葉ですね。圧倒的なイケメンであれば問題ないのですが、言葉が残念すぎるとコミュニケーションが進まずに呆れられます。インドネシアはコミュニケーションの国ですからね。話せない相手にはどうしても好きという感情は生まれづらいです。
そして日本人男性も注意です。日本人女性よりも注意かもしれませんね。「結婚詐欺、お金の請求」これをよく聞きます。「お前のお母さん何回死にかけているの?」ってくらい医療費を請求されたりするケースや「結婚してマンションを買ったら逃げられる」というものです。日本人はこちらで家を買えません。なのでインドネシア人の奥さん候補に買ってもらうのですが、そうしたらトンズラですね。国もインドネシアの味方ですから、あなたの味方は同僚くらいです。下手したら国外通告をくらったりします。なんでこんなに多いかというとブロックMと言われる有名なエリアがあり、駐在員はそこでよく遊びます。キャバクラからなんでもあります。そこにいるインドネシア人は日本語が多少いけます。そこで良いようにハマって...という感じです。

恋話はこの辺りとして次に進みましょう

屋台がそこらへんにある

これは間違いないですね笑。そこらへんに屋台はありますし、そこらへんに人が寝転がってたり座っています。イメージする東南アジアはここにあります。屋台の食べ物って美味しいですし、満足感もあると思います。ただ、屋台でご飯を食べている日本人を見ることってほとんどないですね。てか見たことないですね。勿論、日本人と一緒に行くことはありますが、知らない人が食べている姿を見ることってないです。だからといって食べていないわけではないんです。「飽きる、汚すぎる、暑い、距離感近すぎる」みたいなマイナスイメージが溜まり、行かなくなる感じです。基本はテイクアウトって感じですね。駐在員は「お腹を壊すからダメ」と言われているくらいですからね。そんな私も1人で行くことはないですが、インドネシア人とご飯を食べるときはだいたい屋台です。そのくらいで良いかなという感じですね。

ワイワイガヤガヤな雰囲気もある

こっちの人は喋るのがとにかく好きです。喋っていないと死んでしまうのか?と思うくらい喋っています。人も多いのでそこら中ガヤガヤしています。みんな楽しそうに話していますよ。流石に飛び込んで話そうとは思いませんが、あなたと友達にあるインドネシア人ももれなくそういった人なので、みんなでワイワイガヤガヤが好きな人にはぴったりですね。

うるせー

これもまた然りです。時と場合をわきまえるというのがないので、静かにしたいときもうるさいです。まぁこれはぶっちゃけ良いんですが、車・バイクなんですよね。ここは渋滞大国です。それで静かに動いてくれれば良いんですが、どうにもならないことが分かっていてもクラクションを鳴らし続けます。騒がしいことに対して迷惑をかけるという価値観がないのでとにかくクラクションがなっています。

フレンドリー

ここに来て1番良いと思うところですね。とにかくフレンドリーです。日本でいきなり知らない人に話しかけると若干へんな奴な雰囲気出ると思いますが、ここはそういったのがありません。知らない人でも話しかけますし、話しかけれます。このフレンドリーさはインドネシアの強みですね。ただ、なんでもかんでもホイホイしていると痛い目みるので注意してくださいね。目的はあなたの財布だったりします。個人的なポイントとしては若い人は比較的大丈夫な印象です。また、身だしなみがしっかりしている人も大丈夫です。身だしなみがあれな人やおじさんは「んー」ってことが多いです。日本ではかなりコミュ症な自分でしたが、こちらにきてアクティブな心になったと思います。

東南アジアっぽい雰囲気と都会な雰囲気

インドネシアは2つの顔を持っています。1つは皆さんが想像する東南アジアです。自然豊かで心が落ち着くような自然があります。自分は+雨が重なるのが好きで心が癒されます。もう1つは都会の顔です。ジャカルタの話なんですがここはかなり都会です。ビルが立ち並びそこら変にモールがあり、都会と言っていい町だと思います。ただ、急激な都会化により一歩外れるとスラムとは言わずもかなりローカルな一面があります。日本では見られない光景ですね。

何でもかんでも適当な感じ

日本での過剰なサービスって良いと思う一面、「そこまでしなくても」って思うときありませんか?それに甘んじて老害が強気に出るシーンとか見るとうんざりしますよね。ではインドネシアはどうでしょう。一言で適当です。コンビニに入れば店員さんは座って喋ってることもあれば店員さん同士で喋りに夢中です。どこかのお店に入っても基本は店員さん同士でめちゃめちゃ喋ってます。こちらから呼んだりして注文しないといけないですね。それも明らかに人数過多でして、店員さんがめちゃめちゃいます。だからと言ってスピード感があるわけではなく、レジが2つあって店員さんが4人くらいいても1人だけがレジ打ちをしている感じです。あまり仕事には一生懸命ではないので客が入ってきても「どうぞ〜ご自由に」くらいの感覚です。この自由さ加減が良いんですよね。これにあまり抵抗がない人は良いかもしれません!

いかがでしたでしょうか。先述でもあるように若い男女は比較的に良い人が多い印象です。これは少しずつではありますが、教育の浸透と若い人の価値観が上手く重なって良い効果を出していると思います。自分が会ったインドネシア人で素晴らしい考えを持っていると思ったのは21歳の男性でした。彼なりにインドネシアという国を俯瞰して見れており、それに伴う行動も出来ていました。また無償の愛を注げる人で困っている日本人には見返りなく助けていました。彼だけでなく、若い人からは特にお金を求められることもなく幾度となく助けられています。今思えば、ほとんどが友達の友達という経由でしたね。これは日本人の友人も言っていましたが、インドネシア人の友達の友達は安心できると言っていました。まぁこれは間違いではないと思います。信頼できる友達が1人でも見つかれば、そこからどんどん広がっていきます。

この国にいる人の価値観は日本人とは全く別物です

日本人から見て良いところもあれば悪いところもあります。そして、自分の価値観を考え直すきっかけも与えられます。
「今の奥手な性格を変えたい」
「どちらかというとネガティブな性格を変えたい」
「新しいものを見たい、経験したい」
「友達、彼女、彼氏が欲しい」
「雑な性格でも生きれるところに行きたい」
なんでも良いと思います。
「現状に不満なり、もっと向上したい」と思うのであれば、何かしら成長機会があると思います。
「何か得たい」と思うのであれば何かしら得られます。
最初には夢を持ってからと言いましたが、行動してから考えるのもありだと思ってます笑 そう簡単に夢とかって出来るものでもないですし、新しいものを取り入れることで夢が構築されてきたりします。自分は夢をもってここにいますが、「やらない後悔よりやる後悔」というのもあると思っておりまして、迷っているくらいなら来ちゃえばいいと思ってます。そう簡単ではないこともわかっていますが、1人でもインドネシアに来る人が増えることを願っています。

ではインドネシアでお待ちしております。

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